2018年12月17日32,991 ビュー View

ラブラドールの冬支度で注意したい、5つのポイント

レトリーバー種のなかでもラブラドールレトリーバーは短毛なので、寒さを感じやすいと言えます。ラブの冬支度は、とくに万全にしてあげたいものです。

まずは換毛期の注意点から、冬のお役立ちグッズの準備、冬の生活の工夫点まで、5つのポイントをピックアップ。

ぜひ実践して、愛レトが快適な冬を過ごせますように!

換毛期の抜け毛を取り除いて清潔に

ラブラドールレトリーバー冬

claire norman/shutterstock

レトリーバーは、ダブルコートを持っています。

 

上毛とも呼ばれるトップコートは、下毛であるアンダーコートよりも長くて硬め。主に保温の役割を担うアンダーコートは、ふわふわと産毛のようにやわらかくて密生しています。

 

秋の換毛期にごっそりと生え変わるのは、主にはアンダーコートのほう。愛レトの抜け毛は部屋中に散らばるとは思いますが、まだ抜けていない毛にからまったりくっついたりしていることもあります。抜け毛がラブの体表に残ったままだと、皮膚の通気性が悪くなって皮膚トラブルを招く恐れがあるので要注意。愛レトの被毛の冬支度が整うまでは毎日ブラッシングをして、抜けた毛をしっかり取り除きましょう。

 

ブラッシングをすると皮膚の新陳代謝が促進されるほか、マッサージ効果も期待できるので、ぜひこまめに行ってあげてください。

 

寒い時期は食事量を増やす

ラブラドールレトリーバー冬

Jaromir Chalabala/shutterstock

体温を維持するためにも、動物はカロリーを消費します。寒い時期にはなおのこと、衣服をまとわない動物たちはカロリー消費が大きくなるわけです。

 

ゴールデンとは違ってラブは短毛なので、保温性に関しては長毛のゴールデンよりは少々劣ることは想像に難くありません。

 

そんなラブたちのために、寒い時期は食事の給与量を増やしてあげましょう。

 

カロリーの消費量は個体差があるので一概には言えませんが、目安としては春や秋よりも1.3~1.5倍はごはんを増量します。

 

飼い主さんが触ってみて、背骨がどこかわからないようならば肥満のサイン。逆にゴリゴリと背骨が肉眼で見ても明らかなようであれば痩せています。肉眼では確認できないけれども触ると背骨が認識できる。そんな理想体型をキープできるように、寒い時期はごはんをたくさんあげて、愛するラブに快適な冬を送らせてあげてください。

 

室内用あったかグッズをそろえよう

ラブラドールレトリーバー冬

Jaromir Chalabala/shutterstock

毛布をまとっているかのようなゴールデンとは異なり短毛のラブは、寒さには強いとはいいがたいでしょう。

 

雪国でもない限りは暖房をつけて留守番をさせる必要はありませんが、暖房を切っている室内でもラブが暖をとれるように、あったかグッズを用意してあげたいものです。

 

おすすめは、冬用のドッグベッド。地面に近い場所はもっとも冷えるので、四方に段差がついていて冷気が入り込まないようなタイプがベスト。最近では遠赤外線が施されているような保温効果が高いものもあるので、愛レトのお気に入りを選んでみてください。

 

ドッグベッドの上には、ブランケットなど愛レトが潜り込めるものを置いてあげれば、飼い主さんが暖房を切って寝てしまう寒い夜でも安心です。

 

水を飲ませるように努める

ラブラドールレトリーバー冬

Jaromir Chalabala/shutterstock

健康管理のうえで、水分のこまめな摂取は大切なこと。水分が不足すると、便秘になったり、腎臓への負荷がかかったり、尿路結石になりやすくなったりします。

 

夏場はのどが渇きやすいので問題ありませんが、冬場は心地よいドッグベッドから動くのが面倒になったりして、ぬくぬくと水も飲まずにくつろぎがちに。人間ならば、意識して水分を自発的にとれますが、レトには言い聞かせて飲ませてあげられません。なるべく水分をとらせるように、愛レトのために飼い主さんが工夫をしてあげたいものです。

 

簡単に水分をとらせる方法は、水分の含有量が多いウェットフードを冬場に与えること。

 

ドライフードと混ぜて半々の割合にしたり、朝はドライフードで夜はウェットフードにするのでもかまいません。愛レトがカリカリとしたドライフードを噛んで食べるのが好きであれば、ドライフードがふやけないように、与える直前にフードボウルに水を入れてあげてもよいでしょう。

 

ボウルに入れた水に、ヨーグルトのホエー(上澄み液)を足すのも方法のひとつ。犬はそもそも発酵した食べ物のにおいを好む習性があります。ホエーの香りにつられて、水をおいしく飲んでくれるに違いありません。ホエーを入れた場合、水が腐りやすくなるので一度飲んだら長時間放置せずに捨てましょう。

 

準備体操をして暖かい時間帯に散歩を

ラブラドールレトリーバー冬

FarArden/shutterstock

冬の寒さは関節に痛みを生じさせることはよく知られています。そもそも関節のまわりには血管や筋肉が多くなく、冷えによって血流が悪くなると筋肉が硬くなり、スムーズな伸縮ができなくなってしまうからです。

 

股関節形成不全や関節のトラブルを抱えていないラブでも、冬の散歩前にはぜひウォーミングアップを。室内で軽く体を動かしてから、外出するようにしましょう。飼い主さんが股関節や膝関節を軽くマッサージして、血行をよくしてあげるのもよいでしょう。

 

とくに、シニアになると関節痛を生じたり、関節炎にかかりやすくなります。シニアレトとの散歩は、冷えやすい朝晩よりも、可能な限り日中の暖かい時間帯に散歩に出かけるように心がけたいものです。

 

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