2019年3月18日874 ビュー View

【賢くて役立つ防災対策】愛レトを守る、フードのローリングストック他

愛レトのための防災対策として、どのくらいの量のフードを、どうやってどこに備えておけばよいのでしょうか。愛レトに飲ませるのは、軟水と硬水のどちらがよいのでしょうか。今回は、とても賢く役に立つ、フードと水の防災対策を紹介します。

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ドッグフードの備蓄はありますか?

レトリーバー,災害対策

Wittybear/shutterstock

みなさんは、愛レトと被災したときのためになにを備えていますか?

 

筆者がこれまで長年取材してきたことから結論を述べると、ドッグフードに関しては最低でも3週間分の備蓄が必要だと考えます。

 

2011年3月の東日本大震災が起きてから、獣医師会や自治体をとおして、また多くのボランティア団体によって被災者にドッグフードが届けられました。

 

ところが、実際には普段食べなれていないドッグフードを手にした被災者が多く、愛犬がフードを口にしなかったり、初めて食べたフードがあわずにお腹を壊してしまったり(いずれも被災後の環境変化によるストレスが一因であることも考えらえます)といった例が後を絶たなかったとか。

 

また、普段は人間が食べられるグレードの原料を用いたプレミアムドッグフードを食べさせている被災者が、着色料や合成保存料が多い安価なフードを手にして、なかなか愛犬に食べさせられなかったという例もあります。

 

いずれにしても、ドッグフードそのものを得られるまでの期間はそれほど長くはありませんでした。それでも、愛犬が食べなれたフードを1日でもはやく与えたいと願う被災者が多かったことが明らかになっています。

 

また、発災直後は療法食が不足したとも言います。療法食とは、慢性腎臓病、下部尿路疾患、肝疾患、皮膚疾患などの犬のために獣医師からの指導で摂取をすすめられているドッグフードです。

 

療法食は獣医師から処方されて動物病院でしか購入できないものもあるので、そう考えると、とくに療法食の備蓄は多いに越したことはありません。

 

首都直下型地震ではフードが不足するかも

レトリーバー,災害対策

AndrejLV/shutterstock

ここ数十年の大震災では、人口過密地帯で交通網が完全に麻痺してしまった例はまだありません。けれども、首都直下地震が起きた場合は交通網が寸断され、陸路での物資の輸送がかなり困難になると予想されています。火災の発生により、空路での物資の輸送もむずかしくなるかもしれません。

 

そうなると、人口が密集している地域では備蓄されていた食料以外はすぐに不足するのではないかと言われています。

 

ドッグフードも同じこと。これまでの災害時は数日~数週間でドッグフードが被災地の飼い主さんの手に届けられていましたが、もし首都圏で大震災が発生した場合はドッグフードを手に入れられるめどすら立たなくなる可能性があります。

 

さらに現在のところ、首都直下地震によって犬と同行避難をしても、すべての犬を受け入れるのは不可能だとされているとか。

 

そう考えると、とくに首都圏でレトリーバーや猫などのペットと暮らす飼い主さんは、最低でも3週間~1カ月のドッグフードの備蓄をしたいものです。

 

フードの備蓄はローリングストックを

レトリーバー,災害対策

AndrejLV/shutterstock

小型犬や猫に比べてたくさん食べるレトリーバーのフードの備蓄が1か月分必要と聞くと、多いと感じるかもしれません。

 

けれども、ドッグフードはローリングストック方式で備えれば、消費期限切れで破棄するフードも出ず、金銭的にもスペース的にも無駄になることはないでしょう。

 

ローリングとは、回転という意味です。ストックは備蓄のこと。つまり、ドッグフードを消費しながら回転させて備蓄するのです。

 

ドライフードで言えば、古いものから順に数袋消費するごとに買い足して、常に1カ月分のストックがあるようにしておきます。

 

ストックの半分は少量パックで

レトリーバー,ほめる

archimede/shutterstock_

愛レトと同行避難をする際には、ドッグフードを持参することになると思います。そのとき、自動車などが使えず徒歩で避難所に向かうとすれば、5kg以上のドッグフードはかなりの重量になってしまうはず。

 

そこで、備蓄用のドッグフードとして、3kgパックや1kgパックも用意しておくのがおすすめです。

 

避難する際には、たとえば1kgパックを1~2つずつ家族全員で運べば、避難時にひとりだけが重いものを背負わなくてすみます。

 

また、避難所から一時帰宅ができそうな場合は、すぐに運べるように玄関先などに残りのフードを置いておきましょう。

 

また、せっかく備蓄しておいたドッグフードやミネラルウォーターのボトルが、倒れた家具の下敷きになったりして取り出せなかったという例もあるようです。

 

それぞれ、一カ所だけでなく、一戸建て住宅であれば上階と下階、マンションであればキッチンや廊下の壁面収納など、可能な限り多くの場所にストックを置いておけば安心でしょう。

 

断水に備えて愛レトの“軟水”の備蓄も必要

レトリーバー,トイレトレーニング

RazoomGame/shutterstock

災害が起きると断水してしまう可能があります。そのためにミネラルウォーターなどを買い置きしている方も多いでしょう。

 

そんなミネラルウォーターですが、実は愛レトのためには注意するポイントがあります。それは、硬水ではなく軟水を選ぶようにすること。

 

日本の天然水は軟水が多いですが、欧米では硬水が多くなっています。

 

硬水は、軟水よりもミネラルの含有量が豊富であるという特徴があります。犬は人間ほどミネラルを必要とせず、ミネラルを摂りすぎることが尿路結石の発症につながる危険性があります。

 

もちろん、脱水症状を起こすほうが問題なので、発災直後は硬水しか手に入らなくても愛レトに飲ませてあげてください。けれども、犬にとっては軟水のほうがベターだと覚えていて備蓄品のストックに役立てたいものです。

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

災害時に備えてマイクロチップを入れておくべき?〜レトリーバーのために〜

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