レトリーバーと過ごす『一緒の時間』がまさかのストレスに…愛レトの性格を理解しておうち時間を楽しもう
Stayhomeでの生活は私たち人間にとってストレスに感じることがたくさんだけれど、救いは今までより愛レトと一緒にいられる時間が増えたこと。一緒の時間は楽しいだけじゃなく、この不安な状況下でも心の拠り所になっているはず。それにレトだってお留守番より一緒にいられる時間がこんなに長ければかなりHappyなはずだよね? でも実はそれって思い違いかもしれません。
目次
私たちだけでなく、レトにとっても生活は大きく変わった
短くなったお散歩、人に挨拶できない、お友達に会えない、遊べない。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によって、人間だけでなく犬たちの生活リズムも大きく変わりました。
どうしてこうなったのか理由がわからないままにいつもと違う生活に突入してしまったレトたち。
感受性豊かな彼らが何も感じていないわけはありません。
レトリーバーは人も犬も大好きな子が多く、大型犬として適度な運動が必要な犬種です。
お散歩に関しては人の少ない時間帯や場所を選んでいつも通り行うことは可能かもしれませんが、人でも犬でも「誰かと会う」ということはどうにもならないのが現状です。
ソーシャルディスタンスを守るためには「こんにちは!撫でてくださいな」というレトリーバー種の持つ人懐っこさは全く発揮させてあげることはできません。
これは人好きで構ってちゃん系の子にとってはかなりのストレスになっているはず。
「知り合いを見つけると喜んで走って行こうとするのを“今日はダメよ”と言って引き戻すと“どうして?”って悲しい顔をするのがつらい」
という話をよく聞くようになりました。
いつもいない家族がずっと家にいるという環境の変化がもたらすもの
家族のことを心から愛しているのがレトリーバー。
甘えん坊さんもお留守番が苦手な子もいるでしょう。
ですから今回のように私たち人間が「出来るだけ家にいる」という状況は好ましいと思えるかもしれません。
実は私もそう思っていました。
「こんなにずっと一緒にいられるなんて、犬たちにとっては万々歳だよね」と。
でも、それは必ずしもそうではないようなのです。
実際に複数の獣医さんから「家族がずっといることによるストレスで調子を崩している子がいる」とお聞きしました。
家族構成は色々です。そう考えてみると、確かにいつもは学校に職場にと出かけている家族たちが全員家にいることになったら…。
そしてそれが1日2日のことではなく1ヶ月単位でのことだったら…。
性格によってはストレスに感じてしまっても無理はありません。
ひとりの時間も必要なんです
思い返してみたら先代のゴールデンレトリーバーRubyは、私と一心同体のような存在でありながら「個」というものを持っている子でした。
いつも意識はこちらに向けていましたが、ひとりになりたいこともあったようで、そういう時は静かに他の部屋に行って過ごしていたのです。
私は家で仕事をすることも多いので、一般的なサラリーマン家庭よりは犬たちと一緒にいる時間が多いと思います。
ただ大人だけの家族で普段から静かでしたし、あまりベタベタもしない関係でした。
それでも彼女にはひとりの時間が必要なのだということは、感じていました。
社交的な人でもひとりになってホッとするということはあるでしょう。
レトだって同じです。「お願いだからひとりにして!」となる前に、自由な時間を作ってあげたいものですね。
人間の気持ちが痛いほどわかってしまうのがレトリーバーだから
レトリーバーは人に寄り添って生きる犬です。
私たちの気持ちを読み取るのがとても上手。
だからこそ負の感情もサッと感知して自分のストレスにしてしまうことがあります。
今回のウィルスへの不安や自粛生活でのストレス、ついイライラしてしまう感情。
それを表に出していないとしても、心の中の葛藤を愛レトはすでに感じているかもしれないのです。
このような非常事態下で、何も感じないようにするというのは難しい話です。
でも出来るだけ笑顔でいること、明るい声で話しかけること、ちょっとふざけたことをしてみること。
そんな工夫をして生活することはレトのためだけでなく自分たちの精神衛生上も良いと思います。
うちの子の性格を考えたそれぞれの対策を
家にずっと人がいたら必ずしも愛犬がストレスを感じて体調を崩すということではありません。
それは家庭環境やレトの性格によって大きく異なります。
例えば我が家の場合ですが、元々仕事場にも連れて行っているような生活で、かつ若干の分離不安があるような子たちは、毎日私と家にいたところで何も変わったところは見受けられません。
不安があるとすれば、これから通常の生活に戻った時に「(私が)いない」ことがストレスになるのでは? ということです。
これは今後どう矯正していくか、我が家の課題になる気がしています。
同じ家庭は一つもなく、そこで暮らすレトもそれぞれです。
ひとりの時間が必要なのか、否か。
家族は安定した精神状態で暮らせているか。
みんながストレスなく楽しく暮らしていくにはどうしたら良いか。
このようなことを考えることは、この自粛生活が終わった後もずっと役に立つはずです。
前向きに楽しく、今を乗り切りましょう!
執筆者:Roco
『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。
撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。
フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。
子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」
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