2019年7月10日34,746 ビュー View

自閉症児の心に寄り添うゴールデンレトリーバー。見たことない息子の姿に母親も涙【感動動画】

介助犬とは、身体が不自由な人の生活を介助するよう訓練された犬のこと。視覚や聴覚で危険を知らせる・代りに物を取ってくるなどの働きがよく知られていますよね。しかし、今回ご紹介するのは、自閉症のために人間関係をうまく築けない子を介助するゴールデンレトリーバーの動画です。今では無二の親友となった男の子と介助犬の様子を、ぜひご覧ください。

自閉症とは脳の障害のこと

動画の主人公Kaiくんは、自閉症の5歳の男の子です。

「東京都自閉症協会」によると、自閉症は脳機能の障害などによって、特定のものへ執着したりこだわり行動を起こしたりするという特徴を持っています。

 

症状には個人差がありますが、他人とコミュニケーションをうまくとれない人が多いようです。

 

(参考:東京都自閉症協会

 

友達が作りづらい自閉症の男の子に希望の光

Kaiくんも自閉症のために友達を作りづらく、Kaiくんが誰かと心を通じ合わせることがお母さんの望みでした。

 

そんなある日、日本の介助犬のことを知り、Kaiくんが介助犬とコミュニケーションの訓練ができるよう、一家で日本に住むことにしたそうです。

 

本人や家族にとってそれほどに切実な課題だったのでしょう。

 

この試みは大成功でした。

Kaiくんと訓練をしたのは、女の子のゴールデンレトリーバー。

 

ゴールデンレトリーバーは元来穏やかな性格で、人の気持ちを察することに長けた犬種。

 

それゆえ、介助犬や盲導犬などでも活躍していますが、Kaiくんとゴールデンも、上手に打ち解けることができました。

 

上の映像は、ゴールデンが訓練所の室内に入ってきた時に走って出迎えるKaiくんの姿です。

 

嬉しそうに飛び跳ねながら近寄るKaiくんと、しっぽを振って静かに喜びを表すゴールデン。

 

ゴールデンレトリーバーの介助犬は、一般に難しいとされる自閉症の子どもとの交流を、難なくクリアしてしまいました。

 

世界中が感動した自閉症の男の子とゴールデン介助犬の友情

いつしかKaiくんと介助犬のゴールデンは、お互いに時間と場所を共有しながら、リラックスできる間柄へと関係を育んでいきました。

 

Kaiくんは心を許しきり、まるで家族といるように眠っているゴールデンのお腹を枕にしてくつろいでいます。

 

その様子を見て、思わず涙ぐむお母さん。

 

この様子を動画にしてfacebookに投稿したところ、すぐに数千人の人々が共感し、全世界に支持されました。

 

思わず涙してしまう動画は、こちらからご覧ください。

 

おわりに

言葉は通じなくとも、仕草や態度で人の心にそっと寄り添い、自然に心の中に入ることのできる介助犬。

 

人間でも不可能なことを、このゴールデンレトリーバーはするりとやってのけました。

 

介助というよりは、もうカウンセリングや傾聴に近いでしょう。

 

もしかしたら、犬の持つ能力は、人間が思っているよりずっと繊細で、ずっと高度なものなのかもしれないと改めて感じた動画でした。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

【レポート】レトリーバーのセラピー活動に密着!〜笑顔を届ける犬たち〜

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