【これは3分間の壮大な映画だ】ダウン症の男の子がラブラドールに心を開く瞬間に涙が止まらない…。
犬はコミュニケーションにおいて優れた能力を持っています。特に、繊細なコミュニケーションでは、ときとして人間よりも慎重かつ丁寧な関わり方ができると言っても過言ではありません。
今回ご紹介するのは、ダウン症候群の男の子とラブラドールレトリーバーの動画です。見ているだけで心が洗われていくような、奇跡の動画をぜひご覧ください。
用心深い男の子と距離を縮めていくラブラドール
ダウン症候群(ダウン症)は、軽度の知的障害を伴う染色体の病気です。
元々人懐っこく愛情豊かな性格の人が多いのですが、今回登場するのは、とても用心深い男の子のようです。
ラブラドールと向かい合って座ってはいますが、自分からはラブの方に行こうとはしません。
本心ではラブのことを怖がっているのでしょうか。
腰に手を当てて顎を突き出し、威張っているような姿勢で、恐怖心をごまかしているようにも見えます。
そんな男の子に対し、「怖くないよ」とでも言うように、男の子の目線より頭を低くするラブラドールレトリーバー。
男の子の様子を伺いながら、左前足でそっと触れてみます。それから鼻先を男の子の足につけてみました。
そっとそっと、男の子の心に触れようとするラブラドール。でも、男の子はなかなか警戒心を解きません。座ったまま後ずさりしてしまいました。
ラブラドールは男の子が立ち去らないことを確認して、また少しずつ距離を縮めて行きます。ガツガツ行ったらすぐに男の子が離れていってしまうことが分かっているようですね。
優しくいたわりながら、時には甘えながら
一緒にいることにだんだん慣れてきた男の子。まだ時々ラブラドールの前足を押しのけようとしますが、極端な拒否ではないようです。
男の子にも、その優しさが伝わっているのですね。
ラブラドールはお腹を見せて「ほら、完全に大丈夫なんだよ」と示しています。
その様子はまるで男の子に甘えているようにも見えます。
男の子も、押しのけようか、前足に触れようかと迷っています。気持ちが揺れているようです。
そんな男の子に対し、諦めずにゆっくりと時間をかけてスキンシップを試みるラブ。
並外れて繊細なラブの愛情
一瞬、ラブは座って男の子の肩に前足をかけました。
でも、男の子の戸惑いが分かると、すぐにまた頭を低くして「心配ないよ」と示します。
男の子の心の機微を秒単位ですばやく捉えて対応し、本当に繊細なやり取りです。そのおかげで、男の子は逃げずにラブと居続けられています。
そのうち、自分からラブの前足に触るようになりました。ほんの些細なことですが、男の子にとっては大きな心の変化です。頭にも触れられるようになりました。
一度警戒の壁が崩れていくと、急速に心の距離が縮まりだします。
そして、ついに男の子がラブの頭を優しく抱いたのです。
不器用な抱擁ですが、ラブは嫌がらずにされるがままになっています。少しでも動くと男の子の気持ちに水を差してしまうことが分かっているとでもいうように。
ついに、ラブは男の子の心を引き出したのです。
動画の終盤では「神様のすることに間違いはない(God doesn’t make mistakes)」というテロップが出てきます。
この言葉のとおり、男の子とラブは出会うべくして出会ったのかもしれません。
動画の本編はこちらからご覧ください。
さいごに。
ラブの慎重な接し方で、警戒心の強い男の子の心が少しずつ解けていく様子が分かる、世界一やさしい動画でしたね。厳選して編集された音楽も、感動を盛り上げました。
たった3分弱の動画ですが、観た後は良質な映画を見終わったように深い溜め息が漏れ、心が満たされました。
ラブの相手への繊細な心の捉え方と関わり方は、まるで優秀なカウンセラーを見ているかのようでしたね。
ラブラドールレトリーバーは温和で落ち着いた性格が特徴で、しかも学習能力が高く、世界中で救助犬やセラピー犬としても活躍しています。
今回の動画は、ラブラドールレトリーバーの優れた能力に「ここまで!」と感服すると同時に、よりたくさんの人に観てもらいたいと思いました。
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