レトの散歩コースは毎回変えるべき?より満足度のアップする散歩術とは
みなさんは散歩コースを毎回変えていますか? 散歩はレトリーバーたちにとって、最大の楽しみ。おそらくは多くのレトにとって、毎回違うほうが楽しいのではないでしょうか? 愛レトはどんなタイプかを探りつつ、散歩について再考してみましょう。
目次
散歩は狩猟に出るようなものだから

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レトリーバー種は、人と一緒に鳥猟に出かけて行き、ハンターが撃ち落した鳥を回収する役割を主に担っていました。
現代を生きるレトたちにとっても散歩は、きっと飼い主さんと狩りに出るような感覚になるもの。気分が高揚するスリリングで楽しい時間です。
そんなレトたちと一緒の散歩は、ハンティングを見立てて、バリエーション豊富に毎回コースを変えるのが理想と言えます。
「おっ! 今日はこのコースか。どんなにおいがするかな? どんなワクワク体験ができるかな?」と、きっと愛レトも胸が躍ることでしょう。
散歩コースを毎日変えることで、散歩そのものがますます刺激的になり、脳トレ効果もアップするという説もあります。
同じコースを好むレトもいる!

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散歩コースに変化を持たせたほうが脳への刺激になるとはいえ、毎日同じコースを散歩したいタイプのレトもいるようです。
たとえば、散歩にパトロール的な意味合いも兼ねているいるレトリーバー。
毎日同じ電柱に立ち止まり、どんな犬がここを通ってマーキングをしたかをチェックしたり、必ず同じ場所に自身もマーキングをするようなタイプです。
自分のよく知っている場所の変化を把握しておき、自分がちゃんとパトロールをした証を記しておきたいという感覚なのかもしれません。
愛レトがそのタイプの場合は、たとえば1日2回の散歩のうち1回は同じコースをめぐるとか、同じ散歩コースを逆回りするとかしたほうが愛レト的には納得するでしょう。
また、警戒心が高く臆病なタイプのレトも、毎回違うコースではなく同じコースを散歩するほうが気持ちが落ち着くケースがあります。
知らないにおいやなじめない雰囲気の中に身を置くことで緊張が高まってしまい、散歩そのものを楽しむよりも、そこが安全な場所かを確認するのに労力を使って疲弊してしまうからです。
愛レトがどんな性格かを見極めて、散歩コースに変化を持たせるかどうかを考えてみてくださいね。
少しの変化でも大丈夫

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自宅の立地環境によっては、散歩コースにバリエーションをつけるのがむずかしい場合もあるでしょう。でも、少しの工夫でレトにとっては新鮮な気分になるのでご安心を。
たとえば、ぐるっと周回するようなコースの場合、逆回りにするだけで愛レトはいつもと違った感覚を得られるはず。
1本路の場合は、道の右側と左側とを、日によって交互に使い分けて歩けば、少し違ったにおいや雰囲気を感じられるでしょう。
車道を挟んで歩道が右側と左側にあるようなケースでは、なおのこと毎回逆側をチョイスして歩くだけでも、愛レトはフレッシュな気分になれます。
ドッグランの利用もパターン化は禁物

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レトリーバーは豊富な運動量が必要な犬種なので、散歩コースにドッグランがある場合、毎日立ち寄るようにしているかもしれません。
ドッグランではボール遊びをしたり、ほかの犬とあいさつをしたり追いかけっこをしたりと、愛レトにとっては楽しみが満載です。
けれども、飼い主さんの体調不良や悪天候などが原因で、実際は毎回立ち寄るのはなかなかむずかしいもの。
愛レトが散歩とドッグランでの遊びをセットとして認識してしまうと、ドッグランに立ち寄れなかった場合に「え? どうして?」とストレスに感じてしまいかねません。
日課とされているものが予定通りに行われないと、燃焼不良のような感じを愛レトが抱いてしまいがちに。
なので、毎回はドッグランに立ち寄らず、訪れている人が少ないようであれば公園でロングリードにして走らせる日なども作ってみてください。
コースそのものはもちろん、ドッグランや公園遊びなども毎回同じにならないように工夫するのがおすすめです。
歩調にも変化を持たせて

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コースやドッグラン利用に加えて、散歩中の歩調にもバリエーションをつけられればベストです。
そもそも、散歩中に多少は有酸素運動を取り入れるのが、健康促進に最適。
ぜひ、飼い主さんの運動のためにも、早歩きや小走り、可能であれば本気ダッシュも取り入れてみてください。きっと愛レトも喜ぶに違いありません。
ゆっくり歩く際は、愛レトににおい嗅ぎも楽しませてあげましょう。
レトリーバーはにおいを嗅ぐのが好きな犬種でもあります。
あまりにもほかの犬の排泄物でいっぱいの電柱などは、感染症がうつる危険性があるので避けたほうが無難ですが、においを心行くまで嗅ぎたいというレトたちの欲求に応えてあげるようにしたいものです。
足元の感触もあれこれ味わわせてあげたい

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犬は人間と違って靴を履いて散歩をしません。(除雪剤などが心配で靴を履いて散歩するレトもいるかとは思いますが)。
なので、足裏の感覚が変化することも、愛レトにとって散歩の刺激のひとつになります。
散歩中にアスファルトだけを歩くより、土や芝生など、可能な限りさまざまな感触を味わわせてあげてください。
散歩と一口に言っても、飼い主さんの工夫次第で、ぐっと愛レトの満足度がアップすることを覚えておいてあげましょう!
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
臼井京音 プロフィール
ドッグライター・写真家として約20年間、世界の犬事情を取材。30歳を過ぎてオーストラリアで犬の問題行動カウンセリングを学んだのち、家庭犬のしつけインストラクターや犬の幼稚園UrbanPaws(2017年閉園)の園長としても活動。犬専門誌をはじめ新聞連載や週刊誌などでの執筆多数。
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