引っ張られない散歩の練習!レトリーバーにオススメの方法
レトリーバーは前向きで朗らか!だからこそ、散歩に出ればうれしさ爆発で、前へ前へと飼い主さんを引っ張ってしまいがちです。「ねぇー、早くー!」と。愛レトの背中には「わ~い♪」と書いてあるかのようで愛らしいのですが、小型犬ではないので引っ張られると重く、わたしたちの足腰や肩に負担が……。
可能な限り子犬のうちから、そして散歩デビューの前から、愛レトが引っ張らないでスマートに歩けるようになるよう、練習をしておきたいものです。
誰でも楽しくできる、レッスン方法をご紹介します。
まずは室内で、飼い主さんに注目するレッスン

Grisha Bruev/shutterstock_
散歩デビューの前のパピーレトと、あるいはすでに引っ張る癖がある愛レトと、まずは室内でウォーキングレッスンをしてみましょう。
必須アイテムは、愛レトが大好きなおやつ。
リードはつけてもつけなくてもかまいません。おやつを飼い主さん自身の胸や顔のあたりにチラつかせながら歩き、おやつ欲しさに寄ってくる愛レトが、飼い主さんの真横を歩くようにうまく誘導しながら室内を歩きます。
飼い主さんの目を見ながら横についてうまく歩けていると思ったら、「GOO!」などと言ってごほうびのおやつをあげて。
ジャンプしてしまったり、おやつを見て興奮しすぎるレトには、リードをつけて練習したほうがよいかもしれません。
レッスンが進んでくれば、飼い主さんがおやつを胸の位置に構えるやいなや、すぐに愛レトが駆けつけてくれるはず。そのままぴったりと愛レトが横につくようになるのが、理想形です。
ゲーム感覚で、愛レトと心を交わせるこのレッスンを楽しんでみてください。
リードをつけて、散歩時に練習成果を試してみよう!

Africa Studio/shutterstock
「ママやパパの横を歩いて目が合うと、おやつがもらえるなんてステキ♪」と、愛レトの頭にインプットされたら、しめたものです。
いざ、リードをつけて散歩時に、室内で練習したことを実践してみましょう。
屋外は、室内よりも音やにおいなどの刺激が多いので、愛レトの気が散りやすいものです。犬用チーズやレバートリーツなど、強いにおいを放つおやつを持参するのがおすすめ。
愛レトがぐいっと引っ張ったら、まずは名前を呼んでみて。「ん?」と、飼い主さんの顔を見て近くにきたら、「GOO!」と言っておやつをあげます。
名前を呼んでもこちらを見ずにまだ引っ張る場合、飼い主さんは立ち止まってください。
「あれ? なんで進めないの?」と、愛レトが振り返ったら名前を再度呼んでみて。それで近寄ってきたら、おやつを与えながらほめてあげましょう。
引っ張っるたびにストップするのは、かなり大変な作業かと思います。飼い主さんも愛レトも散歩の楽しみが、一時的に軽減してしまうかもしれません。けれども将来、愛レトにも飼い主さんにもストレスフリーでスマートな散歩ができるかどうかがかかっている、大切なプロセス。
なにごとも最初が肝心なので、引っ張り癖をつけないためにも根気よく練習してみてくださいね。
ハーネスの活用も

Katy Pack/shutterstock
飼い主さんの横にぴったり寄り添わなくても、引っ張らずに歩ければ、家庭犬としての散歩はスマートにできていると言えます。
もし、ほかの犬や猫やハトなどに反応してグイグイと引っ張るレトであれば、首輪よりもハーネスのほうが適しているかもしれません。レトが首をリードで毎日のように何度も引っ張られると、頚椎や呼吸器を傷めてしまうからです。
同様に、引っ張る愛レトのリードを、飼い主さんがグイっと力を込めて引っ張り返すのもやめておきましょう。なにより、愛レトが首に痛みや不快感を覚えることで、飼い主さんへの信頼も損ねかねません。
ハーネスにも、前胸や脇などに圧がかかりすぎるタイプのあるので、インターネットで評判などを参考にしながら、愛レトにベストマッチなものを探してみてくださいね。
体に負荷がかからないと明記されているタイプや、犬のボディケアの専門家が好んで使用する“Tタッチ・ハーネス”と呼ばれるものなどがおすすめです。
鳥や猫に向かってしまうときは

Evgeny Bakharev/shutterstock
なにせ、レトリーバーは鳥を回収する役割を担っていた犬種。散歩中も鳥を見つけると、ついつい興奮して引っ張ってしまうレトが多いようです。
そんなときは、愛レトの先回りをして行動を抑制できれば理想的。
「鳥だ!」と飼い主さんが思ったら、とにかく愛レトの名前をいち早く呼んでみて。こちらを振り返って近くにきたら、おやつをあげてほめます。
そのまま、愛レトの心を落ち着かせられるオスワリなどをさせて、鳥が飛び立って去るのを一緒に眺めるか、鳥が目に入らないコースに変更して散歩を続けましょう。
野良猫や地域猫を発見して、追いかけたい衝動に愛レトが駆られてしまったときも同様。
「コラッ、追いかけない!」と叱ってばかりでは、愛レトとの関係性が悪化しかねませ
ん。わたしたちにも、愛レトを怒鳴ることはストレスになります。
なるべく、叱るよりもほめることが多い生活を送りたいものです。
そのためにも、飼い主さんに注目するとよいことがあるように、室内での練習からスタートして、愛レトも飼い主さんも笑顔になれるレッスンをしておくことが大切なのです。
もう成犬だからと、あきらめないで。さぁ、楽しいレッスンを初心に戻って今日から始めてみましょう!
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