2021年8月16日13,778 ビュー View

「花の子」と呼ばれたゴールデンはこうして18歳まで生き抜いた【コラーゲンの希望】

愛犬との暮らし、楽しんでいますか。

いま現在すごく元気にしているその子も、もうあなたのそばからいなくなってしまったあの子も、せいいっぱい生きているし、思いっきり生きた。

彼らがよりよく生きるその手伝いをすることが、飼い主のつとめ。

もっといえば、それがわたしたちの喜びなんですよね。

今回は見事18歳まで生き抜いたゴールデンレトリーバーのお話です。

「花の子」と呼ばれた女の子は、どのようにしてその生涯をまっとうしたのでしょう。

そこには飼い主のやさしい気持ちが引き寄せた奇跡がありました。

 

※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません
※文章はインタビューに基づき編集部が構成したものです
※画像はイメージです

「花の子」と呼ばれたゴールデン

レトリーバー,Ta-Ta

Kashaeva Irina/Shutterstock

うちの子、18歳の生涯をまっとうしました。

 

その18年間の苦労や、介護で大変だったことなどを話すこともできますが、あまりそういうのもどうかと思うんです。

 

こういうことはみんな違ってみんないい、わけですからね。

 

取るに足らない逸話かもしれないです。

 

それでもやっぱりお話したいことがあるのです。

 

ただ、内容的に匿名希望とさせてください。

 

うちの子の名前は「カレンデュラ」。オレンジ色の花の名前で、またの名をキンセンカ。

 

ハーブとしても有名な花で、花弁にはさまざまな薬効があるようです。

 

とはいえ「カレンデュラ」とは呼ばすにいつも「カレン」と呼んでいました。

 

カレンは「花の子」とも呼ばれていて、それはカレンという名前だけでなく、子犬のときに迷子になって、怖かったのか公園の花壇でうずくまっていたところを発見されたからでした。

 

花壇には色とりどりの花が咲き乱れ、そこにいた美しい子犬。

 

カレンは「花の子」のようだった、と発見者の方に言われたんです。

 

(わたしはカレンを迷子にしてしまったことと、花壇を荒らしてしまったことのほうが申し訳なかったけれど)

 

たくさん食べて大きく育って

レトリーバー,Ta-Ta

Kashaeva Irina/Shutterstock

カレンは天真爛漫で人懐こく、犬にも猫にも(!)好かれ、どこへ行っても人気者でした。

 

今でも思い出すのは笑顔だし、ご機嫌ではしゃいだ姿。

 

そんなカレンはほんとうに食欲が旺盛で、ゴールデンレトリーバーらしく筋肉たっぷり、被毛もつやつやの美しい成犬になりました。

 

食べさせていたのはプレミアムドライフードのみでしたが、ある日ふと思い立って、トッピングに力を入れるようになりました。

 

鶏肉や豚肉、牛肉にラム肉、納豆や卵、鮭やマグロなどの魚肉も。

 

好き嫌いなんてなにもなく、アレルギーもありませんでした。

 

そんな食事を与え続けて、カレンは一度もごはんを残したことがなかったのです。

 

ところが。

 

やせ細ってしまったカレン

レトリーバー,Ta-Ta

Kurdyukova Olga/Shutterstock

ある日、わたしがどうしても仕事で家を数日空けなければならず、カレンを実家へ預けることになりました。

 

実家の両親は大型犬のカレンに慣れてはいませんでした。

 

とはいえ実家にはマロンというトイプードルの子がいましたし、犬は両親も好きだったから、数日間くらいなら問題ないだろうという考えで預けたのです。

 

これが間違いだった。

 

絶対に許せない出来事を、母が打ち明けてくれました。

 

人懐こいカレンが父に近づいたが、そのとき父は機嫌が悪くて、カレンのお腹を蹴った。

 

ごはんを食べたばかりだったカレンは嘔吐したそうです。

 

信じられませんでした。

 

それ以来、食欲旺盛だったあのカレンがごはんを残すようになってしまった。

 

そして、しだいにカレンはやせ細っていきました。

 

カレンが7歳の頃のことです。

 

カレンの心とからだを整えたい

レトリーバー,Ta-Ta

Kurdyukova Olga/Shutterstock

犬だって心の状態を悪くすれば、からだにも影響が出てくる。

 

悲しんでいる場合じゃないし、わたしが怒り続けることもカレンにとっていい状況ではないだろうから、とにかく悪い感情を振り落として、カレンの健康をいちばんに考えました。

 

わたしは完全に自立していて、社会人であり、自分のコントロールができる。

 

カレンがわたしに頼り、すべてを預けてくれるようにがんばらなければいけない。

 

ドッグトレーナーやペット栄養士とも相談して、カレンの心とからだを整えるために奔走しました。

 

「なにか特別においしいもの、そしてなにかとても…やさしい時間が必要なんだと思う」

 

懇意にしていたドッグトレーナーから言われた言葉です。

 

コラーゲンがもたらす希望

レトリーバー,Ta-Ta

Kurdyukova Olga/Shutterstock

そういうひどいことがあっても不幸中の幸いだったのは、カレンが人への攻撃性を持たなかったということ。

 

そこはあいかわらず人懐こいカレンのままでした。

 

でも、食事は残すようになり、やせてしまって元気も失っていた。

 

どんな食事内容にしても完食はしないのです。

 

けれども、ついに事態は一変します。

 

ある日わたしが料理しているとき、何気なく余った鶏の「皮」をカレンの鼻先に持っていったのです。

 

カレンはそれをうれしそうにぺろりと平らげました。

レトリーバー,Ta-Ta

Tim UR/shutterstock

鶏の皮、か。

 

コラーゲンが好きなのかな…?

 

カロリーは高いけれど、今なら逆にぴったりなのかもしれない。

 

わたしは毎回の食事に、少し多めに鶏皮を与えることにしました。

 

鶏皮が入っていれば、ほかの食材も勢いついて完食する。

 

とはいえ、鶏皮だけをいつまでも多く与えるわけにはいかず、わたしは工夫して別の部位やほかのお肉も混ぜながら、カレンの食欲、つまり生きる力を取り戻すことを目指しました。

 

すると、カレンのからだに変化が訪れはじめます。

 

カレンのやせ細った筋肉は徐々に大きく力強くなり、パサパサだった被毛も艶が出てきてコシや張りが生まれ、目の輝きも増していきました。

 

カレンはまた元気に生きることを、選んだんだ。

 

彼女は戻ってきてくれた。生きる力を取り戻してくれたのです。

 

15歳のカレンに起きた『老化』の渦

レトリーバー,Ta-Ta

Kurdyukova Olga/Shutterstock

月日は巡り、カレンが大型犬としては長寿ともいえる15歳になったころ。

 

食事についてはとにかく好物を意識した手作り食にスイッチしていましたが、鶏皮だけでなく、コラーゲン豊富な豚モツや牛すじ肉、軟骨なども大好きでした。

 

ところが、カレンに『老化』の渦が押し寄せてきていました。

 

レトリーバーとしては長生きしていますよね、だからある程度はしかたない。

 

…そんなこと、頭ではわかっていても、認めたくはないものです。

 

カレンは明らかに小食になり、立ち上がるのもゆっくり、もちろん走ることもなくなっていました。

 

でも、わたしはちゃんと健康維持が期待できるようなことを、ずっと続けたかった。

 

ついに見つけたのが、『Ta-Ta(タータ)』というコラーゲンサプリメント。

 

鶏皮の脂はもう食べられなくても、このサプリならそれ以上のコラーゲンを効率的に摂取できる。

 

コラーゲンは、骨、軟骨、靭帯、筋肉、爪、皮膚、毛、内臓など、 大切な部位の健康維持をサポートするのにとても役立つのだそうです。

 

なるほど、わたしがしてきたこともあながち間違っていなかった。

 

カレンのからだの健康維持に、コラーゲンがちゃんと貢献してくれていたんだ。

 

 

カレンが最期まで食べ続けたコラーゲンとは…! /

最後の瞬間に「花の子」が求めたもの

レトリーバー,Ta-Ta

Stickler/Shutterstock

カレンはそれから3年間、生きました。

 

こんなにうれしくて、いきいきとした濃い3年間は、わたしの人生にはありませんでした。

 

カレンは18歳まで、生きたんだ。

 

わたしの選択はまちがっていなかったと思っています。

 

いま、カレンはわたしの横で、色とりどりの花に囲まれながら眠っています。

 

まさに「花の子」。

 

ここまでよく、がんばったね。

 

わたしは思い出します。

 

カレンが寝たきりになり、呼吸が荒くなっていたとき、ふと思い立って、『Ta-Ta(タータ)』の粉末をお水に溶いてシリンジに入れ、彼女の口へ甘露のように注入しました。

 

カレンはそれをこぼさずに飲み干し、満足そうに笑ったのです。

 

もうお水すら飲めなくなっていたのに。

 

それから3日間、おだやかに生き続けたことは、一生忘れることはないでしょう。

 

あの味が好きだったんだな。

レトリーバー,Ta-Ta

mis1il/Shutterstock

いまね、カレンという「花の子」のからだを撫でながら、彼女に語りかけています。

 

ねえ、カレン。

 

もうお父さんを許してあげようか。

 

だって、あなたはまた天真爛漫な「花の子」に戻れたんだもの。

 

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