2019年5月1日2,886 ビュー View

熱中症は5月から要注意!油断せずに予防しよう

レトリーバーは短頭種じゃないから熱中症はそれほど心配ないと、油断していませんか? 熱中症はどんな犬種もかかる可能性があります。暑さに体が慣れていない5月ごろから、熱中症で動物病院に運び込まれるレトリーバーが増えてきます。さぁ、気を引き締めてすぐにでも予防対策を!

5月や梅雨のはしりにも熱中症が多い理由 

レトリーバー,熱中症

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熱中症は高温多湿の時期しかならないものではありません。

 

5月は五月晴れなどと言われる爽やかな日がありますが、そんな日に熱中症で倒れるレトリーバーもめずらしくないのです。

 

その理由は、まだレトたちの体が暑さに慣れていないから

 

。気温が20度台前半でも、前日から気温が急上昇した日や、愛レトの体のコンディションによっては熱中症を発症する危険性が十分にあるので気を付けましょう。

 

抵抗力が強くない子犬や老犬にくわえて、肥満のレトも体内に熱がこもりやすく、熱中症になるリスクが高くなります。

 

熱中症を発症しやすい環境は? 

レトリーバー,熱中症

asadykov/shutterstock

熱中症になるハイリスクな環境は、ひとことでまとめると高温多湿なところ。

 

屋外の日なただけでなく、風通しが悪く湿度が高い場所では日陰や気温が低くても熱中症を発症する恐れがあるので注意が必要です。

 

犬は、そもそも人間よりも熱中症にかかりやすい動物。

 

人間のように汗をかいて熱を放出できず、主にはパンティングと呼ばれる口呼吸で放熱しているからです。

 

そのことをよく理解して、愛レトを擬人化せずに予防策を講じてあげましょう。

 

レトリーバーが熱中症になりやすいパターン

レトリーバー,熱中症

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熱中症にかかり動物病院で処置を受けるレトリーバーは、どんな原因で発症したのでしょうか。

多いパターンを紹介します。

 

飼い主がいない車で留守番

ゴールデンウィークに熱中症で運ばれるレトリーバーの多くは、飼い主さんと一緒にドライブをしている途中、飼い主さんが買い物や食事の際に車中で待っていて発症しています。

 

獣医師などによると、「まだ夏ではないし、日陰に自動車を停車させ、窓をうっすらと開けていたから大丈夫だと思った」と、ほとんどの飼い主さんは口にするとか。

 

確かに、車中の温度や湿度は始めはそれほど高くなかったかもしれません。

 

けれども問題なのは、レトたちは飼い主さんがいなくなった不安感から、次第に呼吸がハァハァと荒くなってしまうこと。

 

焦ったレトが車内で動き回ったりすると、それが原因でどんどん温度や湿度が上昇していきます。狭い車内空間では、ほんの数分で熱中症になりうる環境が整うことに。

 

たとえ数分でも、愛レトを車内に置いて出かけるのはやめてください。

 

たとえば食事はドライブスルーやテイクアウトを利用したり、買い物は同行者が交互に行って屋外で愛レトのリードを誰かが持っているようにするなど、工夫をしながら愛レトとの外出を楽しみましょう。

 

運動しすぎてしまう

レトリーバーはご存じのとおり、作業意欲が高い犬種です。

 

散歩に出れば「もっと行こうよ」と、いつまでも歩けますし、ドッグランに行けば永遠にボール投げや友達犬との遊びに興じてしまうことでしょう。

 

そんなパワフルでワーカホリックな愛レトの楽しみを奪うのはかわいそうだからと、ほかの犬種に比べてレトの飼い主さんはついついサービスと無理をしてしまいがち。

 

急に気温が上がった日に運動をしすぎたせいで、熱中症になるレトはめずらしくありません。

 

5月以降は、愛レトが少し物足りなさそうな様子を見せても、「熱中症になると、しばらく遊べなくなるよ」と愛レトに諭しながら運動をやめるようにしておきましょう。

 

熱中症の予防で心がけたいポイント

レトリーバー,熱中症

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熱中症予防に役立つポイントを3つ紹介します。

 

散歩で必携の保冷剤

季節にかかわらず、水と携帯用水飲みボウルを散歩で持参している方は多いと思います。5月になったら、それに加えて保冷剤を持参しましょう。

 

保冷剤は、信号待ちのときや、散歩の小休止の際、愛レトの鼠径部に片側5秒ずつくらいあててあげてください。

 

冷えすぎないように、ガーゼハンカチなどに包んでおけば安心です。

 

鼠径部を冷やすことで、体温の上昇を抑えることができます。

 

必要に応じてクールバンダナなどを活用

首を冷やすのも、体温の上昇を抑えるのに効果的。

 

水で濡らして振るとひんやりとした感覚を得られる特殊なタオルや、保冷剤を内部に仕込めるクールバンダナなど、さまざまなひんやりグッズが市販されていますので、ぜひ愛レトのベストマッチを選んでみて。

 

冷やしすぎは健康に悪影響になることもあるので、運動後や日なたを歩く際など、必要に応じてクールグッズを活用してください。

 

室内ではひんやりできる場所を確保

まだ冷房をつけるほどでもないという場合は、愛レトが体を冷やせるスペースを確保してあげましょう。

 

愛レトが足腰を傷めないようにカーペットを敷き詰めてあるような家庭では、ひんやりした犬用アルミマットや犬用大理石マットを愛レトの休憩スペースに置いておくのがおすすめです。

 

 

熱中症は、飼い主さんが予防策さえ講じて実践すれば、ほぼ間違いなく愛レトを発症させずにすみます。

 

そのことを肝に銘じて、愛レトと春から秋までの時期を安全に過ごしてくださいね。

 

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