【カメラマンが伝授】「スマホ」でレトを美しく撮るためのコツ~写真の基礎のキ#4~
毎日持ち歩いている「スマホ」で綺麗な写真が撮れるようになったら、お散歩の楽しさも増しますよね。また、旅行や記念日のイベントなど愛するレトリーバーとの特別な日にもスマホカメラは活躍してくれます。大切な日々を今まで以上に美しく残しましょう。前回は写真を撮り始める前までの設定など若干地味な話でしたが、それだけですでに2割増し位の写真が撮れるようになっているはずです。今回は撮る時に意識したいことや知っておきたい操作をお伝えします。基本的なことであるにもかかわらず「知らなかった!」という方が多いので必ず役にたつと思いますよ。
※機能の有無や操作の仕方は機種によって異なります
※記事内の画像はiPhone8plusのものです
目次
主役のレトにピントが合っていないのはなぜだろう
ピント(焦点)は主役に合わせるもの。みなさんの場合は間違いなく愛レトが写真の主役ですね。
でもなぜかピントがレトに合わずに後ろの木に合ってしまっている…。
そんなことを経験している人も多いのではないでしょうか。
上手く撮れた!と思った写真も拡大して見てみたらピントが合っていなくてがっかり…。これも良くあることです。
なぜピントが合わないのでしょう?
それは「ピントを合わせていないから」です。
え?ピントって自分で合わせるの?
そう思ったピント合わせに悩む初心者の方、多いと思います。というより全員かもしれません。(笑)
スマホカメラは優れたオート機能によって「今のこの状態ならこんな感じでどう?」というような設定を自動的に行ってくれています。
この進歩が「ただタップするだけで綺麗な写真が撮れる」ということに繋がるのですが、残念ながらスマホは私たちのレト愛まではわかってくれていないんですよね…。
ですから写真の主役であるレトへのピントは自分で合わせなければなりません。
ではそのやり方はどのようなものでしょう。
設定や操作の仕方はiPhoneとandroidといったOSの違いだけでなく機種によって異なります。
これから説明する全ての機能において言えることなので、「自分と違う」「いじってみたけどわからない」などの問題が発生したらちょっと面倒でもメーカーのサイトなどで調べてみることをおすすめします。
主役にピントを合わるのはとっても簡単
ピント合わせの方法はあまりに簡単なのでガクッと来てしまうかもしれません。
それは「主役の上をタップする」ということだけなのですから。
この操作によって「この子が主役だから、ここにピントを合わせてね!」とスマホに教えてあげることができます。
機械というものは私たちがどうして欲しいのか(どうしたいのか)教えてあげることで、実力を発揮してくれるのです。
ですからどんどん色々なことを伝えていきましょう。スマホとのコミュニケーション大事です。
愛レトの上をタップしてピントを合わせたのちにシャッターを押せばOK。これでピント問題は解決ですね!
スマホによってはタップしただけでシャッターが押されてしまう場合があります。それは「タップして撮影」という機能がオンになっているから。
一度でピント合わせとシャッターを切れているので早いと思われがちですが、実際は「ピントを合わせる」と「シャッターを切る」の動作は別々に行われているので多少のタイムラグがあるのでその点を理解した上で昨日のオンオフを決めましょう。
ピントを合わせと同時にしたい明るさの調節
ピントの合わせ方が分かったら、ここで試していただきたいことがあります。
1. 黒いもの、もしくはとても暗い場所にピントを合わせる
2. 白いもの、もしくはとても明るい場所にピントを合わせる
画面はどう変化しましたか? 明らかに明るさが変わったのがわかったかと思います。
これはスマホカメラだけでなく全てのカメラには「黒いものは明るく・白いものは暗く」しようとする性質によるものです。
この機能が上手く働くと黒ラブちゃんが黒潰れしないのですが、むしろ色褪せたような色になってしまうことのほうが多いのです。
ではこの明るさを「私の好きなのはこの明るさだからね」とスマホに教えてあげましょう。
ピントを合わせるためにタップするとその黄色い枠の脇に太陽マークが出ます。
その太陽マークの脇(すぐ近くでなくても大丈夫です)を上下にスライドすると、あら不思議!画面の明るさが変わります。
どんな写真にしたいか、そのイメージに合わせて明るさを変更してみてください。
黒ラブやフラットのカッコよさを強調したい場合は暗めに、イエローラブや英ゴルなど白っぽい子を明るく撮りたい時は明るめにするなど、調整は簡単です。
更にステップアップ!ピントと明るさをロック(固定)する方法
ピントと明るさをスマホ任せにせず自分で決めるだけでもかなり「私が撮った写真」になってきました。
この段階ですでに随分写真が変わってきたことと思います。
ここで新たな問題が発生!
ピントと明るさを決めたはずなのに、撮ろうとしたときに戻ってしまっていることがあります。
これは撮るまでに時間がかかり過ぎたり、スマホを動かしてしまったりすると起きることです。
スマホはオートだと画面の中心にピントと明るさを設定します。なので、そこに戻ってしまったのですね。
このようなことを避けるためにあるのが、AE/AFロックという機能です。
これはピントと明るさを設定したままロック(固定)出来る機能で、とっても便利!
1. ピントを合わせる時に画面を長押しするとその場所でピントがロックされる
2. その状態で明るさを変更すると明るさもロックされる
解除したい場合は別のどこかをタップすればOKです。
これなら愛レトを基準にしたピントと明るさが勝手に動くことがありません。
「変わっちゃう!」と焦らずにゆっくり写真を撮ることができるのでぜひ使ってみてください。
あ、「うちの子、動いちゃうのよね」と言うのは別の話ですよ。(笑)
今回のおさらいと、またまた最後に大切なお話
スマホカメラの機能を知ると、思い通りにならないと思っていたことが以外にも簡単に解決することがわかっていただけたかと思います。
今回はピントと明るさに絞ってお伝えしましたが、このふたつを上手に使ってレトリーバーの生き生きした姿を写真に収めてください。
「主役にしっかりピントを合わせ、明るさをコントロールして表情豊かに」
・ピントはタップして合わせられる
・明るさは撮る前に変えられる
・ピントと明るさをロックすればゆとりを持って撮影できる
そして今回も最後に写真を撮る時に必ず意識して欲しいことを書きますね。
「写真を撮る時は脇をしめる」
どんなカメラで撮る場合もこの基本は変わりません。
スマホの場合は画面を見ながら撮るので腕が伸びがちなのですが、これだとスマホを持った手が安定せず、あまり明るくない場所ではシャッターを押す時に手ぶれを起こす可能性が高くなります。
せっかくピントを合わせてもそもそも持っている手がぶれていたら台無し。
しっかり「脇をしめて」愛レトの写真を撮ってくださいね。
執筆者:Roco
『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。
撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。
フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。
子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」
Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター
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