2020年8月7日1,057 ビュー View

レトリーバーとの『デュアルライフ(二拠点生活)』の落とし穴。良いことばかりじゃないみたい…?  

都会と田舎、どちらも楽しめるデュアルライフはレトにとっても人にとっても楽しくていいことづくめのように思いがち。でも実際のところはどうなのでしょうか。物事には相反した二つの側面があるもの。私がデュアルライフを始めて8年が経ちました。その中でわかった大変なことなどリアルな現実を書いてみようと思います。

※前提はリゾートマンションではなく庭付きの一戸建て物件です

物も固定費も、何もかもほぼ2倍!

wavebreakmedia/shutterstock

 

デュアルライフはどちらでも「生活をする」ということ。そのため必要最低限の設備は必要になります。

 

となると家具や家電、細かく言えば食器類までその場で生活できるようにするための全てを用意しなければなりません。

 

どこまで“満足いくだけの数”を揃えるのかというのは人それぞれですが、冷蔵庫や洗濯機などの大きいものを揃えるだけでも出費はそれなりです。

 

最初はその都度沸かせばいいからなくてもいいやと思っていた電気ケトルも、結局はないと不便だということで購入しましたし、ホットプレート、ジューサー、ブレンダー、といった小さな家電もどんどん追加していくことになりました。

 

「結局は同じような生活をしたくなる」

そういうことのようです。

 

「その都度運べばいいんじゃない?」

と思ったそこのあなた、甘いです。

 

ただでさえ犬連れは荷物が多いのに、そんなにアレコレ持って移動するのは現実的ではないのです。

 

水道光熱費・通信費もかなりアップします。

 

1か所での使用量は減るものの、基本料金はそれぞれに必要。

今の時代に欠かせない通信環境も導入必須。

 

ちなみに田舎はプロパンや灯油使用が多く、燃料費がかさむということは住み始めてから知りました。

 

移動には時間だけじゃなくてお金もかかる

Alona Slostina/shutterstock

 

私は長距離ドライブが得意ではないので、東京から1時間半以内で行けるところを探して今の場所に決めました。

 

これは人によって感覚が違うので2時間でも3時間でも良いのかもしれませんが、日帰りできる距離にしておくと気持ちに余裕ができるのは確かです。

 

そして往復に時間がかかるというのはそれだけゆっくりできる時間が少なくなるということ。

 

場合によっては行ったと思ったらすぐに帰ってくるということになり、だんだんそれが負担となっていくことも考えられます。

 

移動でかかるのは時間だけではありません。

高速代・ガソリン代。

これがバカにならないのです。

 

候補地があるなら「月4回の往復だとしたら」などとリアルに考えて、ざっと年間の費用計算をしてみるのも良いかと思います。

 

毎回大荷物。ゴミを持ち帰るのも一苦労

Bankrx/shutterstock

 

私は下着から服、靴まで基本的にはそれぞれの家に必要な分を置いておくというスタイルです。

 

それでも洗濯物は最終日に持ち帰る必要があるし、冷蔵庫のものも同様で、なかなか荷物はコンパクトになりません。

 

食料品をクーラーボックスに詰めて持って行く、持って帰る。

 

食べきるというのが上手くできれば良いのですが、これが結構大変なのです。(お料理上手の方はそうでもないのかも)

 

それからゴミの問題。

 

別荘地であれば管理事務所がありゴミも集積所があるので帰る時にそこに出していくことが可能ですが、そうでない場合はちょっと厄介(私は厄介な方に該当)。

 

ゴミの日と帰る日がちょうど合えば良いのですが、合わなかったら持ち帰るしかありません。

 

夏に生ゴミを車に積んで帰るのは結構悲しいものがありますよ。

 

私はうっかり東京に戻る2日前くらいに魚を捌いてしまったことがあって、ちょっとしたダメージを受けました(気持ち的に)。

 

自然がいっぱいってことは、虫や野生動物もいっぱいってこと

rebeccaashworth/shutterstock

 

私は基本的に虫も蛇も野生動物も平気。それでも「うわっ!」ということがよくあります(たまにではなく)。

 

自然の中での暮らしというのは、自然の営みの中に混ぜてもらうということ。

 

見たこともない大きな蜘蛛や危険なスズメバチとの遭遇は当たり前だし、家の中に足がいっぱいある虫が歩いていることだってあります。

 

「虫が怖い、嫌い」な人は残念ながらアウトです。

 

また、野生動物は可愛いだけではありません。

 

病気の心配もあるので、ワクチンの種類についての検討や対策が必要となる場合もあるでしょう。

 

病気ということでいうと、歩いていける距離に動物病院がある可能性も低いです。

 

その辺りのこともリスクとして頭の中に入れておく必要があると思います。

 

留守中の管理、メンテナンスは誰がやる?

dezy/shutterstock

 

実家から独立してから庭付きの家に住んだことがなかった私。雑草を甘く見ていました。

 

春を過ぎると本当にあっという間に庭を覆い尽くしていく草・草・草。

 

業者さんとメンテナンスの定期契約をするという手もありますが、うちにはそんな余裕がないので出来るだけ自分たちでやっています。

 

でも時にはシルバー人材センター、業者さんにお願いしてほっと一息することも。

 

今は伸びすぎた木の伐採を業者さんにお願いしているところです。

 

外だけでなく家の中の環境管理も考えないといけません。

 

梅雨時に革のソファーや椅子などを一気にカビさせてしまった苦い経験から、留守中も数カ所のエアコンを入れたままにしています。

 

そしてそれは東京の家も同様。

エアコン稼働率がものすごく高い我が家です(涙)。

 

空き巣対策としてはそれぞれ警備会社と契約しています。

 

ここでも費用がかかってきますが、心配しているよりも安心を買うことがストレスフリーで健康的だと思っているからです。

 

都会の何倍にも感じる災害の怖さ

invisible invisible/shutterstock

 

自然の中の暮らしで何よりも怖いのは虫や野生動物ではなく「自然災害」。

 

私はビル街に住んでいるせいか、都会にいる時は台風や大雨、大風でもほとんど影響を受けることがありません。

 

でも田舎にいると自然の怖さがダイレクトに伝わります。

 

一度急な大雨で川が増水したのを目の当たりにしたことがあるのですが、本当に恐ろしかったです。

 

それ以来、天候の変化には今まで以上に気をつけるようになりました。

 

そうは言ってもいつどこで災害に見舞われるかわからない現代。

 

ただでさえ犬たちを連れての避難には難しい問題があるのに、新型コロナウイルスによってますます避難が難しく。

 

どこにいても対応できるようにしておかないといけないと、気を引き締めています。

 

『デュアルライフ』を楽しめるかはその人次第

Denis Moskvinov/shutterstock

 

意地悪みたいに大変なことばかり書いてきましたが、実際のところ私は今の生活をとても気に入っています。

 

雑草との戦いも、虫に驚かされることも、経済的な負担も、犬たちの笑顔と自然が与えてくれる豊かさと比べたらなんてことないのです!

 

あ、それは言い過ぎ。

やっぱりちょっと大変です(笑)。

 

自分の年齢を考えるといつまでこのような暮らしができるかわかりませんが、とりあえず今は犬たちと一緒に都会と田舎を楽しみ尽くそうと思っています。

 

デュアルライフは体力も必要。

そして楽しめるかどうかはその人次第。

 

もし興味が湧いたなら、自分たちに向いているかどうかを愛レトと相談してみてくださいね。

 

執筆者:Roco

『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。

撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。

フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」

 

 Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター

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