2019年6月27日33,875 ビュー View

『愛しのゴールデンをイラストで振り返る』ー絵本作家・ももろ[ゴルの魅力VSラブの引力!]

絵本作家のももろさんは、以前ゴールデンレトリーバーのももちゃんと暮らしていました。ももちゃんは10年前に召されましたが、当時のことをふと思い出して、Twitterで「ゴールデンレトリーバーのたまらなく可愛かったポイント落書き」を発表したところ話題に。たくさんの飼い主さんやレトファンとの楽しいやりとりが生まれました。

今回は、ももろさんにゴールデンレトリーバーの魅力、そしてももちゃんとの暮らしを語っていただきます。もちろん最高に可愛い、描き下ろしイラストとともに。

はじめまして。絵本作家の「ももろ」です。

ゴールデンレトリーバー,絵本

10年以上前に愛犬(ゴールデンレトリーバー)のももちゃんを亡くしましたが、いまでも可愛かったなあと思い出すポイントがたくさんあるので思い出しながら書いてみようと思います。

 

当時はまだ珍しかったゴールデンレトリーバー。私は犬の名前なんてたぶん柴犬くらいしか知らなかったです。

 

うちに来た頃のことはあまり覚えていないのですが、母によると「いろいろなところ見てから考えようと話していたのに、ゴールデンのブリーダーさんのところにいたももちゃんに出会った瞬間、この子がいい! といって聞かなかったので…飼うにはちょっと大きかったけど、ももちゃんにきめた」そうです。

 

圧倒的に可愛かったんだろうなと思います。

 

それからゴールデンレトリーバーの飼育書を隅々まで読んだり、いろいろな犬の種類に詳しくなったり。

 

もともと動物が好きでしたが、たぶんももちゃんのおかげでもっともっと好きになったと思います。

 

愛ゴルのももちゃんは大きくてパワー系!

そんなわけでよく見るコロコロしたゴールデンの子犬というよりは、少し大きくてしっかり走り回る感じ。

 

やっぱり昔からももちゃんは大きいなというイメージがあります。

 

とにかく遊び好きでやんちゃ。大人もぐいぐい引っ張られるほどのパワー系。

 

それでも、うっかり小さな子供に足を踏まれたり、耳や尻尾を踏まれてしまっても、じっと耐えている優しい子でした。

ゴールデンレトリーバー,絵本

食べ物ではないものを口に入れて、それを取り出そうとした時でも、大嫌いな耳掃除をされても、抵抗はするけど絶対に噛まないようにももちゃんはしていました。

 

誰に撫でられてもでれーっとお腹を出したりして、警戒心なさすぎで番犬にはなりませんでした。

 

むねがぎゅーっとする瞬間

実家では、亡くなったいまでも、庭からももちゃんがいつも顔見せてくれてね、と近所の人から声をかけられるそう。

 

私たちの知らないところで、近所の人と交流していたんですね。

 

そんな話を聞いてむねがぎゅーっとなったり。

 

あの頃はスマホもなかったし、携帯で撮ったわずかな写真も機種変更で移行できなくて、実家のアルバムに残っているだけ。

 

それでも街で犬を見かけるたびにいい子だったなーって思い出したり、実家の庭を見るたびにこの辺に寝そべっていたな、と懐かしくなります。

ゴールデンレトリーバー,絵本

 

ゴルらしいゴル、それがももちゃん

ふわふわの毛の間から覗くクリクリした目、じーっとこちらを見てかまってくれないかな、と伺っている目線、耳の下の毛の柔らかさ。

 

日差しに光る金色の毛並み。

 

はあはあすると笑っているみたいな顔に。

 

垂れ耳だから、耳は上がらないんだけど、ピクッと少しだけ動く耳。

 

嬉しいとばっさばっさと豪快に振れてそばにいると痛いくらい力強い尻尾。

 

そして数本の眉毛。目が動くたびにピコピコと動いているのが後ろ頭からでも確認できてそれもたまらなく可愛いかった。

 

広い原っぱがあると、あっという間に駆け出して、一頭でずーっとグルグル走っていました。

 

泳ぎも得意。

 

家族でよく行っていた湖の近くのキャンプ場では何度ボールを投げても嬉しそうに取りに行って、ああ、水辺の狩猟犬で、回収するレトリーバーっていう犬種なんだなあと実感したり。

ゴールデンレトリーバー,絵本

私は回収してくるのが面白くて何度も流木を投げていたのですが、つい本能で取りに行ってしまうももちゃん。

 

疲労がピークに達して、枝をどこかに持って行ってしまって、もう投げないでくれとアピールしていました。

 

ゴールデンレトリーバーと、もう一度。

どこに行くにも、ももちゃんと一緒。

 

祖母がいる神奈川から福岡、山口まで車で何度も一緒に行きました。

 

いま思うと大型の犬を連れてあちこち移動(車もそのために買い替えたり)するのは相当親も大変だったんだろうなとは思いますが、おかげで私の中には楽しい思い出ばかり残っています。

 

大きな犬を飼うのはなかなか大変だなと思いつつ、もし次に飼えるなら、やっぱりゴールデンレトリーバー。

 

一緒に自然の中に遊びに行きたいな、とついついゴルの写真を見てしまいます。

 

 

ももろ

絵本作家、イラストレーター。

絵本の代表作は『おふろにジャブン1.2.3』『ハッピーとラッキーのどうぶつえん』『サンタさんまだかな?』。

 

Twitter:@momoro66

 

 

 

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