レト大活躍!見ても挑戦しても楽しいアジリティーとは?
世界的にもっともポピュラーなドッグスポーツと言える、アジリティー。大げさに言えば本来はワーカホリックに近いレトリーバーたちに、その有能な運動神経と頭脳を活かせるアジリティーはぴったりな競技です。見ても楽しく、行っても楽しい。そんなアジリティーの魅力を探ってみましょう。
アジリティーとは?
アジリティーを一言で表すと、犬の障害物競走。1978年にイギリス最大のドッグショーであるクラフトで初披露されました。もとは、馬術の障害競技をモデルに誕生したと言われています。
発祥の地であるイギリスのみならず、世界中で大人気のドッグスポーツであることは間違いありません。特にレトリーバーの競技人口(競技犬口)は高く、見る人をワクワクさせる魅力があります。
実際に愛レトとチャレンジするかどうかは別にして、基礎知識を得ておくと、見学するチャンスがあった際にはさらに楽しめることでしょう。
団体によって多少ルールが異なりますが、ここでは、FCI(国際畜犬連盟)に属していて、世界選手権に日本代表選手を派遣しているJKC(ジャパンケネルクラブ)のルールを紹介します。
審査方法
決められた時間内に、決められた順番で、いかに着実に障害をクリアできたかを審査します。
コースごとに標準タイムとリミットタイムが設定されていて、標準タイムを1秒オーバーすると1点減点され(1.15秒オーバーは1.15点減点といった具合)、リミットタイムを過ぎると失格になります。
障害の正面横に立ててある番号順にクリアしていかなければなりませんが、順番を間違えても失格になります。
障害物の前で躊躇して動きが止まってしまったり、障害物を落下させたりするのも減点の対象です。
減点方式で、障害での減点とタイムの減点が合算されて、減点の少ない選手が上位を獲得できます。
どんな障害物があるの?
リングの中にスタートからゴールまで100~200mの長さのコースが設けられていて、コース上に15~22個の障害が設置されています。
コースの内容は競技会ごとに異なり、指導手は出走直前まで障害物の配置がわかりません。
ハードル
バーをジャンプして越える障害。バーは触れると容易に落ちてしまうので、犬はバーに触れないようにして飛び越えなければなりません。アジリティー競技の中でもっとも多く使用されています。
Aフレーム
「A」の字型にして傾斜した2枚の板を立てた障害。板上にある、色分けされたタッチ部分に触れないと減点されてしまう「タッチ障害」です。
チューブ・トンネル
長さ3~6m、直径60cmのジャバラ状のトンネルを潜り抜ける障害。トンネルに入ってから後戻りをすると減点されます。
ウィービング・ポール
スラロームとも呼ばれる、60cm間隔で立てられた12本のポールの間のすべてを犬がすり抜けていく障害。1本目のポールは、犬の左側からエントリーしなければなりません。
シーソー
文字通り、長さ3.6~3.8mのシーソーに乗って通過する障害。両端90cmのところには色分けされたタッチ部分があり、犬がそこに触れないと減点されます。
ロング・ジャンプ
手前に向かって傾いた板(ユニット)が2~5枚等間隔で並べられていて、そのブロックの四隅に置かれたコーナー・ポールの間を飛び越える障害。
タイヤ
ロープなどで吊り下げられたタイヤを飛び越える障害。地面からタイヤの開口部中央までの高さは、体高カテゴリーがSとMで55cm、Lで80cm。
ドッグ・ウォーク
歩道橋とも呼ばれる、高さ1.2~1.3cm、長さ3.6~3.8cm、幅30cmの橋の上を渡る障害。入口と出口の傾斜しているところに色分けされたタッチ部分があり、そこに触れないと減点されます。
競技クラス
犬の体高によって、35cm未満のスモール(S)、35cm以上43cm未満のミディアム(M)、43cm以上のラージ(L)の3クラスに分かれています。
クラスごとに障害物の高さなどの設定が異なります。
さらに、犬の足が触れなければならない部分がある「タッチ障害」やテーブルを含むアジリティー(AG)と、ジャンプ障害がメインのジャンピング(JP)の2つがあり、出場者は両方に出走して、それぞれの競技ごとに順位がつきます。
難易度や旋回スピードの違いで、比較的簡単なコースに設定されたアジリティー1度から難易度の高くなる2度、最高難度の3度までのレベル分けもされています。
アジリティーの見どころ
アジリティーのスタートを切る前のレトリーバーの表情を、まずは見てみてください。指導手の一挙手一投足に集中して、瞬きもせず意識を向けています。早くスタートしたくて、目はきらきらと輝いているに違いありません。
いざスタートすれば、レトたちは俊敏な動きと速いスピードで、バーや障害物を嬉々として次々にクリアしていくことでしょう。
アジリティーでは、いかにタイムロスのないコース取りができるかが勝負。指導手のコース取りの指示を、障害をクリアしながらもレトが見つめている様子も必見です。
指導手とレトが一糸乱れぬ団結力を披露してくれる光景を見れば、自分も愛レトとチャレンジしてみようかと思うかもしれません。
レトリーバーはもとは猟犬で、人と一緒に仕事をするのが大好きな犬種です。愛レトとの一体感と充足感を味わえるアジリティーに、ぜひチャレンジしてみてください。ネットで検索すれば、近くで開催されているスクールなどがきっと見つかるはずです。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【レトオーナー必見!】カインズでしか手に入らない、こだわりのベッド・ウェア5選!【カインズわんわん祭り2024・開催中!】
「カインズ」と聞くと、ホームセンターのイメージが強い方も多いかもしれませんが、実は獣医師が監修したペット用品や、こだわりの設計が詰まったアイテムが勢ぞろい!
今回は、レトリーバーに最適な、カインズオリジナルのベッドとウェアをご紹介。実際に商品を使用しているレトリーバーオーナーの声とともに、その魅力をお届けしちゃいますよ。
さらに、10月23日(水)から12月2日(月)まで、まとめ買いでお得に商品がゲットできる「カインズわんわん祭り」も開催しています!
この機会に、ぜひ愛レトにぴったりの商品を探してみてください。
(PR 株式会社カインズ)
PR -
【掃除機革命!】ゴミ捨て不要・抜け毛がからまない・ナノイーX搭載のパナソニック『セパレート コードレス掃除機』に驚愕
レトリーバーにどっぷりハマって見えた、新たな事実…。それは彼らの換毛期はバラバラで、一年中抜け毛が激しいということ。しかも在宅時間が増えたから、今まで以上に抜け毛が気になって仕方がない…!
今回ご紹介するのは「スティック本体のゴミ捨て不要/抜け毛がからまない/ナノイーX搭載/超軽量」の革命的な掃除機。
編集部も驚愕した、今の時代にふさわしい掃除機の全貌をご覧あれ!(ハッキリいって、見なきゃソンです)
(sponsored by パナソニック株式会社)
PR -
【累計1億2000万食突破!完食率95%】「ココグルメ」がレトリーバーの夏バテ予防にぴったりな理由とは!?
みなさんは、犬も夏バテになることを知っていますか。とくにレトリーバーは、厚い被毛や活動的な性格から注意が必要です。
夏バテと上手に向き合う秘訣は、なんといっても食事。
累計1億2000万食を突破し、完食率95%。フレッシュフードの王道といえる「ココグルメ」は、夏を元気に乗り越えたいレトリーバーにぴったりなのです!
「今だけ初回限定500円」のキャンペーン情報もありますので、最後までお見逃しなく!
(PR 株式会社バイオフィリア)
PR -
【取材・看板犬】大型犬の聖地!湘南のドッグカフェ&ラン〜看板犬はゴールデンのマーリー〜
レトをはじめとした大型犬オーナーが頭を悩ませるのは、彼らが存分に楽しめるドッグラン探し。広いのはもちろんのこと、そこに集まる犬種だって私たちには重要!
今回取材をしたのは、大型犬が多く集まるドッグカフェ&ラン「Ven! (ベン)kitchen&dog garden」。ここの看板犬はゴールデンレトリーバーのマーリー。だからなのか、集まるワンコたちも大型犬が多数!
取材 -
【取材】「今日はノリが悪い」で炎症発見。12歳&14歳、2頭をレジェンドにしたのは小さな違和感も見逃さない観察力。 #2 大吉
平均寿命が10〜12歳と言われる大型犬のレトリーバーたち。そこで10歳を過ぎたレトリーバーを憧れと敬意を込めて“レジェンドレトリーバー”と呼んでいるRetriever life。その元気の秘訣をオーナーさんに伺うのが、特集『レジェンドレトリーバーの肖像』です。今回は、つい最近まで14歳の黒ラブ・カノンちゃんと暮らしていた大吉くん12歳が登場します。2頭のレジェンドレトを育てあげたオーナーさんのお話には、きっと長生きのヒントが隠れているはず。
連載 -
やんちゃな子犬に優しく寄り添い、大きな心で受け入れてくれたゴールデン。【ほっこり動画】
今回ご紹介するのは、パピーに優しく接するゴルの動画。ウトウトしているところに突撃されても、文句も言わずに受け入れてくれるのです。さらには笑顔って…紳士すぎ!
-
「まだかな…」大好きなパパの帰宅を待つラブラドール。健気な後ろ姿が愛おしすぎた【動画】
今回は、どうしたって愛おしく感じてしまうラブのお出迎えシーンをご紹介。オーナーさんの帰宅を察して一目散に駆けてきたり、帰宅前からソワソワと待ち続けていたり。こんなお出迎えをしてもらえたら、一日の疲れなんて吹き飛ぶでしょうね!
-
【インタビュー】マンボウやしろ〜究極のラブラドール愛と、女性に“飼われてみた”日々〜
元お笑い芸人の「マンボウやしろ」さんは、大のラブラドール好きとして知られています。ラブラドールが大きく描かれたTシャツを5着も所有し、将来の夢を聞かれたら「ラブラドールで軍隊をつくること」と答えるほど。
今は環境柄ラブラドールと暮らせないとのことで、今回はたっぷり触れ合っていただき、ラブラドール愛を語っていただきました。
取材 -
(スイー…)泳ぎが苦手なゴールデンが浮き輪を使って上手に遊んでた。これは可愛すぎる【動画】
ゴルは水や泳ぐのが好きな犬種。水上に落ちたおもちゃを回収したり、水飛沫をあげて楽しむ姿を想像するのは難しくありません。しかし、人にも得意不得意があるように、中には泳ぎが苦手なゴルもいるようで…。
-
「イヤだなぁ…」カッパを着せられて雨散歩だと察したラブラドールから漂う哀愁がスゴい。【動画】
いつもは明るい性格のラブですが、たまにはテンションが低くなってしまうことがあるのです。それはお天気が雨の日。お散歩で濡れることがイヤだったり、お散歩に行けず拗ねた姿が子どものようでクスッとしちゃいます!
特集
-
ゴールデン・レトリーバー とは
ゴールデンのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
ラブラドール・レトリーバー とは
ラブのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
【特集】新・家術〜進化型家電と、新しい愛情物語
愛犬たちとのかけがえのない生活をもっと楽しく快適に暮らすために。
-
【特集】15歳を目指す健康術
レトが長生きする秘訣は、まだまだ世界中にあふれているはずだ。
-
【特集】レジェンドレトの肖像ー10歳を超えて
-
【マンガ連載】今日も父はレトバカです
-
【特集】ゴルの魅力 vs ラブの引力
それぞれをこよなく愛する人たちが、その思いを存分に語ります!
-
【特集】レト愛が止まらない!
隠れた著名人のレトファンをインタビュー!
-
【特集】レトを迎えたら。
レトを迎えたらしたいこと。アドバイスも!
-
レトリーバー 病気辞典
獣医師監修のRetriever Lifeオリジナル病気辞典。あなたの愛するレトを守るための情報満載
-
レトリーバー里親/保護犬情報
Retriever Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
RETRIEVER LIFEとは
レトリーバーが、好きだから。国内最大級のレトメディア