愛レトは、なぜ地面を引っ掻いたり掘ったりするのか!?
愛レトは、今日も掘っていますか?「ここ掘れワンワン」などという言葉でも知られるとおり、犬はよく掘る動作を見せます。そのワケを知り、愛レトの掘りたい欲求を満たす方法をぜひ実践して、愛レトの笑顔を増やしましょう。掘られて困る場所を愛レトに掘られて困っている飼い主さんには、その解決法を伝授します。
いやいや、掘りすぎでしょ!? の理由

David Litman/shutterstock
レトリーバーは鳥猟犬で、猟師が撃ち落した鳥を回収するのが主な役割。なので、仕事上は穴を掘る必要はないのですが、ラブもゴルも、たぶん自宅のカーペットなどを懸命に掘っているのではないでしょうか?
数多い犬種の中で、穴をもっとも掘るのはテリア種だと言われています。テリアは、ラテン語の大地や土を意味する「テラ」という言葉が由来。その名のとおり、土を掘るのが大好きです。アナグマやネズミを撃退するのが仕事なので、それらの小動物がいる土を掘りたがるからです。
さて、ではレトたちがなぜ掘るか。それは、そもそも犬は地面などを引っ掻いて寝床を整える習性を持っているため。野生時代は、土を掘って穴を作り、その中で眠っていました。夏場は土はひんやりと冷たく、冬は穴に入れば冷たい風に当たらずにすみます。
その名残で、今でも室内で飼い主さんの布団やカーペットを引っ掻いているレトは多いことでしょう。飼い主目線では、引っ掻くことでぐちゃぐちゃになっていまい、整えられたというよりも散らかった印象かもしれませんが……。
あるいは布団やカーペットを掘っても何も変化がないようみ見えますが……。引っ掻き終わったレトたちからすれば、居心地のよいベッドを整えた満足感でいっぱいなはず。
本能的な行動なので大目に見てあげて

Darjush/shutterstock
犬が地面を掘るのは本能的な行動です。なので、よほど困ることがなければ、掘る行動を禁止したりせず、あたたかく見守ってあげましょう。
ラグやじゅうたんを掘って困るというのであれば、高級品は客間や倉庫へ移動させ、引っ掻かれても問題ないラグなどに変更するのも、愛レトとおおらかに生活するための解決策のひとつ。
実は、掘るという行為でストレス発散ができているレトも少なくありません。なので、雨の日などで散歩に出られない日は、あえて掘らせてあげるのもおすすめ。
まずは、ボロボロになったバスタオルやブランケットをいくつか用意してください。それを地面に複数枚置き、その中におやつを仕込んで愛レトに探させます。
タオルとタオルの間に挟まっているおやつは、前足で掘らないと取れないように仕込むのがポイント。においを嗅いだり掘ったりという、犬の作業意欲を満たしてあげれば、愛レトの充足感もひとしおでしょう。
庭や公園で土を掘るワケ

Lauren Hamilton/shutterstock
犬が穴を掘るのは、寝床づくりや獲物探しのためだけではありません。とくに庭で土を掘り返す場合、貯蔵が目的の可能性も。
貯蔵というと、リスが土を掘ってどんぐりなどを隠すのをテレビなどで見たことはありませんか? まさに、レトたちが行っているのも同じ。そのときに食べきれないエサを一時的に保管しておくために、土を掘ることがあるようです。
犬によっては、お気に入りのおもちゃなどを土の中に隠そうとすることもあります。
それらの食べ物やおもちゃを探すために、探索行動として土を掘る犬がいます。これは、自分が貯蔵したものではなく、「だれか、このへんになんかいいもの隠してないかなぁ~」といった具合に、ほかの犬や動物が隠したものを探すのを楽しむためです。
土の中に暮らす昆虫やミミズやモグラを探し当てた経験があれば、愛レトの狩猟本能がかき立てられている可能性もあるでしょう。
最後に紹介するのは、飼い主さんも要注意の理由。
庭の土を掘ってトンネルを作り、脱走をもくろむケースです。とくに、発情期のメスのにおいをキャッチすると、そのメスのもとへ行きたくなり、穴を掘って脱走する犬が昭和時代はあとを絶ちませんでした。
近年は室内飼育が圧倒的に増えたこともあり、そのようなケースは少なくなりましたが、庭で自由にさせる時間が長いようであれば、愛レトの脱走を注意するに越したことはありません。
困った穴掘りをやめさせる方法

Joseph Gruber/shutterstock
結論から言うと、愛レトには思う存分、掘る行動をさせてあげましょう。
でも、手塩にかけて育てたガーデニング用の草花や家庭菜園を掘られて困ったり、脱走が気になるならば、解決策を講じたいものです。
もし庭での穴掘り行動に困っているのであれば、愛レト専用の穴掘りスペースを確保してあげるのがベスト。小さな砂場のようなイメージで囲いを作り、そこに骨やおもちゃを埋めて探させてあげれば、愛レトもきっとその穴掘りスペースで夢中になって土を掘ってくれることでしょう。
室内での引っ掻き行動が頻繁に出現する場合、運動不足や刺激不足で愛レトにストレスが溜まっている可能性が考えられます。
先述のタオルを使った宝探しゲームで掘りたい欲求を満たしてあげるほか、そもそも散歩時間を長くしたり回数を増やしたり、歩くだけでなくランニングやボール遊びをするといった変化もつけて散歩の質を高める必要があるかもしれません。
犬は掘るのが大好きな動物! それを理解して、愛レトの生活の質をもっと高めてあげたいですね。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【愛レトがチロルチョコに♡】世界にひとつだけのオリジナルチョコが超簡単に作れてプレゼントにも最適だった!
世界でいちばんカワイイうちの子。「もう食べちゃいたい♡」そんな思いを実現した(?)、嬉しいサービスをご紹介。
なんとお気に入りの写真が、あのチロルチョコのパッケージになっちゃうのです! あなたのスマホに眠る愛レトの写真を使って、世界でたったひとつの「オリジナルチョコ」を作ってみませんか?
(sponsored by 株式会社あミューズ)
PR -
【取材・看板犬】大型犬の聖地!湘南のドッグカフェ&ラン〜看板犬はゴールデンのマーリー〜
レトをはじめとした大型犬オーナーが頭を悩ませるのは、彼らが存分に楽しめるドッグラン探し。広いのはもちろんのこと、そこに集まる犬種だって私たちには重要!
今回取材をしたのは、大型犬が多く集まるドッグカフェ&ラン「Ven! (ベン)kitchen&dog garden」。ここの看板犬はゴールデンレトリーバーのマーリー。だからなのか、集まるワンコたちも大型犬が多数!
取材 -
おばあちゃんのすき焼きを真横で狙うゴールデン。お箸に向かって一緒に『あ〜…』な姿がもう超ほっこりだよ!【動画】
今回ご紹介するのは、ゴールデンの食いしん坊なおねだり風景。食事中ふと目をやると、もう見ていられないようなしょぼしょぼ顔で「ひとくち…」の圧を放つ彼ら。あの姿に弱いと言うオーナーさんは多いことでしょう。だってもうあまりに切な可愛い姿になっているのですから。非オーナーさんも、その姿を見ればご納得のはず!
-
【取材】憧れの、湘南レトリーバーライフ〜愛レト思いの素敵な一軒家〜
大型犬のレトリーバーと暮らすには、できれば広いお家がいい。さらに、海が近くて自然に囲まれた環境だったら…。
今回取材をしたのは、誰もが憧れる“レトリーバーライフ”をおくる、磯さんファミリー。湘南の素敵な一軒家でラブラドールの「はなぞう」と、のんびり暮らしています。
レトリーバーが好きすぎて、レト専門の洋服ブランドまで立ち上げたとか!
取材 -
「反省しかしてません」感を全面に出すいたずらゴールデン。ここまでされたら逆にズルい、許すしかないだろ…【動画】
今回は、もはやその可愛さを逆手に取られたレベルの『わかりやすい反省』を見せたゴールデンをご紹介。オーナーさんの歯ブラシを破壊してしまったためしっかり咎められているのですが、その姿がもう一周してズルイと思えるレベルのものだったのです…!
-
【インタビュー】マンボウやしろ〜究極のラブラドール愛と、女性に“飼われてみた”日々〜
元お笑い芸人の「マンボウやしろ」さんは、大のラブラドール好きとして知られています。ラブラドールが大きく描かれたTシャツを5着も所有し、将来の夢を聞かれたら「ラブラドールで軍隊をつくること」と答えるほど。
今は環境柄ラブラドールと暮らせないとのことで、今回はたっぷり触れ合っていただき、ラブラドール愛を語っていただきました。
取材 -
飼い主さんが大好きすぎて、寝床に入ってからも動向確認をやめられないラブラドールさんが超けなげ。【動画】
今回ご紹介するのは、オーナー愛が止まらないラブラドール。どんなときでも一緒にいたくて仕方がないラブは、たとえどんなに眠くても、ハウスからそっと顔を出してオーナーさんの姿をチェック。その姿はちょっぴりシュールだったけれど、心は本当に愛おしい!
-
『5頭のラブラドールと暮らす私が、オリジンフードを選んだ理由』【インタビュー】
以前Retriever Lifeでは、「レトも15歳・20歳を目指すポテンシャルがある」というお話をしました。その理由は、レトリーバーとDNAが97%も一致するハイイロオオカミの平均年齢が15歳だから。中には20年以上生きたケースもあるといいます。
そして、長生きの秘訣は彼らの食生活にあると私たちは考えています。先祖犬であるハイイロオオカミが食べていた食事と、それを元に作られたドッグフード「オリジン」について。
また、5頭のラブラドールレトリーバーと暮らすご家族が「オリジン」を選んだ理由とは?
(sponsored by 株式会社Orijen JAPAN)
PR
特集
-
ゴールデン・レトリーバー とは
ゴールデンのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
ラブラドール・レトリーバー とは
ラブのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
レトリーバー 病気辞典
獣医師監修のRetriever Lifeオリジナル病気辞典。あなたの愛するレトを守るための情報満載
-
【特集】15歳を目指す健康術
レトが長生きする秘訣は、まだまだ世界中にあふれているはずだ。
-
【特集】ゴルの魅力 vs ラブの引力
それぞれをこよなく愛する人たちが、その思いを存分に語ります!
-
【特集】レト愛が止まらない!
隠れた著名人のレトファンをインタビュー!
-
【特集】湘南レトラブストーリー
湘南で暮らすレトファミリーのリアルなライフスタイル。
-
【特集】レトを迎えたら。
レトを迎えたらしたいこと。アドバイスも!
-
【特集】この夏、レトとこう遊べ!
レトと夏を楽しむ方法を伝授!
-
「kitchen Dog!」南村友紀のハッピークッキング
「Kitchen Dog !」の南村友紀さんがつくる手作り食は、ナチュラルでとっても美味しそうなものばかり。
-
レトリーバー里親/保護犬情報
Retriever Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
迷子犬情報
Retriever Lifeは、迷子犬を家族の元へかえすための活動をしています
-
RETRIEVER LIFEとは
レトリーバーが、好きだから。国内最大級のレトメディア