2020年3月5日1,968 ビュー View

『弱気なラブの愛おしさ!』ーマンボウやしろ#10[ゴルの魅力VSラブの引力!]

大のラブラドールレトリーバー好きとして知られる、マンボウやしろさん。そんなマンボウやしろさんに、ラブラドールの魅力と思い出を存分につづっていただく連載。

#10は、かつて共に過ごした『天真爛漫』なラブラドールのロンが、自分よりも小さく、力の弱い相手に初めて出会った時にみせた見事に愛らしい反応、そしてその時に感じた“ラブの深い優しさ”について、存分に語ってくれます。

自分よりも、小さな存在と出会った日

レトリーバー,マンボウやしろ

Richard Chaff/shutterstock

 

ハードな散歩によって、土佐犬みたいな筋肉を手に入れてしまったラブラドールイエローのロン。彼は父に怒られている時以外は、いつだって天真爛漫で強気である。

 

前にも書いたことあるが、1番バカにされている僕が散歩に行ったら毎回壮絶な戦いになる。時間の都合や僕の行きたい道vsロンの行きたい道のバトルである。

 

親友の母とだって気がつけばマウントの取り合いである。そんなロン君が弱気になる時がある。

 

ロンは1回だけラブラドールの女の子と愛し合ったことがあります。数ヶ月経って産まれた仔犬達が僕らの家にやってきました。

 

家の中をまだヨチヨチの仔犬達がウロウロしている光景はまるで天国のようでした。

レトリーバー,マンボウやしろ

Okeanas/shutterstock

 

短い間だけご厚意で預からせてもらった記憶なんですが、その1日2日の間のロンは目も当てられないくらい弱気でした。

 

仔犬が自分のところに集まってきてもどうすることもできずに、オロオロして静かに逃げる。逃げ切れない状態になるとなんとも不安な目で僕ら家族を見続ける。

 

仔犬の可愛さははち切れるほどでしたが、いつも全力のロンがソワソワしてオドオドしている表情も心底可愛かったです。

レトリーバー,マンボウやしろ

Nadezda Parizskaya/shutterstock

 

ちょっぴり弱気で嫉妬やさん。そこが可愛いところ。

別の日に2歳くらいの従姉妹が遊びにきました。

 

またも明らかにロンより小さい相手です。やはりどうして良いのか全くわからないようで、ソワソワとこちらを上目遣いで見るばかりでした。

 

やっとこさ立ってる従姉妹がガンガンにロンを触ろうとします。頭とか胸とか場所など関係なく、目やら口やら耳やらズンズンと触ってきます。

 

いつもならば嫌がったり軽く噛もうとしたり逃げたりしますが、今回は従姉妹になされるがまま(笑)。

レトリーバー,マンボウやしろ

Omelianenko Anna/shutterstock

 

ロンはとにかく黙って小さな従姉妹の行為にたえて、繊細に接していましたが、少しだけ匂いを嗅ごうと従姉妹の胸に鼻をつけた時に、従姉妹が少しだけびっくりして後ろに尻もちついてしまったのです。

 

大人達は一瞬で「大丈夫?」の空気を出します。

 

小さな女の子は泣いたりしなかったですが、大人の空気の急速な変化に敏感に反応したロンは申し訳ない目で

 

「違うよ!ごめんなさい!見てたよね?みんな見てたよね?匂い嗅いだだけでしょ?しかもかなりゆっくり嗅いだよ。当たったといえば当たったけど、触れた程度だよね?ねえ、僕が悪いの?」

レトリーバー,マンボウやしろ

Maxime Billon/shutterstock

 

僕は面白くてたまりませんでした!!

 

人間の目は口よりも物を言いますが、犬だって口や尾っぽよりも時には目が物を語ります。

 

犬の言いたいことが目から伝わることはよくありますが、あれほど明確にこちらに伝わったことは無かったように思います。

 

僕らは一部始終を見ていたのでもちろん誰もロンに怒ってませんが、からかうように「あれ?ロンちゃんよくないんじゃないの?」「〇〇ちゃん大丈夫?」「みんながロンちゃんより〇〇ちゃん可愛がったから嫉妬してるのかな?」と意地悪言いました。

レトリーバー,マンボウやしろ

German Gonzalez Stock/shutterstock

 

またロンは目で誰よりも人間に「待ってよ!勘弁してよ!僕悪い?ごめんね!」と訴えてました。

 

このケースはロンは本当に悪くないですが、あとで聞いた話だと、誰も見てない時に実際に従姉妹を鼻で押して軽く倒していたこともあるらしいです。

 

これは完全に嫉妬からくるものだと思います(笑)。

もしくはこの時のお返し(笑)。

 

戸惑いながらも、根っこの優しさが深いから

レトリーバー,マンボウやしろ

Jaromir Chalabala/shutterstock

 

ラブラドールは元気です。若い頃は本当に躍動感に溢れてどんな時もビュンビュン全力です。

 

ロンが家に来た時は僕が1番若くて中学生。お店の従業員の人ももちろん全員大人ですし、寿司屋だったのでイカツイ人ばかり。

 

ロンは人間相手にいつでも手抜き無しでブンブン遊んでいたので、初めて自分より小さくて弱い存在に対峙した時に遊び方がわからなかったのでしょう。

 

動物にはよくこいうことありますが、犬のあるあるだと思います。

 

それは犬が優しいからだと僕は思いますし、レトリーバーは頭もいいからなおさら顕著に反応が出る気がします。

 

小さい存在が気になってるし遊びたいのに、今までみたいに全力でぶつかることができずに、ただただ困って人間を見る。

レトリーバー,マンボウやしろ

Jaromir Chalabala/shutterstock

 

僕はゴールデンも好きです。同じレトリーバーでもゴールデンはお兄さんやお姉さんのイメージがなぜかあって、ラブラドールが弟と妹って感じです。

 

うちのロンは末っ子として暴れたい放題のロン王朝で何年も自由気ままに生きてきたからこそ、より一層に戸惑いが大きかったと思います。

 

末っ子だったのに弟や妹ができた時の人間の子供に似てるのかな(笑)?

 

SNSなんかで人間の子供と犬が遊んでる動画とかよく見ますが、犬が自分より小さい人間の子供に意地悪したり転ばしたりしてるのを見たことがありません。そんな動画もあるかもですが僕はまだありません。

 

優しく子供に接している動画なんかは見ていて感動すら覚えます。

レトリーバー,マンボウやしろ

Elena Nasledova/shutterstock

 

種族を超えた愛や優しさが可視化されてるようで温かい気持ちになりますし、ロンのように子供に動揺している犬の動画はニヤニヤが止まらなくなります。

 

そういう時の犬が、もう最高に愛おしいです!!

 

はあ~(ため息)、毎回文章書きながら30年くらい前を思い出しながら書いてますが、毎回毎回やっぱりラブラドール飼いたくなります。

 

触りたいな~ラブラドール。

 

改めまして、ラブラドールレトリーバーを愛しております。

 

マンボウやしろ

ラブラドールレトリーバー,マンボウやしろ

元お笑い芸人。1997年よりお笑いコンビ「カリカ」として活動し、2011年に解散。その後ピン芸人を経て2016年に芸人を引退。現在はラジオパーソナリティ、演出家、脚本家、MCなど多方面で活躍中。

Twitter:https://twitter.com/manbouyashiro

メルマガ:マンボウやしろの『死ぬまで生きます』

 

 

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