トイレを失敗する理由5つ〜レトリーバーと気持ちよく過ごそう〜
みなさんの愛レトはトイレの失敗はありませんか? 室内飼育のレトリーバーを、豪雨や豪雪など悪天候時、さらには病気療養中や老犬になってから、排泄のためだけに外へ連れ出すのはなかなか大変です。可能な限り、室内で合図で排泄できるように教えておきたいもの。ところが失敗が多くて……、と頭を抱える飼い主さんも少なくないようです。失敗の理由を探って、愛レトのトイレライフを改善してあげましょう。
室内トイレを失敗する理由で多いのは、主には次の5つです。それぞれの改善策もあわせて紹介します。
1.トイレの場所が落ち着かない

Parilov/shutterstock
ほとんどの動物が排泄中は無防備で、敵から襲われてもすぐに応戦することができません。そのため、ほかの生き物から見えにくい場所で、できることならば物陰に隠れながら排泄をしたいという本能を備えています。
愛レトが粗相をしてしまう場所で、テレビの裏や観葉植物の脇が多いのは、そう考えれば納得がいくでしょう。
逆に飼い主さんがせっかくトイレとして設置したところで排泄をしてくれないのは、愛レトが落ち着けないからかもしれません。たとえば、庭やバルコニーに続くガラス扉の付近や、家人がよく通る廊下やリビングの導線上などです。
まずは、脱衣所や部屋の隅など、愛レトが安心して排泄ができる場所にトイレを設置するのがポイントです!
2.足元の感覚に違和感がある
イヌ科の多くの動物は、野生下では草むらで排泄をするのを好みます。そんな野生時代のDNAを受け継いでか、人と一緒に室内で暮らす犬たちも、フカフカした草むらのような足裏の感触がする場所で排泄をしたがる傾向が強いようです。
そう考えれば畳こそ、まさに自然環境下のトイレに近いもの。畳の上で排泄を失敗しやすいのはそのためなので、トイレトレーニングをマスターしていないうちは和室には愛レトを入れないようにしましょう。足裏の感覚から考えれば、カーペットも同様にフカフカしていて排泄をしたくなるスペースなので要注意。
逆に、トイレシーツの上にメッシュになったカバーをかけている場合、愛レトが「プラスチックの冷たい感触はトイレとしては受け付けられないな」と思っている可能性があります。
足裏の感覚からトイレを認識してもらうために、フカフカしたトイレシーツにダイレクトに愛レトの足が載せられるようにするのがベストです。
3.トイレと寝床が近い
寝床を汚したくないという本能を、多くの動物たちは備えています。もしトイレと寝床が近かったら、愛レトはそのトイレでは排泄をしないかもしれません。寝床から遠い場所に粗相をするか、あるいは散歩時間までトイレをガマンしてしまう可能性もあります。
さらに、サークル内にトイレを設置している場合、サークル内にいる間はそのトイレを利用することもあるとは思いますが、サークルから出ているときにはそのトイレを利用しなくなるでしょう。それは、いざ室内でフリーになってしまえば、サークルそのものを寝床として認識してしまうから。
サークルから愛レトを出すときは、トイレトレーも一緒に出して寝床から離れた場所に置くのをおすすめします。
4.トイレを失敗して叱られた

Parilov/shutterstock
愛レトが室内でトイレをしなくなる理由のひとつに、排泄の粗相を怒られた経験が挙げられます。愛レトは排泄をした場所が違うから怒られたのではなく、室内で排泄をしてしまったから怒られたのだと思っているのです。
さらに、失敗を叱責される際にお尻を叩かれでもしていたら最悪です。室内で排泄をその後一切しなくなるどころか、体罰を加える飼い主さんに対して恐怖心を抱き、信頼感まで損なっているかもしれません。
万が一トイレを失敗しても、決して叱らないで。愛レトとは目も合わさず声もかけずにシラーっと片づけてください。
5.トイレシーツが汚れている
犬はキレイ好きな動物なので、排泄物が自分の体に触れるのを嫌がる犬は多いもの。トイレシーツが汚れていると、そのトイレは使いたくなるレトも少なくないでしょう。
トイレシーツにまだ1回くらい排泄できるスペースが残っていたら、捨てるのはもったいないような気になってしまうのが飼い主さんの心情かとは思いますが、汚れた部分をハサミで切ったりして使うなど工夫して、トイレシーツはいつも汚れていない状態で置いておくのがベター。
同様に、失敗するのを恐れて広いスペースに何枚もシーツを並べていると、そのうちの1枚が汚れていたら愛レトはトイレスペースに足を踏み入れない可能性があります。トイレは愛レトのサイズにマッチするものを選んで、いつも清潔なシーツを敷いておいてあげましょう。
まとめ

BIGANDT.COM/shutterstock
犬の習性を考慮して、愛レトが気持ちよく安心して排泄できる場所に、衛生的なトイレを設置してあげましょう。
言葉の合図でおしっこができるようにトレーニングするのも、愛レトにとっても飼い主さんにとっても、快適でストレスの少ない生活ができるのでぜひマスターしてみてくださいね!
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