2019年12月8日2,825 ビュー View

【気温差や乾燥に注意して】冬がはじまるよ!愛レトの体調管理に気をつけて、今年の冬も楽しく過ごそう!

夏には熱中症や足の裏の火傷など、注意して生活しなければならないことがいくつかありました。レトリーバーにとって暑さは敵。でも寒いのは比較的得意だし、気を付けることなんてそんなにないんじゃない…って思っている方いませんか? 実はそんなことはないのです。寒さ対策や乾燥対策、人間と同じように意識してあげてください。特に病気を持っている子や老犬の場合は命にかかわることもあるので、注意が必要です。

季節の変わり目。天候が安定しないと犬も体調を崩しやすい

レトリーバー,冬

秋から冬にかけては気候が不安定になりがち

 

私たち人間はよく「季節の変わり目だから体調管理に気を付けよう」と言い合います。

 

実際に、寒暖差や気圧の変動によって自律神経が乱れ、頭痛や気分が優れないなどの症状が現れることがありますよね。

 

犬たちも同じように季節の変わり目には体調を崩しやすくなります。

 

「夏の疲れが出るころが怖い」

 

そんな話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。

 

犬たち、特にレトリーバーは我慢強いので少しの体調の悪さは表に出さないことが多いのです。

 

ですから私たち飼い主が「察する力」を発揮して、愛レトが冬に体調を崩さないよう、決して具合が悪いことを我慢させないようにしてあげましょう。

 

空気が乾燥すると気管支や皮膚に影響が出ることも

部屋が乾燥していると喉が痛くなる、肌がカサカサになるなどの症状が出ますよね。

 

犬たちも乾燥や冷たい空気によって気管支を痛めてしまうことがあります。

 

皮膚が乾燥してフケが多くなる、肉球がひび割れてしまう、ということもあるので保湿につとめてあげてください。

 

さて、ここで特に注意したいのは「咳」。

 

咳の原因は様々ですが、この時期に多く見られる「犬伝染性気管支炎(ケンネルコフ」については知っておいた方が良いと思います。

 

ゲホッゲホッ、オエー、などと吐くような仕草の咳をします。

 

経験があるのでわかるのですが、何か喉に詰まっているのかな、と思うような咳の仕方です。

 

一般的には子犬がかかりやすいと言われていますが、我が家では昨年11月に7歳のRepettoがかかりましたし、周囲でも多くの成犬たちが羅患しています。

 

低気温・低湿度になるとウイルスが元気になるため、この時期から増えるのです。

 

同じ病気に罹っても重症化する・しない、に個体差があるのは人間と同じ。

 

比較的軽く済む場合もあるようですが、シニアの場合は命に関わることもあるので慎重に対応することが大切です。

 

感染力が強いのでシニア(13歳)のRoccaに移ったらどうしよう、と昨年は気が気ではありませんでした。

 

同じ家に暮らしている場合はしかたありませんが、この病気に罹ったらドッグランなどには行かないようにしましょう。

 

怖いのは熱中症だけじゃない。低体温症についても知っておこう

レトリーバー,冬

レトリーバーは雪遊びが大好き!夢中になって時間を忘れてしまう

 

熱中症に関してはその危険性が理解され夏には多くの注意喚起もあったため、「知らない」「気にしていない」と言う人はいないと思います。

 

ですが、体温が下がりすぎてしまう「低体温症」についてはどうでしょう?

 

小型犬に比べて寒さに強い大型犬のレトリーバー。

 

でもその時の体調や年齢によって体温調節機能がうまく働かないということもあるのです。

 

去年は大丈夫だったとしても、犬の1年は私たちとは違うということを常に意識しておくのは大切ですよね。(寂しいですけれど)

 

これから雪遊びのシーズンが始まります。

 

夢中で遊んでいる時は元気にしていても、徐々に体温が低下してしまったということもあるので気を付けてください。

 

また、車中での待機でも起きることもあります。(冬はつい気がゆるみがち)

 

身体が冷たくなっている、震えている、元気がない、などの症状が見られたらすぐに温めてあげましょう。

 

老犬の場合は体温低下が長引いてしまうこともあるので、重症だと思ったら一刻も早く病院へ!

 

室内と室外の気温差を考えてマッサージやお洋服での対策を

レトリーバー,冬

少しの寒さならTシャツのようなもの、もっと寒くなったらダウンなど厚手のものを

 

暖かな室内から急に寒~い外に出た瞬間、心臓がきゅっとなる、肺(呼吸)が苦しくなる、みなさんはそんな感覚になったことはありませんか。

 

寒暖差が激しい時のお散歩では犬たちにも同じような症状が出ることがあります。

 

と言っても犬はそのような訴えをしないので、私たちにはその感覚が伝わらないのですが。

 

その寒暖差によるショックをなるべく少なくするために、服を着せるというのは一つの有効な手段です。

 

若いレトの場合はあまり必要を感じないかもしれませんが、シニアになったら少しずつ様子を見て着せることも選択していくと良いと思います。

 

我が家の先代ゴールデンも、シニアになってからは必ずダウンを着せてから外に出すようにしていました。

 

また、シニアになると関節が痛む…というのも人間と同じです。(トホホ)

 

お散歩に出る前と後に軽くでも良いのでマッサージをしてあげましょう。

 

私の場合以前は帰ってからのみしていたのですが、マッサージの先生に「どちらかと言えば出かける前の方が大切」と言われてからはお散歩前にもするようにしています。

 

考えてみたら準備体操ってとても大切なことですよね。

 

ちょっとした工夫と知識で今年の冬も快適に

健康な若いレトにとって寒さはあまり恐怖の対象ではないかもしれませんが、毎日を快適に過ごすためのプチ知識として持っていていただけるとうれしいです。

 

そして病気を持っている子やシニアの子に関しては注意しすぎるということはないと思っているので、ぜひ十分な対策をしてあげてください。

 

今年の冬も愛レトと楽しく過ごせますように!

 

 

Roco

『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。

撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。

フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」

 

Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター

いいなと思ったらシェア

おすすめ記事

  • レトリーバー,Ta-Ta,タータ