ラブラドールの冬支度で注意したい、5つのポイント
レトリーバー種のなかでもラブラドールレトリーバーは短毛なので、寒さを感じやすいと言えます。ラブの冬支度は、とくに万全にしてあげたいものです。
まずは換毛期の注意点から、冬のお役立ちグッズの準備、冬の生活の工夫点まで、5つのポイントをピックアップ。
ぜひ実践して、愛レトが快適な冬を過ごせますように!
換毛期の抜け毛を取り除いて清潔に

claire norman/shutterstock
レトリーバーは、ダブルコートを持っています。
上毛とも呼ばれるトップコートは、下毛であるアンダーコートよりも長くて硬め。主に保温の役割を担うアンダーコートは、ふわふわと産毛のようにやわらかくて密生しています。
秋の換毛期にごっそりと生え変わるのは、主にはアンダーコートのほう。愛レトの抜け毛は部屋中に散らばるとは思いますが、まだ抜けていない毛にからまったりくっついたりしていることもあります。抜け毛がラブの体表に残ったままだと、皮膚の通気性が悪くなって皮膚トラブルを招く恐れがあるので要注意。愛レトの被毛の冬支度が整うまでは毎日ブラッシングをして、抜けた毛をしっかり取り除きましょう。
ブラッシングをすると皮膚の新陳代謝が促進されるほか、マッサージ効果も期待できるので、ぜひこまめに行ってあげてください。
寒い時期は食事量を増やす

Jaromir Chalabala/shutterstock
体温を維持するためにも、動物はカロリーを消費します。寒い時期にはなおのこと、衣服をまとわない動物たちはカロリー消費が大きくなるわけです。
ゴールデンとは違ってラブは短毛なので、保温性に関しては長毛のゴールデンよりは少々劣ることは想像に難くありません。
そんなラブたちのために、寒い時期は食事の給与量を増やしてあげましょう。
カロリーの消費量は個体差があるので一概には言えませんが、目安としては春や秋よりも1.3~1.5倍はごはんを増量します。
飼い主さんが触ってみて、背骨がどこかわからないようならば肥満のサイン。逆にゴリゴリと背骨が肉眼で見ても明らかなようであれば痩せています。肉眼では確認できないけれども触ると背骨が認識できる。そんな理想体型をキープできるように、寒い時期はごはんをたくさんあげて、愛するラブに快適な冬を送らせてあげてください。
室内用あったかグッズをそろえよう

Jaromir Chalabala/shutterstock
毛布をまとっているかのようなゴールデンとは異なり短毛のラブは、寒さには強いとはいいがたいでしょう。
雪国でもない限りは暖房をつけて留守番をさせる必要はありませんが、暖房を切っている室内でもラブが暖をとれるように、あったかグッズを用意してあげたいものです。
おすすめは、冬用のドッグベッド。地面に近い場所はもっとも冷えるので、四方に段差がついていて冷気が入り込まないようなタイプがベスト。最近では遠赤外線が施されているような保温効果が高いものもあるので、愛レトのお気に入りを選んでみてください。
ドッグベッドの上には、ブランケットなど愛レトが潜り込めるものを置いてあげれば、飼い主さんが暖房を切って寝てしまう寒い夜でも安心です。
水を飲ませるように努める

Jaromir Chalabala/shutterstock
健康管理のうえで、水分のこまめな摂取は大切なこと。水分が不足すると、便秘になったり、腎臓への負荷がかかったり、尿路結石になりやすくなったりします。
夏場はのどが渇きやすいので問題ありませんが、冬場は心地よいドッグベッドから動くのが面倒になったりして、ぬくぬくと水も飲まずにくつろぎがちに。人間ならば、意識して水分を自発的にとれますが、レトには言い聞かせて飲ませてあげられません。なるべく水分をとらせるように、愛レトのために飼い主さんが工夫をしてあげたいものです。
簡単に水分をとらせる方法は、水分の含有量が多いウェットフードを冬場に与えること。
ドライフードと混ぜて半々の割合にしたり、朝はドライフードで夜はウェットフードにするのでもかまいません。愛レトがカリカリとしたドライフードを噛んで食べるのが好きであれば、ドライフードがふやけないように、与える直前にフードボウルに水を入れてあげてもよいでしょう。
ボウルに入れた水に、ヨーグルトのホエー(上澄み液)を足すのも方法のひとつ。犬はそもそも発酵した食べ物のにおいを好む習性があります。ホエーの香りにつられて、水をおいしく飲んでくれるに違いありません。ホエーを入れた場合、水が腐りやすくなるので一度飲んだら長時間放置せずに捨てましょう。
準備体操をして暖かい時間帯に散歩を

FarArden/shutterstock
冬の寒さは関節に痛みを生じさせることはよく知られています。そもそも関節のまわりには血管や筋肉が多くなく、冷えによって血流が悪くなると筋肉が硬くなり、スムーズな伸縮ができなくなってしまうからです。
股関節形成不全や関節のトラブルを抱えていないラブでも、冬の散歩前にはぜひウォーミングアップを。室内で軽く体を動かしてから、外出するようにしましょう。飼い主さんが股関節や膝関節を軽くマッサージして、血行をよくしてあげるのもよいでしょう。
とくに、シニアになると関節痛を生じたり、関節炎にかかりやすくなります。シニアレトとの散歩は、冷えやすい朝晩よりも、可能な限り日中の暖かい時間帯に散歩に出かけるように心がけたいものです。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【年末大掃除の救世主!】レトオーナーはパナソニックの『からまないブラシ』で時短掃除を実現しよう!
今年も残すところ1ヶ月になりました。我々レトオーナーが思わずため息をつきたくなるのが、年末の大掃除。だって“抜け毛”があるぶん、犬と暮らしていない人に比べて何倍も時間と手間がかかるわけですから!
そんな方々にオススメしたいのが、パナソニックのコードレススティック掃除機「パワーコードレス」。ペットの毛がほとんどからまない『からまないブラシ』が新搭載されたのです!
以前、Retriever Lifeでもご紹介して大反響。年末こそ『からまないブラシ』を使ってほしい理由を編集部が力説します!
(sponsored by パナソニック株式会社)
PR -
【取材・看板犬】大型犬の聖地!湘南のドッグカフェ&ラン〜看板犬はゴールデンのマーリー〜
レトをはじめとした大型犬オーナーが頭を悩ませるのは、彼らが存分に楽しめるドッグラン探し。広いのはもちろんのこと、そこに集まる犬種だって私たちには重要!
今回取材をしたのは、大型犬が多く集まるドッグカフェ&ラン「Ven! (ベン)kitchen&dog garden」。ここの看板犬はゴールデンレトリーバーのマーリー。だからなのか、集まるワンコたちも大型犬が多数!
取材 -
【レト飼いさんへ】小型犬の飼い主として知っておいてほしいことーby Rocoー
ゴールデンのRubyと暮らし始めた頃、自分が小型犬を迎える日が来るとは夢にも思っていませんでした。けれどひょんなことからトイプードルのRoccaが家族になって、それから私の思考は随分と変わりました。トイプードルの中でも小さい体重1.6キロのRocca。そのような小さな犬との暮らしは大型犬との暮らしにはない良さとリスクがあります。正直、それまでは小型犬や小型犬の飼い主さんに対してちょっとした不満や疑問がありました。その気持ちが良くわかるからこそ今回は小型犬を飼っている側の人間として話をしてみたいと思います。
-
『愛しのゴールデンをイラストで振り返る』ー絵本作家・ももろ[ゴルの魅力VSラブの引力!]
絵本作家のももろさんは、以前ゴールデンレトリーバーのももちゃんと暮らしていました。ももちゃんは10年前に召されましたが、当時のことをふと思い出して、Twitterで「ゴールデンレトリーバーのたまらなく可愛かったポイント落書き」を発表したところ話題に。たくさんの飼い主さんやレトファンとの楽しいやりとりが生まれました。
今回は、ももろさんにゴールデンレトリーバーの魅力、そしてももちゃんとの暮らしを語っていただきます。もちろん最高に可愛い、描き下ろしイラストとともに。
特集 -
【取材】憧れの、湘南レトリーバーライフ〜愛レト思いの素敵な一軒家〜
大型犬のレトリーバーと暮らすには、できれば広いお家がいい。さらに、海が近くて自然に囲まれた環境だったら…。
今回取材をしたのは、誰もが憧れる“レトリーバーライフ”をおくる、磯さんファミリー。湘南の素敵な一軒家でラブラドールの「はなぞう」と、のんびり暮らしています。
レトリーバーが好きすぎて、レト専門の洋服ブランドまで立ち上げたとか!
取材 -
【インタビュー】マンボウやしろ〜究極のラブラドール愛と、女性に“飼われてみた”日々〜
元お笑い芸人の「マンボウやしろ」さんは、大のラブラドール好きとして知られています。ラブラドールが大きく描かれたTシャツを5着も所有し、将来の夢を聞かれたら「ラブラドールで軍隊をつくること」と答えるほど。
今は環境柄ラブラドールと暮らせないとのことで、今回はたっぷり触れ合っていただき、ラブラドール愛を語っていただきました。
取材 -
【3分間癒されっぱなし】ラブラドールと猫のじゃれあいが、笑えて癒されて幸せな気持ちになる【動画】
犬と猫は仲良く暮らせるのか? 一概に「イエス」とも言えない状況ではありますが、少なくとも心優しいレトリーバーたちは、猫と“うまくやっている”子が多い印象。
今回ご紹介するラブラドールと猫のじゃれあい動画が、それを証明してくれています。
およそ3分間、終始癒され、時にクスッと笑い…あなたに幸せをもたらすことでしょう!
-
「ハウスは嫌だ」ラブラドール・ゴンくんの凄まじい抵抗
ラブラドールレトリーバーのゴンくんは、普段はとってもおりこうなわんちゃんです。だけど、ママさんが仕事であまり遊べなかった日の「ハウス」はこうなります。「だって!全然遊び足りないんだもん!」と大きな身体で抵抗しまくり。その抵抗の仕方もさることながら、ゴンちゃんをなんとかしようとがんばるオーナーさんも(失礼ながら)とても面白いので、ぜひご覧くださいね。こんな楽しいやりとりがあるおうちは楽しそう…だけど、いや、大変そう、かな…。
-
『5頭のラブラドールと暮らす私が、オリジンフードを選んだ理由』【インタビュー】
以前Retriever Lifeでは、「レトも15歳・20歳を目指すポテンシャルがある」というお話をしました。その理由は、レトリーバーとDNAが97%も一致するハイイロオオカミの平均年齢が15歳だから。中には20年以上生きたケースもあるといいます。
そして、長生きの秘訣は彼らの食生活にあると私たちは考えています。先祖犬であるハイイロオオカミが食べていた食事と、それを元に作られたドッグフード「オリジン」について。
また、5頭のラブラドールレトリーバーと暮らすご家族が「オリジン」を選んだ理由とは?
(sponsored by 株式会社Orijen JAPAN)
PR
特集
-
ゴールデン・レトリーバー とは
ゴールデンのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
ラブラドール・レトリーバー とは
ラブのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
レトリーバー 病気辞典
獣医師監修のRetriever Lifeオリジナル病気辞典。あなたの愛するレトを守るための情報満載
-
【特集】15歳を目指す健康術
レトが長生きする秘訣は、まだまだ世界中にあふれているはずだ。
-
【特集】ゴルの魅力 vs ラブの引力
それぞれをこよなく愛する人たちが、その思いを存分に語ります!
-
【特集】レト愛が止まらない!
隠れた著名人のレトファンをインタビュー!
-
【特集】湘南レトラブストーリー
湘南で暮らすレトファミリーのリアルなライフスタイル。
-
【特集】レトを迎えたら。
レトを迎えたらしたいこと。アドバイスも!
-
【特集】この夏、レトとこう遊べ!
レトと夏を楽しむ方法を伝授!
-
「kitchen Dog!」南村友紀のハッピークッキング
「Kitchen Dog !」の南村友紀さんがつくる手作り食は、ナチュラルでとっても美味しそうなものばかり。
-
レトリーバー里親/保護犬情報
Retriever Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
迷子犬情報
Retriever Lifeは、迷子犬を家族の元へかえすための活動をしています
-
RETRIEVER LIFEとは
レトリーバーが、好きだから。国内最大級のレトメディア