2019年8月29日1,402 ビュー View

【犬の飛びつき】じつは危険…愛レトが飛びつかないようにする方法

レトの行動の悩みランキングで上位に来るのが、飛びつき。ジャンピングアタックをされてうれしい反面、確かに危険で、ほかの人をケガさせるのではないかとヒヤヒヤさせられるでしょう。まずは飛びつくレトの気持ちを知ってあげて。そのうえで、飛びつかないようにする方法を実践してみましょう。

愛レトはなぜ飛びつくのか

レトリーバー,しつけ

Rik6230/shutterstock

愛レトに飛びつかれて困っている、あるいは来客や散歩中にかわいがってくれようとする人に飛びついて困っているといるレトオーナーさんは少なくないでしょう。

 

なにしろ、レトリーバーたちはサイズが大きいのです。助走でもつけられて飛びつかれた日には、子供や女性や高齢者は後方に投げ飛ばされたり転んでしまうかもしれません。

 

小型犬の飛びつきはかわいいものだと許容できますが、レトの飛びつきは安全面からも控えさせるようにしたいものです。

 

ではなぜレトは飛びつくのでしょうか。

 

それは、飼い主さんが大好きだから。そして、かわいがってくれようとする人にうれしい気持ちをぶつけたいから。こんなところが正解になるかと思います。

 

そもそも、子犬は母犬の顔をなめて、母犬が噛み砕いた離乳食をねだる習性があります。そのため、愛情表現のひとつが、顔をなめることなのです。

 

人が立っている場合、レトはそのままでは自分の口が人の顔に届きません。なので、飛びついて顔をなめようとするわけ。

 

愛レトの飛びつきをやめさせる前に、まずはこの理由を知っておいてあげましょう。

 

理想的には子犬のころに飛びつかない習慣を

レトリーバー,名前

Orientgold/shutterstock

もし今、愛レトが飛びつき癖のある成犬であったとしても落胆する必要はありません。

 

でも、理想としては飛びつく癖がついてしまう前に、飛びつかない習慣をつけてあげたいものです。

 

ファーストステップは、飼い主さんは座った姿勢で待っていたらかまってくれると教えること。

 

方法は、「飼い主さんの顔探しゲーム」で楽しくそれを教えましょう。

 

子犬を迎えたらすぐにでも始めたいゲームです。

 

 

顔探しゲーム

レトリーバーしっぽ

Derek Smolka/shutterstock

まず、子犬(成犬でもOK)に、飼い主さんがおやつを手に持っていることをあらかじめ見せて教えます。

 

飼い主さんはおやつを握りしめて、子犬のそばから歩いて立ち去ります。

 

部屋の中をウロウロして、適当なところで立ち止まってください。

 

このとき、子犬の顔は決して見ないようにして、壁でも見つめておくのがベスト。

 

おやつが欲しい子犬は、飼い主さんのあとをついてきて、飼い主さんのまわりをウロウロすることでしょう。

 

そして、飼い主さんの近くで腰を落として飼い主さんの顔を見上げたら、目を合わせ、「いい子~」と言いながらおやつをあげましょう。

 

もしおやつを目がけて子犬が飛びついてきた場合は、やはり目を合わせずにそのまま子犬のそばから立ち去り、子犬がオスワリをして飼い主さんの顔を見上げるまで同じことを繰り返してください。

 

このゲームの最大のポイントは、決して愛レトに「オスワリ」という合図を送らないこと。

 

愛レトが自発的に座ってアイコンタクトをとってくるのを待ちましょう。

 

このゲームを続けるうちに、愛レトはきっと「あ、そっか。飛びついたり吠えたりせず、飼い主さんのそばで座って顔を見つめたら、願いがかなうんだ」と、覚えてくれるはず。

 

ごはんの前のオスワリとマテも有効

レトリーバーごはん

demanescale/shutterstock

ごはんの前にオスワリやマテをさせるのは、実は飛びつき癖を予防するのに役立ちます。

 

目の前にある、すぐにでも手に入れたいものの前で少しの時間だけでも座って待つことを毎日積み重ねていけば、自制心を養えるからです。

 

このときのポイントは、飼い主さんが「ヨシ」というマテの解除の合図を大げさに発しないこと。

 

愛レトのテンションが上がりすぎないように、「ヨ~シ」と低めに冷静な声をかけてください。

 

「ヨシ」と聞いて、愛レトがフードボウルに突進せず、ゆったりと歩み寄れるくらいになれば理想的です。

 

これを応用して、来客が自宅へ入ってすぐや、散歩中にあいさつをしに来てくれた人の前で、愛レトに「オスワリ」と「マテ」をさせます。

 

そして、そのままの姿勢で来客などにあいさつをさせるか、落ち着いた声で「ヨ~シ」と言って、愛レトが飛びつかずに相手に歩み寄れるように誘導します。

 

場合によっては、レトが飛びつかないで済むように、あいさつをする人のほうがしゃがんだりしてもよいでしょう。

 

日頃の生活でも飛びつきは厳禁

レトリーバー,しつけ

Rik6230/shutterstock

飼い主さんが日常のあらゆるシーンで少しでも油断してしまうと、愛レトは飛びついてもよいと勘違いしてしまうので要注意です。

 

たとえば、帰宅したとき。飼い主さんの姿を見て大喜びしてくれている愛レトを前に、飼い主さんも両手を広げて愛レトを受け止めていませんか?

 

ここはまず、飼い主さんがハイテンションになることなく、愛レトが座ってから「ただいま」のあいさつをするようにできればベストです。

 

おもちゃが目に入ったり、散歩前にリードを見ると飛びついてくるレトもいるでしょう。

 

その場合も、「もぉ~、落ち着いて」と愛レトに語りかけるだけでは少々甘いかもしれません。

 

やはり、オスワリをさせるか、自発的に愛レトが座ってから次のアクションに移してください。

 

おわりに

レトリーバー,しつけ

GoDog Photo/shutterstock

とにかく、日常的に飛びつきは厳禁というルールを徹底するのが重要です。

 

飛びつきたくなる愛レトの心理は当然のもの。飛びついた愛レトが悪いのではなく、飛びつきを許してしまった飼い主さんが悪いのだと心得て!

 

みんなに愛される紳士&淑女的なスマートなマナーを愛レトに身につけさせてあげましょう。

 

 

執筆者:臼井京音

ドッグライター・写真家として約20年間、世界の犬事情を取材。30歳を過ぎてオーストラリアで犬の問題行動カウンセリングを学んだのち、家庭犬のしつけインストラクターや犬の幼稚園UrbanPaws(2017年閉園)の園長としても活動。犬専門誌をはじめ新聞連載や週刊誌などでの執筆多数。

 

 

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