2018年12月27日12,430 ビュー View

子犬と成犬のトイレトレーニングのコツ〜愛レトと快適な暮らしを〜

悪天候でもおしっこやうんちをさせるためだけに、愛レトを外に連れ出すのはなかなか大変です。

まだ散歩デビューができないワクチンプログラム終了前はもちろん、成犬になってからも、室内で愛レトがトイレをしてくれたらとてもラクですね。さらに、病中病後や、老犬になって散歩に出るのが困難になってからも、室内トイレは必須。成犬のうちから、室内で排泄することに抵抗感を持たないように習慣づけてあげたいものです。

ベストなのは、言葉の合図で排泄できるようになること。

イレトレーニングは、子犬が家に来た日から始めれば失敗が少なくなります。成犬になってからでも大丈夫! さっそく練習してみましょう。

タイミングを見計らうことが大切

レトリーバー,トイレトレーニング

Wasitt Hemwarapornchai/shutterstock

膀胱のサイズが小さく筋肉が未発達の子犬は、頻繁に排尿をします。とはいえ、排泄をしたくなるタイミングが存在するので、そこを利用してトイレトレーニングをしてみてください。飲食後、寝起き、遊んだりして動いた直後を見計らって、トイレに連れて行くのです。

 

トイレはなるべく、窓辺などの落ち着かない場所を避けて設置できれば、愛レトも安心して排泄できるでしょう。

 

サークルで囲っておけば、トレーニングがしやすく、おしっこが床にはみ出す心配も無用。あとからサークルを取り外してもいいので、トイレトレーニング完了まではサークルの活用がおすすめです。

 

トレーニング方法

レトリーバー,トイレトレーニング

Toey Toey/shutterstock

排泄したくなるタイミングにトイレに入れたら、あとは次の手順でレッスンを。

 

声をかける

子犬が排泄したくなるタイミングに抱っこをしてトイレまで連れて行き、子犬がトイレシーツ(トイレシート)のにおいを嗅ぐか排泄を始めたら、「ワンツー、ワンツー」など飼い主さんが決めた言葉を子犬の耳に入るようにずっとかけ続けます。

 

注意したいのが、この時、飼い主さんが愛レトの目をじっと見つめて鬼気迫る雰囲気で声をかけること。これでは愛レトも委縮してしまって、出るものも出なくなってしまいます。あくまでも、言葉の合図はバックミュージックのように柔らかく、愛レトのそばにはいるものの視線を送らずさりげなく。

 

レッスンが進めば、言葉と排泄行為が子犬の頭の中で関連付けられ、最終的には「ワンツー」という合図で排泄をしてくれるようになるでしょう。

 

おおげさにほめる

排泄が終わった瞬間、「すご~い! えらい~♪」などと明るく高い声をかけてほめながら、サークルの扉を開いてあげます。この際、必ず愛レトがしっぽを振るほど喜ぶように声をかけるのがコツ。飼い主さんのもとへ来た愛レトには、さらにほめながらおやつなどのごほうびをあげましょう。

 

ほめられる理由を理解したら、愛レトは自発的に室内トイレに向かうようになってくれるはず!

 

自らトイレに入るように誘導する

愛レトがトイレの場所を覚えてきたら、背後から「トイレはあっちだよ」と飼い主さんの手や脚で子犬をトイレまで誘導します。愛レトがトイレに向かおうとしていない様子であれば、おやつで気を引いてもかまいません。

 

トイレシーツの上に愛レトがのったら、「ワンツー、ワンツー」の合図を出して排泄を促しましょう。

 

もちろん、排泄が終わったらほめてあげるのを忘れずに。

 

最終的にはサークルをはずして

トイレを覚えてきたら、サークルをはずして練習をしてみてください。

 

たとえば飼い主さんはソファに座ったまま、愛レトが水を飲んだあとなどのベストタイミングで「ワンツー、ワンツー」と声をかけて、愛レトがトイレに自ら向かって排泄できればトイレトレーニングの完成です!

 

掃除もラクなので、最終的にはサークルなしでトイレができるのが理想だと言えます。

 

失敗しても叱らないのがコツ

レトリーバー,トイレトレーニング

RazoomGame/shutterstock

トイレで排泄できずに失敗したからと言って、愛レトを叱ってはいけません。排泄している瞬間であっても、排泄後であっても、愛レトは排泄行為そのものがいけないのだと思ってしまうからです。

 

こうして室内でのトイレをガマンするようになり、ついには散歩でしか排泄しないレトになってしまうというわけ。

 

「こらーっ! こんなところで失敗してー」という飼い主さんの声自体が、自分に注意を向けられてうれしいという結果につながっている可能性もあります。

 

失敗を見つけるとつい叱りたくなるものですが、そこはぐっとガマンして。愛レトに声をかけず、目も合わさず、失敗後はシラーっと片づけてください。

 

成犬のトレーニング方法

前述のトレーニング方法と同じように成犬もトレーニングをします。

 

すでに屋外でしか排泄をしないというレトには、屋外や散歩に持参したトイレシーツにおしっこを少しつけて持ち帰り、それを使ってトイレトレーニングを行ってみてください。

 

自分の排泄物のにおいがあると、「おや? ここもトイレってことでOKなんだ」と、愛レトも理解しやすくなるでしょう。

 

合図で排泄ができれば便利

レトリーバー,トイレトレーニング

ohmmzz/shutterstock

「ワンツー」といった合図で排泄してくれたら、ドッグランやドッグカフェに入る前、ドライブなど長時間の移動前、訪問先や宿泊先などで、排泄のタイミングを飼い主さんがコントロールできるのでとても便利です。

 

愛レトが一度合図での排泄をちゃんと覚えてくれれば、人間同様、膀胱にあまりおしっこがたまっていなくても排泄をすることができます。

 

これまた人間同様、うんちだけは排泄のタイミングを自分の意志でコントロールできません。そこは、あきらめてください。

 

日々の散歩でも、排泄してもよさそうなところで合図を出せば、マナーよく散歩できてご近所の評判がアップすること間違いなし!

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

フセって、そもそも教える必要アリ!?レトリーバーのしつけ

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