2019年9月20日856 ビュー View

『思い出の全てが詰まった街』ーマンボウやしろ 連載【番外編】

大のラブラドールレトリーバー好きとして知られる、マンボウやしろさんに、ラブラドールの魅力と思い出を存分につづっていただく連載。
今回は番外編をお届けします。学生時代、愛犬のラブラドール「ロン」と過ごした場所は千葉県の館山市。2019年9月に発生した台風15号の被害の大きかった地域でしたー。

ラブラドールレトリーバー,マンボウやしろ

1980年代、時代はまだまだ雑な時代で、僕が住んできた地域にも野良犬なんかがいたし、近所では放し飼いの犬もまだいた。

 

そんな時代に何故か千葉の片田舎の寿司屋で飼われることになったラブラドールレトリーバーのイエローのロン。

 

僕の父は高倉健が大好きで若い頃にはボクシングをしていた。

 

寿司の職人だった父をメロメロにしたロン。

 

ラブラドールの魅力ってなんだろう?

 

まずはやっぱり小さい頃の人形のような可愛さだろう。

 

その短い期間で完全に飼い主のハートを鷲掴みにしてしまう。

 

盲導犬になるくらい賢い犬種だからみせる人間臭さも魅力の1つだ。

 

表情も豊かだし、賢いからドジなのか本当は賢くなくてドジなだけなのかわからないが、どっか抜けたところも愛嬌抜群である。

 

個人的に体の大きさも魅力的で、あのサイズだとこっちも甘えて体を預けられるし、逆に甘えてきたときのボリューム感は至福すぎ!

 

父の車の音を誰よりも先に聞き分けて門で帰りを待ち、会えばずっと尻尾を振り続け、父に怒られた時だけシュンとするロン。

 

僕が怒っても全くシュンとした顔をしてくれないんだから参ってしまう(笑)。

 

僕をバカにしているし、誰が家長かわかっているから、やっぱり賢いんだな。

 

父もロンももうこの世にはいない。

 

たまに2人のことを思い出す。

 

2人は天国で楽しそうに走り回ってるっていつも勝手に想像してる。

 

だから、2人が先にいてくれるから僕は死ぬのが少しだけ怖くない。

 

ロンと父が出会った街。

 

近くの海岸線を散歩で走り続けた2人。父は自転車だけど(笑)。

 

父に寄りかかって幸せそうにしているロンが生きていた街。

 

大きな秋田県に負けてロンが落ち込んでいた街。

 

悪さして父に頭のてっぺんをペチペチされていたロン。

 

怒りながらも「お前は頭が本当に平らだな〜」と笑っていた父。

 

そんな思い出が全部詰まっている街。

 

その街は僕の生まれ育った街でもある。

 

と同時に父の故郷でありロンの人生のほとんどを過ごした街。

 

その街は、千葉県の館山市。

 

台風15号の被害の大きかった地域。千葉は広域で被害が出ている。

 

僕の家はもう館山にはないけれど、ロンや僕の家族が過ごした大事な大事な街。

 

思い出だけが溢れている街。

 

館山の街、千葉県の皆様、今回の台風で被害が出ている全ての地域の方々の生活が1日でも早く日常に戻ることを祈っています。

 

 

マンボウやしろ

ラブラドールレトリーバー,マンボウやしろ

元お笑い芸人。1997年よりお笑いコンビ「カリカ」として活動し、2011年に解散。その後ピン芸人を経て2016年に芸人を引退。現在はラジオパーソナリティ、演出家、脚本家、MCなど多方面で活躍中。

Twitter:https://twitter.com/manbouyashiro

メルマガ:マンボウやしろの『死ぬまで生きます』

 

 

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