レトに必須の「呼び戻し」。簡単テクニックでマスターしよう
好奇心旺盛なレトリーバーたちは、興味を抱く対象が現れると「お! 行ってみよう」と、飼い主さんのもとから離れていきがち。散歩中にロングリードで遊ばせるときや、ドッグランに行くときのために、ぜひ呼び戻しをマスターしておきたいものです。
まずは自宅で、名前を呼ばれたら飼い主さんのもとへニコニコ笑顔でやってくるようにトレーニングをしてみましょう。飼い主さんが練習のコツさえつかめば、愛レトが呼び戻しをマスターするまでにそれほど時間がかからないはず。
名前は特別なものだから

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一口に呼び戻しと言っても、「おいで」や「カム(come)」など合図になる言葉はさまざまあります。もちろん、それらを使っても良いですが、やっぱりおすすめは愛レトの名前を呼ぶこと。
愛レトにとっては命令っぽくなく聞こえるのと、飼い主さんも声色高くやさしく呼びかけられると思うからです。
もしかすると、ドッグランや公園ではほかの飼い主さんも愛犬に「おいで」と言うかもしれません。
すると愛レトは「え? その合図は我が家と同じなんだけど……」と、間違えてその飼い主さんのもとへ駆けつけてしまう可能性もあるでしょう。名前で呼べば、そんな混乱は生じません。
なにより、名前は自分だけに与えられている特別なもの。愛レトに、名前を大好きになってもらいましょう!
名前を呼んで叱らないこと

Milena Mladenova/shutterstock
愛レトを叱るとき、名前を呼んでいませんか? 思い当たる飼い主さんは要注意。愛レトはすでに自分の名前に対して、マイナスのイメージを抱いているかもしれません。
名前で呼び戻しをしようとしても、「なに? 叱られてるの?」と疑心暗鬼になっている愛レトは、飼い主さんの顔をチラリと見てフリーズするだけになる可能性が大!
名前を呼ぶときは、愛レトにとって良いことだけが起こるようにしてください。
さびしい気持ちになる留守番や、グルーミングや爪切りなど苦手なことがある場合はその前、に愛レトの名前を呼ぶのも控えたいものです。
もし、もう何年も愛レトにとってネガティブなシーンで名前を使用してしまっていたとしても、大丈夫。今からでも軌道修正は可能です。
呼び戻しレッスンを始める前に、まずは名前をポジティブなシーンでだけ使うように徹底を。
まずは、名前を呼ぶのは1日5回だけ

Natalia Fedosova/shutterstock
ではさっそく、自宅で呼び戻しレッスンをしてみましょう!
飼い主さんと愛レトの意識がまったく別のところへ行っているとき、「レト~♪」などと名前を呼んでみてください。
目が合い、愛レトがそばに来てくれたらすかさずご褒美をあげます。サプライズ的に、ご褒美を出すのがポイント。あらかじめ、ポケットなどに隠し持っておいたおやつを取り出して与えると良いでしょう。おやつではなく、おもちゃもご褒美になります。
このとき、駆け寄ってきた愛レトに「おすわり」などをさせないように。犬はご褒美をもらうとき、直前の行動に対するものだと思う習性があるからです。別の行動をさせては、飼い主さんのもとへ駆けつけたことに対してほめられたのだと理解できません。
たとえハイテンションで飼い主さんの懐に突進してきたとしても、呼び戻しの練習時は「おすわり」や「まて」をさせず、すぐにご褒美をあげましょう。
1度名前を呼んでも愛レトが無反応であれば、まずは5秒待ってみて。再び呼んでも反応がなければ、なにごともなかったかのように練習を終了します。
名前に反応しない理由は、飼い主さんが愛レトの名前を日々呼びすぎているからかもしれません。
たとえば、「レト、おすわり」、「レト、ちょっとそこどいて」、「レト、まてだよ」といった具合に。名前を洪水のように浴びせられていては、以前流行したお笑い芸人の歌ネタのように「右から~、左へ受け流す~」ようになってしまいます。
最初のうちは、愛レトの名前は1日5回くらい呼ぶだけにとどめておきましょう。
室内で基本をマスターしたら、レベルアップ

Africa Studio/shutterstock
室内でのサプライズ的な呼び戻しを愛レトがマスターしたら、レベルアップを。
たとえば宅配便の台車や犬の鳴き声や鳥など、屋外の刺激に対して室内で吠えているとき、愛レトの名前を大声ではっきりと呼んでみましょう。
「飼い主さんのもとへ駆けつければ、なによりもうれしいことが起きる!」と、しっかり愛レトにインプットされていれば、きっと吠えるのをやめて駆けつけてくれるに違いありません。
おわかりかと思いますが、これは、ご近所迷惑になりがちな吠えをストップさせるのに最適な解決法。吠える愛レトに向かって叱るのは、愛レトにとっても飼い主さんにとってもストレスになりますが、呼び戻しで解決できればストレスフリーです。
呼び戻しがかなりできるようになってきたら、いよいよ屋外で実践してみましょう。
どんなトレーニングにも言えることですが、成功率が低い段階でハードな課題に取り組むのは好ましくありません。屋外は、においや音など刺激が多いので気が散りがち。
名前に対する反応がイマイチなうちに屋外で練習すると、失敗が続いて愛レトも飼い主さんもモチベーションが下がってしまうでしょう。成功できない=ほめてもらえないことは、愛レトのストレスになってしまいます。
ある程度のレベルになってから、屋外での練習を開始するのが成功への近道です。
屋外では、ドッグランであったとしても、まずはロングリードをつけて練習するのが秘訣。愛レトを呼んでも反応がない場合、リードを軽く引っ張って意識が飼い主さんに向くようにできるからです。
こちらへ来たら、愛レトのしっぽがマックスで揺れるくらいに思い切りほめて、スペシャルなご褒美をあげて!
楽しみながら笑顔で呼び戻しレッスンを進めていけば、いつしか愛レトとの信頼関係が深まっていることにも気づくでしょう。
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