2018年12月17日1,711 ビュー View

【新連載】「kitchen Dog!」南村友紀のハッピークッキング#1

「Kitchen Dog(キッチンドッグ)」代表の南村友紀さんは、ゴールデンレトリーバーと暮らす生粋のレトラバー。

Kitchen Dogは、犬の消化・吸収・代謝を考えて、安心安全な犬のゴハンを真面目に製造・販売する犬用食品ブランド。 さらに美味しさも追求しているため、多くの愛犬家に親しまれています。

レトと暮らし、さらに犬ゴハンのプロともいえる南村友紀さんの連載がスタートです!

 

こんにちは、Kitchen Dog の南村友紀です

ゴールデンレトリーバーの女の子と一緒に暮らしています。

南村キッチンドッグ

名前はバビンカ。2006年にきた台風16号の名前です。同じ名前の台風が今年も来ましたね!

 

名前の由来は、インドやマカオ、東ティモールで作られるプリンケーキの名前ですが、ブリーダーさんで産まれたばかりの時の怪獣の赤ちゃんのようなはちゃめちゃさと、あまりの可愛さにつけた名前です。

11歳になったバビンカ。お顔がハート形に白くなっていますが、とても元気に遊んで食べています。

バビンカがやってくる2ヶ月前に我が家にやって来たワイマラナーロングヘアードのミカミくんと、仲良く一緒に育ちました。

 

残念ながらミカミくんは去年、虹の橋のたもとに旅立ってしまいましたが、寂しさを乗り越えてバビンカは元気に暮らしています。

我が家にやってきて以来、ミカミとバビンカには市販のドライフードを食べさせたことはありません。

 

30代くらいの人ならドッグフードが当たり前の感覚かもしれませんが、私の年代の人が子供の頃に犬を飼っていたなら、ドッグフードなんて普及していなかったということはよくご存知だと思います。

 

家では犬のごはんをお母さんが作るのが当たり前でした。

 

犬の栄養学なんて知らなくても、雑種なら17年や20年くらいの寿命が珍しくなかったと思います。

 

純血種が増えたし、無理なブリーディングも増えたのでしょうから、犬の寿命は犬種によっては短くなりましたね、多分レトリーバー系ならまず7歳くらいでひとつの関門があり、12〜13歳くらいでもう一度関門があり、それを乗り越えたら15〜17歳まで頑張っているレトたちもいることでしょう。

 

長生きしてくれるのは飼い主さんにとっては嬉しいことですが、健康でなければ辛いものです。

 

寿命はそれぞれなので、生きているときに幸せで、愛に溢れた毎日を送らせてあげることができれば良いと思うのですが、私は、それはひとえに栄養によると考えています。

 

「栄養」は、食べる物だけではありません

見るもの、聞くもの、触るもの、食べるもの、飲むもの、運動、環境、呼吸する空気。

それらすべてが栄養だと思うのです。

思い切り走り回ることのできる場所、美味しい空気、自然の大地の『氣』を身体中で取り入れることのできる環境、楽しさや喜びを味わうこと、愛情をたっぷり受け取ること、群れの仲間と触れ合うこと、心地の良い音を聞くこと、いい匂いを嗅ぐこと、水好きのレトリーバーですから、泳ぐ機会があること。全てが栄養です。

健康づくりの栄養は、生活の一瞬、一瞬のすべてです!

 

せっかく生まれてきて我が家にきてくれたレトを、悲しませたり怒らせたりしないで、ハッピーに過ごせるための栄養を用意してあげましょう!

 

おいしいゴハンも、ここが発想のスタート地点です。

仲良しの友達の家でごはんをご馳走になることもあります! 飼い主に似たのか、外食が大好き。もちろん逆に、友達がうちにやってくることも。
うちで食べるのとはちがう、美味しそうなご飯に大喜び。

毎日の犬の食事の基本は、たんぱく質を確保することから。

 

なぜなら、生き物にとってたんぱく質はとても重要な栄養素なのですが、全身を被毛で覆われた犬には、ヒトよりも体重あたり多くのたんぱく質が必要だからです。特に毛足の長い犬の場合は。

 

そのクオリティも大切です

たんぱく質のクオリティの良さとは、アミノ酸のバランスが良いことです。肉、魚、豆、などタンパク源と思うものはいろいろありますが、消化性を考えると、やはり犬にとっては動物性のものから摂るたんぱく質が、アミノ酸バランスとしては良いのです。

 

大体、体重が20kgくらいのレトで約480gの肉、25kgなら620gの肉、30kgなら720gくらいの肉が、1日に必要です。(健康な成犬の場合)

 

しかしながら、これはあくまでも目安で、代謝率など個体差はかなりありますから、コロコロと太り気味のレトには少なめにするべきです。

 

この肉の量を基本にして、それに野菜やごはんを足してあげればおおまかにはOK。

 

肉は、牛肉、鶏肉、豚肉、馬肉、鹿肉、それらの内臓などをうまく組み合わせてあげるといいですね!

 

脂肪の少ない部位を選ぶ方が良いと思います。なぜなら野生犬じゃないので、毎日ちゃんと食べられるという飽食の時代ですからね!

 

バビンカの今日のごはんはこんな感じ

豚肉薄切り、紫カブとその葉、キャベツを用意。

豚肉は、2cmくらいに切って豚肉自身の脂で焦がさないようにソテー。野菜は沸騰した湯でさっと5秒くらい湯がいてざるに取ります。

 

シュウ酸がある野菜は、茹でるお湯に塩をひとつまみ入れておきます。そうすると、クロロフィルの分子の一部がナトリウムイオンと置き換えられ、安定するとともに酸化酵素の活性を抑えることができるそうです。

 

野菜は消化が困難なセルロースを含みますので、フードプロセッサーでかなり細かく砕きます。

 

昨夜の残りの鶏むね肉を茹でたものを足し、カルシウム補給のためにピヨカルと桜えびの素干しも加えて出来上がり。

 

カルシウムは、絶対に手作りご飯では足りないミネラルです。

 

おやつに骨を齧る、等でない限り、安全なサプリなどで補給してくださいね。

私は『ピヨカル』という商品名の卵殻のマイクロパウダーを使っています。

出来上がりはこんな感じ。
混ぜると右の写真のように。

 

「美味しいよー」

 

南村友紀 プロフィール

レト 2001年に犬のためのビスケット&デリカテッセンショップ「キッチンドッグ!」をオープン。手作りごはんに悩む飼い主さんたちを正しい知識でサポートしながら、「愛と幸福とおいしいゴハンを!」をモットーに活動している。

お料理教室も大人気!

http://www.kitchendog.jp/

 

 

次号につづく!

「Kitchen Dog」南村友紀さんのハッピークッキングは、連載としてお届けしていきます!

レトリーバーたちにふさわしい「ごはん情報」をお届けしていきますので、これからも楽しみにしていてくださいね。

 

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