2019年5月19日974 ビュー View

保護犬を迎える前に考えておきたいこと〜心構えと迎え方〜

レトリーバーと暮らしたいと思ったら、保護犬を迎えるという選択肢もあります。保護犬との暮らしってどうなんだろう? なにか注意することは? 迎えた愛レトのためになにをしてあげればいい? そんな疑問を解消していきましょう。

保護犬を迎える前に考えておこう 

レトリーバー,保護犬

Nebojsa Markovic/shutterstock

保護犬を迎えるのがポピュラーな欧米には、大規模なアニマルシェルターのほかに、ブリードレスキューと呼ばれる、レトリーバーならばレトリーバー、小型テリアならば小型テリアなど似た犬種だけを扱う保護団体が数多く存在します。

 

日本でも近年、シュナウザー専門や短頭種専門など、ブリードレスキューを行う団体が相次いで設立されています。また、保護犬や保護猫を迎える家庭も増加傾向です。

 

どこから迎えるにしても、保護レトを迎えたいと思ったら、ぜひ次のことを頭に入れておきましょう。

 

健康トラブルがあるかもしれない

飼い主からの飼育放棄をはじめ、ブリーダー崩壊や多頭飼育崩壊などで救い出されるレトリーバーには、健康トラブルがあるかもしれません。

 

たとえばパピーミルと呼ばれるような場所で繁殖だけのために生かされてきたレトリーバーの場合、度重なる出産で体に負担がかかり、歯がボロボロであったり、極端な運動不足から骨が弱っている可能性があります。

 

多頭飼育の現場で近親交配が続くと、体の一部が欠損したり様々な健康トラブルが生じやすくなります。

 

良心的なブリーダーは遺伝病を撲滅させるためにも力を尽くしていますが、営利目的だけの繁殖現場ではそのようなことは考慮されません。

 

そのため、レトリーバーに多く見られるような遺伝症を将来的に発症することもあるでしょう。

 

保護されてからは愛護団体の活動の一部として獣医師による健康チェックを行い、避妊・去勢手術をするのが一般的です。

 

もちろん、譲り受ける段階で保護レトのレスキューの背景、病気の有無や健康上の注意点などは説明をしてもらえるので不安に思う必要はありませんが、保護レトを迎えた場合は病気の治療費などが多くかかる可能性があるので準備しておきたいものです。

 

心に傷を負っているかもしれない

多頭飼育の崩壊現場やパピーミル出身の保護犬の場合、それまでほとんど人と接したことがない、あるいは人に肉体的に虐待されたりしたケースもめずらしくありません。

 

そうしたバックグラウンドを持つせいで、人が撫でようとすると叩かれるのではないかと勘違いして委縮したり、自分の身を守るために攻撃的な行動に出る保護レトもいます。

 

家族に迎えて愛情を持って接していくうちに、次第に人間不信は解消されていき、表情もぐっと明るくなってくる保護レトが多いのは事実。

 

けれども、保護レトが心を開いてくれるまで時間がかかるかもしれないという覚悟と、デリケートな保護レトの心をゆっくりほぐしていく根気が必要になるかもしれないと、思っておきましょう。

 

トレーニングが大変かもしれない

保護レトの場合、もともとの環境で十分にトレーニングをされていない可能性が高くなります。

 

たとえば、トイレトレーニング。これまでトイレに排泄をするという概念がなく、最初は部屋中のどこででも排泄をしてしまうかもしれません。

 

散歩に出たことがないレトもいるでしょう。すると、リードに引かれてスムーズに歩けないことも。

 

保護レトを迎えたら、場合によってはドッグトレーナーに助けを依頼するなどして、パピーを迎えたつもりで一からトレーニングをするかもしれないと、念頭に置いて迎えましょう。

 

保護レトならではのメリット

レトリーバー,保護犬

vesilvio/shutterstock

保護レトを迎えるにあたっては、前述したような覚悟も必要ですが、保護レトならではのメリットもたくさんあります。

 

多頭飼育に向いている保護レトが多い

保護レトの中には、それまで多頭飼育の環境にいたケースが少なくありません。

 

そのようなレトは、人よりもむしろ犬に慣れているはず。ほかの犬に対しておびえることもなく、フレンドリーな保護レトは、実は多頭飼育に向いていると言えます。

 

先住犬のマネをして、あっさりトイレや散歩方法を学んでくれる例もあるようです。

 

まずは、保護団体が設けたトライアル期間に先住犬との相性をチェックする必要はありますが、もし相性が合えば、多頭飼育に向いているかもしれません。

 

留守番上手な保護レトが多い

ほかの多数の犬と一緒に過ごしてきたかわりに、あまり人と接するチャンスがなかったという保護レトが少なくありません。

 

その場合は、同居犬さえいれば飼い主さんがいなくても不安にならない可能性が大。

 

一概には言えませんが、人に対する依存度が高くないという保護レトならではの個性は、共働きなどで留守番をすることが多い家庭には向いていることがあります。

 

子犬のように手がかからず性格がわかっている

 子犬から育てるのは労力がいります。子犬期のイタズラに手を焼くこともあるでしょう。

けれども成犬あるいはシニアの保護犬の場合は、落ち着いています。

 

パピーはかわいく、子犬から育てる楽しみもありますが、成犬の保護レトは性格がわかり、生活スタイルが想像しやすいというメリットがあります。

 

これらのことを知ったうえで、保護レトと暮らしてみたいと思ったら、次の方法で迎えてみましょう。

 

保護犬の迎え方

レトリーバー,老犬

KenSoftTH/shutterstock

保護犬を迎えるオーソドックスな方法は、インターネットで検索して愛護団体から引き取る方法です。

 

“レトリーバー”、“里親募集”、“保護犬”、“譲渡会”などのキーワードで検索するとヒットするでしょう。

 

動物愛護センターに収容されて譲渡会に出されるレトリーバーを、自治体から直接引き取る方法もあります。

 

また「レトリーバーライフ」では、レト種を中心に保護活動をされている「HappyLabs」さんと連携し、新しい家族を待つレトたちの情報を掲載しています。

 

適宜情報を更新していますので、保護犬を迎えようと考えていらっしゃる方は、ぜひ一度覗いていただけると幸いです。

 

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