2019年6月19日17,041 ビュー View

捨てられたラブラドールを救助する緊迫と感動の一部始終【動画】

日本だけでなく、世界中でペットの放棄が後を絶たない現代。

今回ご紹介するのは、アメリカのカリフォルニア州で捨てられたラブラドールレトリーバーを保護する一部始終。

改めて犬と暮らすことを考えさせてくれる動画です。

子犬の繁殖に使われ、捨てられてしまったラブラドール

子犬を産めるだけ産まされ、不可能になった途端に捨てられてしまう犬たち。

 

生体販売を行う「ペットショップ」が普及してしまっている日本ではさることながら、ペット先進国といわれるアメリカでもそのような実態はまだまだあるようです。

 

こちらのイエローラブラドール(女の子)も、そのひとり。

こうして捨てられた犬たちは、人間への恐怖心にかられ、人を避けるようにして放浪します。

 

1度目のレスキューは失敗…

この日、ラブラドールを救おうと試みたレスキューのメンバーたち。

 

捕獲用のリードを使って、眠っているところを慎重に狙います。

 

ゆっくりくつろいでいるように見えますが、ラブラドールの警戒心は強く、「捕まる」とわかった途端に逃げ出してしまいます。

 

捨てられたり迷子になった犬たちには、むやみに近寄ったり無理やり捕まえようとするのは絶対にNG。

 

追いかけようとした女性メンバーに対して「走るな! ちょっと待て」と指示を出す男性メンバーの声が印象的です。

 

車の下に隠れたところを…

するとラブラドールレトリーバーは、人目につかないようにと車の下に隠れました。

 

身体中が薄汚れており、その瞳は悲しみでいっぱい…。

 

まだ人間を信用できない彼女にとって、レスキューのメンバーが「命の救い」であることは理解できません。

 

メンバーは数人がかりでラブラドールを囲み、再び捕獲用のリードを首につけることにチャレンジ。

 

「いい子だ」「大丈夫だ」メンバーたちのポジティブな声が届いたのか、車の下に隠れていたラブラドールも少しずつ心を許しはじめます。

 

そして、無事に捕獲。

 

抱っこされている姿は、まだまだ緊張しつつも、どこか安心しているようにも見えます。

 

新たな人生がスタート!幸せな日々。

無事レスキューされたイエローのラブラドールは、被毛もツヤツヤになり幸せな日々をおくっています。

 

新しくボール遊びも覚えて、とっても楽しそう!

 

そしてたくさんの愛を受けることで、表情も見違えるように良くなりました!

 

これからが新たな人生のスタート。「今」を生きる犬たちだからこそ、きっと前を向いて進んでくれるに違いありません。

 

動画の本編はこちら。




 

動画はアメリカのレスキュー団体「Hope For Paws」が公開したもの

今回ご紹介した動画は、アメリカで犬・猫を中心にレスキューをおこなう「Hope For Paws」が公開したもの。

 

同団体の公式ホームページでは、動画を公開することに対し、このように語られています。

 

私(レスキューメンバー)が行なっている活動に対し、ある日友人からこのように言われました。

「もしあなたの友達でなかったら、保護活動の現実をきちんと理解できなかったかもしれない。そして、あなたの活動のことをもっと知りたいわ。一部始終を撮影して、現実を見せつけてほしい」

 

最初は、友人のために動画を公開したというメンバー。

 

ところが日に日に再生回数が増え、今ではYouTubeのチャンネル登録者数が400万人にものぼっています。

 

1頭でも多くの犬や猫たちを救うために、ひとり「5ドル」の寄付をお願いしているHope For Paws。

 

友人のために始めた動画公開がたくさんの人々に知られるきっかけとなり、寄付金額も増えていることでしょう。

 

日本でも、ボランティアとして保護活動をされている方がたくさんいます。

 

ひとりでも多くの人が「今できること」を考えることが、1頭でも多くの動物を救うことにつながるのかもしれません。

 

Hope For Pawsのように。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

【取材】セラピー犬として活躍するレトたちと触れ合える施設で、究極の癒しタイム

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