旅行や帰省中はペットシッターさんにレトの世話を依頼しよう〜同行レポ〜
大型犬やシニアドッグの利用者が多いという、ペットシッター。欧米ではベビーシッターとともに犬種にかかわらずポピュラーですが、日本ではまだ活用している人は少ないかもしれません。今回はペットシッターを依頼するとどういったサービスをしてもらえるか、ペットホテルと違うメリットはなにかなどを紹介します。
ペットホテルと違うメリット

usanee hirata/shutterstock
わざわざ記す必要はないほど明らかなことではありますが、ペットシッターを利用する場合はペットホテルへの送迎が不要で時間的にゆとりができるのが、第一のメリットだと言えます。
とくに多頭飼育の場合や愛猫もいる場合、ペットホテルの送迎は大変です。
また、たとえば土日の1泊2日の旅行でペットホテルかペットシッターを利用しようとした場合、一概には言えませんがペットシッターのほうが安い利用料ですむというメリットがあります。
旅行初日の朝8時に自宅を出るケースで、ペットホテルのオープンが10時の場合、出発当日の早朝に愛レトを預けるのはむずかしくなります。どうしても、前日から宿泊させる必要が生じるでしょう。
ペットシッター利用の場合は、出発日の朝は飼い主さんが愛レトを散歩に連れて行き、朝食をあげることができます。夕方にペットシッターさんの来訪を依頼して、晩ごはんと散歩をお願いすれば問題ありません。
散歩に関しても、ペットホテルで1頭の犬につき30分以上の散歩はなかなか行ってもらえないところが多数を占めるようですが、ペットシッターさんならば30分以上の散歩に行ってもらえるのもメリットです。
旅行2日目は、ペットホテルだと18~19時くらいまでに愛レトを迎えに行かなければならないところが多いようで、それに合わせてスケジュールを組めればよいですが、自動車利用だと渋滞が気になったり、飛行機や新幹線を利用して遠方への旅行に出ていた場合は、早めに現地を出発することに。それは好ましくないとなると、ペットホテル利用を前泊含めて合計3泊にしなければなりません。
ところが、夫婦共働き家庭で月曜日の午前10時に愛レトを迎えに行けないとなると、3連休にしか旅行に行かれない……、なんてことも!?
ペットシッターさんに旅行2日目の午前中に来てもらい、朝ごはんと散歩をお願いすれば、帰宅時間はそれほど心配せずにすむでしょう。
まとめると、土日の旅行で、出発時間も帰宅時間も気にせずに合計2回分の利用ですむのがペットシッター、場合によっては2泊から3泊必要になるのがペットホテルと言えます。さらに、ペットシッターさんを利用したほうが、愛レトの散歩時間を長時間確保できるパターンが多いかと思います。
ペットシッターを利用するには

trinityfoto/shutterstock
ペットシッターさんを探したら、まずは一度自宅へ来てもらって事前の打ち合わせをすることになるでしょう。
その際、愛レトとの相性や人柄などを確かめられるので安心です。もしフィーリングが合わないようでしたら、依頼を断ることもできます。
お願いしたいと思ったら正式に申し込み、食事の与え方や鍵の受け渡し方法をはじめ、植物への水遣りの有無など詳細な確認が行われます。
旅行中は、ほとんどのペットシッターさんからLINEやMessengerアプリなどをとおして送信される毎回のお世話レポートが見られるのも、うれしいポイント。散歩中の愛犬のうれしそうな笑顔や、ゴハンを食べる様子などを写真や動画で見られるので安心です。
★ゴールデンのシッティング同行ルポ
今回は、留守番わんにゃんの山口さんに同行取材。ゴールデン・レトリーバーのJくんのシッティングの様子をご紹介します。
Jくん宅のドアを開けると、うれしそうな顔でシッポをブンブン振りながらJくんは山口さんに走り寄ってきました。
隣にいる筆者のことは、チラッと見ただけ。明らかに反応が違います。
「私は何度も顔を合わせてますからね。第2の飼い主だと思ってくれているんじゃないかな? こんなに喜んでもらえると、こっちも自然に笑顔になりますね」と、山口さん。
飼い主さんのご希望や訪問時間帯によりお世話の順序や内容は異なりますが、室内で排泄をほとんどしないJくんは、まずお散歩に。
「これは、胃捻転の予防にも大切なことなんですよ。食後すぐに運動をすると、大型犬は胃捻転になる危険性ありますから」と、山口さんは語ります。
近所の公園にも行き、40分ほど散歩をして帰宅したら、ていねいに足を拭きます。Jくんも慣れたもので、自分から前足を山口さんに差し出していました。
その後、飲み水を新しいものに換え、室内でのおもちゃ遊びタイムが始まります! 犬の歯も家具も傷めないソフトな素材のフリスビーを投げては持ってきてを何度も繰り返し……。
満足げな顔と少し疲れた様子を見せたJくんは、しばし休憩。
その間、山口さんは観葉植物への水やりと、リビングに散ったJくんの抜け毛などを簡単に掃除します。
次にキッチンに向かい、指定された量のフードの用意を始めます。 Jくんには“おすわり”でしばし待ってもらいながら、フードボウルを専用のトレイにセッティング。Jくんも山口さんの顔をよく見ながら、落ち着いた様子です。
“OK”の合図とともに秒速でごはんを食べ終わった、Jくん。山口さんは「すご~い! いつもあっという間だよね~」と笑いながらフードボウルを洗い、ソファでゴロリと横になるJくんの写真をパチリ。
「またね~、大好きなJくん」と言って全身をマッサージするように撫でて、上着を羽織りました。
Jくんの家族の声
今回の依頼主であるK夫妻がペットシッターさん選びでもっとも重視したポイントは、愛犬とシッターさんとの相性が良さそうかどうかだったそうです。
「初対面でJが山口さんをとても好きになったのが、すぐに伝わりましたね。もちろん、私たちも山口さんならば信頼できると感じました。すばらしいペットシッターさんが見つかったおかげで、夫婦で安心して帰省や旅行ができます」と語る、K夫妻。
10~12歳以上のシニアドッグや老犬はペットホテルによっては受け入れ不可になりますが、ペットシッターならばそれがない点も安心だと言います。
ペットのお世話の依頼先として、日本でも広まっているペットシッターサービス。
多頭飼育やシニアレトをはじめ、ほかの人やワンちゃんが苦手なレトなど、旅行中のお世話はもちろん、お散歩代行などから試しに利用してみるのもよいかもしれません。
※利用料やサービス内容などは、ペットシッティング業者ごとに異なるので、ホームページやパンフレットなどをご参照ください。
取材協力:留守番わんにゃん
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