2019年8月16日927 ビュー View

【連載】夏に食べたいごはんー「kitchen Dog!」南村友紀のハッピークッキング#8

「Kitchen Dog(キッチンドッグ)」代表の南村友紀さんは、ゴールデンレトリーバーと暮らす生粋のレトラバー。 Kitchen Dogは、犬の消化・吸収・代謝を考えて、安心安全な犬のゴハンを真面目に製造・販売する犬用食品ブランド。 さらに美味しさも追求しているため、多くの愛犬家に親しまれています。 レトと暮らし、さらに犬ゴハンのプロともいえる南村友紀さんの連載、第8回目!

夏の食養生

本格的な猛暑になり、暑い日がつづいていますね!

 

犬たちは、家の中の一番涼しい場所を見つける天才です。

 

家の中を自由に動ける犬たちは、エアコンの冷気が良く当たる場所、扇風機の正面、玄関やお風呂のタイル、ひんやりした廊下など、涼しい場所を見つけて横になり、自分の体温で床が温まってくると次の涼しい場所に移動するなどして自分の体温を調節しています。

 

もしもバリケンなどの犬舎に入っているとしたら、温度の調節はとても難しいと思います。

 

人間と犬たちの体感温度は、毛の長さやコートの種類でかなり違うと思うので、どのくらい不快を感じているかをとても細やかに気をつけてあげないといけませんね。

 

家の中のエアコンで、身体が冷えてしまっている犬もたくさんいると思います。

 

犬の身体が冷えているかどうかを確かめるには

[1]お腹やパウを触って、冷たいかどうか

[2]丸くなって縮こまっていないか、または微妙に震えていないか

[3]お腹を壊していないか

[4]歯茎が白っぽくなっていないか

 

などをチェックします。

 

身体が冷えると、万病の元と言われるように、血行が悪くなり、免疫力も下がり、筋骨格系の病気や感染症などのリスクが高くなってしまいます。

 

しかも、内臓が冷えていると消化能力も落ち、基礎代謝量が下がり、太りやすい体質に!

 

全身を毛に覆われ、汗腺が人間のようには無いため汗をかくことが出来ない犬にとって、暑さは脅威です。

 

暑さによるストレスでさえ、病気のもとになりますから気をつけましょう。

 

食べ物でどんなことができるかな?

体を温めるには運動が大切ですが、何と言ってもこの暑くてたまらない日中に散歩をするわけにもいきません。

 

まずはお散歩は暑くなる前の早朝に一度、そして陽が落ちて気温が下がってから一度、くらいにし、週末には海や川や湖で得意な水泳をさせてあげるとレトリーバーは喜びますね。

 

もう一つはマッサージ。

 

手足の先から鼠蹊部、お腹などを、優しく落ち着いた気持ちでゆったりとマッサージしてあげると血行が良くなります。

 

私は毎朝、起きたばかりの時に全身を満遍なくマッサージしてあげています。

 

手足、お腹、鼠蹊部、喉、顔、背中など、触りながら異常がないかをチェックもできますね。

 

 

食べ物ではどうでしょう?

パッと思い浮かぶのは、生姜や唐辛子でしょうか? 犬にはもちろん唐辛子はNGです。

 

体を温める食べ物というのは、まずは寒い地方でできる根菜など。

 

暑いからといって夏野菜やスイカばかり食べていると身体は冷えていくので、キュウリやトマトなどの夏野菜は、さっと火を通して中庸にするなどの工夫をするととても良くなります。

 

また、酵素が豊富な発酵食品は代謝が良くなるために、とても冷えに効果があります。

野菜や果物は、色でも見分けることが可能です。

 

赤、オレンジ、黄色などの明るい暖色の食べ物、そして小さくて丸い形のもの、水分の少ないものほどイメージ通り身体を温め、水分が多い、緑や白、紫系、そして大きいとか長い食べ物は逆に冷やします。

 

もちろん、調理方法も関係がありますよ!

 

コトコトとよく火を通したシチューのようなものや、体温より少し温かめの食べ物は身体をあたため、冷やした水分は冷やします。

 

そして、やはり温める王様はほんの少しの生姜。

 

アイスクリームなどを好んで食べる犬もいますが、我が家の犬たちはガリガリ君のようなアイスキャンディーをくれくれ! というので食べさせると、飲み込んだ次の瞬間にゲーっと吐き戻します。

 

胃がびっくりして、受け付けないのでしょうね。

 

さて、じゃあ実際に夏のゴハンにどうやって活用したらいいかな?

 

毎日のゴハンに反映させるのは、そんなに難しく無いんですよ。

 

何と言っても冷える食材は、今頃の旬の野菜です。せっかく旬なのに、使わない手はないものね。

 

身体を冷やす旬の食べ物 + 火を使った調理

 

身体を冷やす旬の食べ物 + 身体を温める根菜や発酵食品

 

このどちらか、または両方で、消化も良くなり、冷えも中和され、健康的なゴハンが仕上がります。

 

こんな風にできるのが、これまた手作りごはんのとても優れた一面ではないですか!

 

ということで、最近のバビちゃんのゴハンをいくつかご紹介。

 

牛テール、鹿のレバーと腎臓、乳酸発酵させたビーツとパイナップル、さっとゆでて粉砕したキャベツとブロッコリー。

 

豚肉赤身のソテー、鹿肉のレバーと腎臓、牛テールと鶏手羽の表面だけさっと焼いたもの(骨も食べるので骨には一切火が入っていません)、発酵野菜、鰹節、肉を焼いたフライパンに水を注いでご飯を加えておじやにしたもの。ふりかけているのは、CBDオイルです。

 

鶏胸肉、鶏のハツとレバー、牛肉赤身、さっと茹でたキャベツと小松菜、スーパー大麦バーリーマックス、煮干し、ビタミンE。

 

そして、何にも勝るのが家族の愛情です。メンタルから、身体を温めることができるのは、愛ですよね!

 

南村友紀 プロフィール

レト 2001年に犬のためのビスケット&デリカテッセンショップ「キッチンドッグ!」をオープン。手作りごはんに悩む飼い主さんたちを正しい知識でサポートしながら、「愛と幸福とおいしいゴハンを!」をモットーに活動している。

お料理教室も大人気!

http://www.kitchendog.jp/

 

 

次号につづく!

「Kitchen Dog」南村友紀さんのハッピークッキングは、連載としてお届けしていきます!

レトリーバーたちにふさわしい「ごはん情報」をお届けしていきますので、これからも楽しみにしていてくださいね。

 

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