2018年12月1日917 ビュー View

【胃捻転】数時間以内に処置をしないと死亡する危険性大!予防と早期の処置が大切

胃捻転と呼ばれていますが、正式な病名は胃拡張胃捻転症候群。大型犬などの胸が深い犬種は発生確率が高いので、レトリーバーも注意が必要です。

なんらかの原因で胃のガスが抜けにくくなると胃が拡張していきます。その後、胃が捻転してしまう場合もあります。短毛のラブラドールは外見で腹部の膨らみを発見しやすいですが、長毛のゴールデンやフラットコーテッドでは飼い主さんが外観から発症に気づきにくいかもしれません。

早期に発見して、一刻も早くに処置を施すことが命を救うカギになると覚えておいてください。

病気のサイン

レトリーバー病気

_Life In Pixels/shutterstock

愛レトが吐く動作をしているのになにも吐けない、吐く場所を探して室内をウロウロする、首を垂れて部屋で座り込んだまま苦しそうにしている、苦しそうに呼吸をしている、ぐったしているというのが、胃捻転の発症サインです。

 

腹部が膨らんでいるのが外見から確認できることもあります。

 

愛レトにこのような様子が見られたら、早急に動物病院へ。

 

晩ごはんのあとにこのような症状が見られても、翌朝まで待てる猶予はありません。夜間に急患で診てもらえる動物病院をふだんからリストアップして、緊急時にすぐ対応できるように準備しましょう。

 

原因

胸が深い大型犬は胃がねじれやすい骨格構成をしているのは明らかですが、胃捻転が生じる原因は明確にはわかっていません。

 

ただ、フードが胃内で膨張したり発酵したりすることとの関連性はありそうだと言われています。

 

一気に水を飲んだり、一気食いをしたり、食後の運動も原因となります。

 

症状

特徴的な症状として真っ先に挙げられるのは、レトが吐こうとしても胃の内容物を吐けないことです。

 

胃がねじれると食道に水が溜まるケースもあるため、水を吐き出すことはあるでしょう。

また、口の中をのぞくと泡やネバネバとした唾液のような液体が見られるかもしれません。

 

胃が拡張すると横隔膜を圧迫するため、次第に苦しそうな呼吸が認められるようにもなります。

 

治療法

胃捻転を起こして運ばれた犬の大多数は、緊急外科手術によってねじれた胃をもとに戻す処置を行うことになるでしょう。

 

胃捻転は一度起こすと何度も繰り返す傾向にあると言われています。そのため、最初の手術の際に予防的な処置を施すケースも少なくありません。

 

胃がねじれないように、胃を腹壁に固定するのです。避妊・去勢手術のときに、胃固定手術をする例もあります。

 

とくに近ごろ獣医療の現場でも増えてきた腹腔鏡手術で行えば、愛レトの体への負担も少なくてすむので、かかりつけの獣医師と相談のうえ胃固定手術を検討してみる価値もあるでしょう。

 

日常生活での予防法

飼い主さんが日常生活で、愛レトの胃がねじれないように気をつけられることもあります。

 

食後1時間以上は運動を避ける

発症原因には食事との関係性が指摘されているため、レトの食後は最低でも1時間は運動をさせないように。散歩はもちろんのこと、室内で遊ぶのも控えるのがベター。

万全を期すならば、食後3時間ほど愛レトを休ませてあげられれば理想的です。

 

食事は1日2回以上に分ける

胃に大きな負荷がかかることは、胃捻転を予防する観点からは避けたいもの。食事は1日1回ではなく2回に分けて与えて、胃への負担を軽減させてあげましょう。

 

治療費

診察料(再診料):1,000~2,000円

処置料(胃のガスを抜く):3,000円~10,000円

外科手術:200,000円~

※病院や症状や処置内容によって治療費は異なるため、あくまでも参考料金です。

 

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