2020年1月15日6,324 ビュー View

『ラブと暮らしたい』ーマンボウやしろ#8[ゴルの魅力VSラブの引力!]

大のラブラドールレトリーバー好きとして知られる、マンボウやしろさん。そんなマンボウやしろさんに、ラブラドールの魅力と思い出を存分につづっていただく連載。

#8は、本気で『ラブラドールと暮らす』という夢を叶えるための理想や現実など、想いのアレコレについて。

レトリーバー,マンボウやしろ

そもそも、犬を迎えていいものだろうか?

男・独身・43歳・芸人(芸人は辞めてますが、ラジオで喋ったり脚本書いたりの芸人みたいな仕事してます)が果たして犬を飼って良いのだろうか?しかも大型犬を。

 

これからの僕の人生において、これこそが1番の問題だ。

レトリーバー,マンボウやしろ

Jaromir Chalabala/shutterstock

 

今から30年前、千葉県の片田舎にラブラドールレトリーバーの子犬がやってきた。

 

僕らは家族になり、その時から僕もラブラドールに魅了された人間の1人だ。

 

芸人になり金も無く、誰かの家に転々と住みモンゴル民族のような移動を繰り返していた20代。借金はあったが30歳でようやく収入も多少安定して独り暮らしスタート。

 

その頃は自分が生きていけるかどうかに必死で【犬を飼う】という発想すら浮かばなかった。まさに自分自身を飼うので精一杯だった。

レトリーバー,マンボウやしろ

claire norman/shutterstock

 

30代も半ばを超えて、ようやく借金もなくなり、お給料も安定度を増して、結婚なんかを意識する身分になった頃に、不意に自分の中で沸き起こってきた気持ち『もしかしたら、僕の人生でも犬を飼って良いのでは?』そうして僕は、結婚したら必ずラブラドールを飼おうと心に誓った。

 

今から数年前、結婚したい女性が現れ、僕は奥様とワンちゃんに囲まれて暮らす理想のワンダフルワールドを夜な夜な夢みてた。

 

しかし、破局。同時に犬も諦めた。

 

それから数年経ち、わりと本気で結婚は諦め始めているけど、逆に犬との生活だけは諦めたくない気持ちが強くなってきている。

 

『ラブラドール』と、暮らしたい。

「1人暮らしでも犬を飼えばいいじゃん!?」と言ってくれる人がいるが、僕はそれは考えられない。

 

「大型犬だから無理なんでしょ?小型犬にしなよ!」と言われたこともあるが、大型や小型がどうこうではなく、僕はラブラドールと暮らしたいのだ。

 

そう、まさに僕が憧れるのは【レトリーバーライフ】なのだ。

レトリーバー,マンボウやしろ

Jaromir Chalabala/shutterstock

 

僕らの仕事は時間も不定期で場所も不確定なので、数日間家を留守にすることもあれば、朝出て夜中戻りもしょっちゅうだ。それだと犬が可哀想だ。

 

「そういう時は犬を預ければいいんだよ!私も独り暮らしだけどちょくちょく預けてるよ!」という女子に会った。

 

その子と犬の距離感や、犬の飼い方に関してとやかく言うつもりもないし、その犬が幸せかどうかは本当に犬しかわからない。

 

しかし、僕の超個人的な意見でいくならば、犬をどこかに預けることは大きなことだ。

 

犬を預けることを必要以上に大袈裟に捉えてしまうのは、僕の育った環境が、飲食店と住居が同じ建物で、絶えず誰かがいる空間で犬を飼っていたからだと思う。

 

だけども、犬を預けて家族旅行に行くことも家族にとってはとても大切で、僕の考え方は古いと最近ようやく思えるようになってきたところだ。

 

一緒に生活するという夢を、叶えるために。

レトリーバー,マンボウやしろ

Jaromir Chalabala/shutterstock

 

そろそろ本題に入りますが、ここ2年くらいは本気でラブラドールと暮らすための方法を考えています。

 

まず、今の仕事の都合もあり都心に住んでいるけど、散歩ができる公園や川や湖や自然があるところに引っ越す。

 

皇居なんかでも夕方以降にたまに大型犬の散歩を目にするのだが、飼い主は絶対にお金持ちだと思う(笑)。

 

これはもう偏見かも知れませんが、都心で大型犬は間違いなく年収2000万円超えだと思ってます!

 

キャンピングカーで犬と共に仕事に行って、自然のあるところに出かけて、一緒に寝て起きても想像したんですが、免許持ってませんでした。

 

様々な角度から思考をめぐらせ、、、答えにたどり着きました。

 

脚本だけでご飯が食べれれば、日本どころか世界のどこにいようが、家から出なくても執筆料だけで生きていける。犬中心の生活で生きていける!!

レトリーバー,マンボウやしろ

Ivanova N/shutterstock

 

それは確かにそうだし目標だけども、そこまでの地位と信用を得るためには時間と実績が必要で、この夏からドラマの現場に2か所参加してますが、呼ばれればいつでもどこでも脚本の打ち合わせに行かないといけない。

 

地方で犬と暮らしながら、電話やネットだけで打ち合わせをして、文字だけで飯を食うにはあと何年かかるんだ?答えは白紙に戻る。

 

東京で独り暮らしで仕事を外でしている方で大型犬を飼っている方に話を聞きたい!そんな方、いるのかな(笑)? いや、でも絶対にいますよね!?

 

どんな生活なんだろうか?犬が恐ろしく良い子なのかな?ん?職場に連れていけるのか!?それか!!

 

やはり職業を変えるしかないのか?それとも結婚か?相手に失礼ですね。

 

っていうかそもそも僕と結婚してくれる人がいないから現状こうなってるわけで、しかし、時代は確実に変わった。

レトリーバー,マンボウやしろ

Bianca Grueneberg/shutterstock

 

お互いに犬を飼いたくて結ばれる結婚もありかも知れない。

 

ラブラドールレトリーバーがキューピットになってくれるかも知れない。

 

世の中には様々な出会い系のアプリがあるけど、同じ動物を飼いたい人達を繋ぐためのアプリを開発すれば、、、、だいたいいつもこんなこと考えて寝てます。平和です(笑)。

 

仕事柄帰宅しても仕事のことばかり考えてますが、それ以外のことで考えることがあまり無いので、犬の動画や記事を見ながら犬のことばかり考えてます。

 

ラブラドールに出会って僕ら家族は幸せをたくさんもらって、だけど今の僕はまだ飼ってもいない犬に翻弄されて生きてますが、いつかまたラブラドールと暮らすことができたら、僕は本当に救われると思います。

 

よーし、犬を連れていける職場を本気で探すとしましょうか\(^o^)/

 

マンボウやしろ

ラブラドールレトリーバー,マンボウやしろ

元お笑い芸人。1997年よりお笑いコンビ「カリカ」として活動し、2011年に解散。その後ピン芸人を経て2016年に芸人を引退。現在はラジオパーソナリティ、演出家、脚本家、MCなど多方面で活躍中。

Twitter:https://twitter.com/manbouyashiro

メルマガ:マンボウやしろの『死ぬまで生きます』

 

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