2020年4月25日3,102 ビュー View

「2週間家から出られない」となった時。『レトリーバー用備蓄』と『毎日の過ごし方』を考えておこう

新型コロナウイルスが世界中で猛威を猛威を振るっています。地震や台風が多い日本。自然災害に備えて「3日間(72時間)をどう過ごすか」ということは頭の中にありましたが、まさか2週間かそれ以上の自宅待機を考えなければならない日が来るとは思ってもいませんでした。けれどもしそのような事態になったら「考えたことなかった」なんて言ってはいられません。レトリーバーが2週間家の中だけで過ごすためにはどんなものが必要で、どんな工夫をしたら良いか考えてみました。

絶対必要なのは『水』

Chendongshan/shutterstock

 

自然災害と異なるのは電気・水道・ガスなどのライフラインが止まるわけではないということ。

それは大きな救いです。

 

とはいえ絶対はないのが世の常ですから、命を繋ぐお水は気を緩めずに備えておきましょう。

 

日本中医師会の試算を参考にしてみると、レトリーバーに必要なお水の量は

「体重g×0.05~0.07=必要水分摂取量」とのこと。

 

30キロの子だと1.5リットル~2.1リットルとなります。

ざっくりと計算して、1日2リットルのペットボトルが1本。

 

2週間なら14本、2ケース以上が必要です。

 

ですが人間の分と合わせると現実的とは言えない量になるので、水道は使えるという前提でここは『最低3日間分』と考えるのも良いかもしれません。

 

あまり神経質になりすぎると、そこでくじけて先に進めなくなってしまうので注意が必要です。

 

食料はドライフード、手作り食、レトルトなど多彩に準備しておくと飽きない

Chendongshan/shutterstock

 

常温で長持ちするということを考えると備蓄に最適なのはドライフードでしょう。

 

自宅待機の場合は持ち歩くわけではないので大袋でも大丈夫。

もしもに備えてこれまでより多めに購入しておくと良いと思います。

 

普段は手作りオンリーという方もドライフードは災害時のことを考えて備蓄リストにいれておいてください。

 

手作り食に関してはあらかじめ作っておいて、小分けして冷凍しておくのが便利です。

常に2週間分がストックしてある状態なら気持ちに余裕ができますよね。

 

ただそうなると結構な量になるので、専用の冷凍庫が必要になるかもしれません。

それが難しい、という場合はやはりドライフードとの併用が良いと思います。

 

また、水分補給という意味もかねて、缶詰や瓶詰、レトルトフードも用意しておくと良いでしょう。

 

注意したいのは運動不足による体重増加。

 

量を少なくするのは食べることが大好きなレトには酷ですから、カロリー抑え目のものを用意しておくという考えもあります。

 

また、運動不足や外出できないストレスも出てくると思うので、いつもと違う食事で食べる楽しみをプラスしてあげるのもおすすめです。

 

運動不足解消のために何をする?

Intarapong/shutterstock

 

よほど広いお庭があるという場合を除き、家から出られないとなると運動不足になることは目に見えています。

 

その場合、どんな運動不足解消法があるでしょう。

 

 

頭脳を使ったゲーム

直接身体を使うわけではありませんが、頭を使うというのはとても疲れる作業です。この機会に「ノーズワーク」のような鼻を使う遊びを一緒にしてみてはいかがでしょうか。厳密なやり方でなくても構いません。隠したおもちゃやフードを探させる、それだけでもレトは喜々としてやってくれるはずです。

 

バランスボールなどを使ったトレーニング

丸い形のものだけでなく、ひょうたんのような形をしたもの、平べったいものなど種類は様々です。愛レトの体格や性格に合ったものを選んであげてください。やり方は動画サイトなどでも見ることができます。運動不足は人も同じなので貸し借りしながら楽しんでみましょう。

 

マッサージ

これは運動ではありませんが、運動不足による身体のこわばりや衰えをできるだけ少なくしてあげるために有効かと思われます。スキンシップにもなってお互い気持ちが穏やかになるという効果も。犬のツボやお灸の仕方について解説している本も色々でていますので、この機会にレトの身体について勉強してみるのも良いかもしれません。お灸は火を使わないで出来る電子灸がおすすめです。

 

トイレシートはたっぷりと、できれば良質なものを

New Africa/shutterstock

 

お散歩に行けないとなると排せつの全てが家の中ということになります。

 

レトの1日分の排せつ量というのはかなり…ですよね。

量ったことはありませんが。

 

トイレシートについては色々な考え方があり、特に質に関しては両極端かもしれません。

 

「毎回すぐ捨てるから安価なものでいい」「何回か使うし吸収力が違うから質の良いものを」

 

私は前者なのですが、備蓄の場合はちょっと高級なものを用意した方が良いと思っています。

 

やはり質の良いものは吸収力も高く匂いも気になりません。

正直安価なものだと吸収しきれなくて足についてしまうこともあるのでその都度拭き掃除です。

 

そして家でのトイレが多くなると使用後のトイレシートの匂いが気になってくる可能性も。

 

自宅にずっといて私たち飼い主もストレスが溜まりがちだと考えると、予想できるストレスは出来るだけ最初から排除しておく方が賢明ではないでしょうか。

 

外でしか排せつをしないという子は、この機会に少し頑張ってトイレトレーニングをしてみましょう。

 

今回は不要になってもそのトレーニングはいつかきっと役に立ちます。

ファイト!

 

『お薬類』も多めに準備しておこう

Phuttharak/shutterstock

 

病院に行くことも制限されるのかどうかはわかりませんが、緊急でない場合は行かなくても良いくらいの準備をしておくと安心ですね。

 

もしかしたら動物病院も休診になってしまうかもしれませんし。

本当に何がどうなるかわからない分、念には念を。

 

持病がある子はいつもより多めにもらっておく、かかりやすい疾患(下痢など)がある場合はサプリなども調べて、合いそうなものがあったら購入しておくのも良いかもしれません。(でもまずは獣医さんに相談を!)

 

他に色々なケースを考えて何が必要かを精査し、もしもの時の対応も考えておきましょう。

 

やっぱり「備えあえれば憂いなし」です!

Chendongshan/shutterstock

 

緊急事態はないに越したことがありません。

でも万が一、を考えて備えておくことは一番の防災です。

 

今回取り上げた「自宅待機」の場合、ライフラインは使用できるという前提で書いていますからその分自然災害より気持ちは楽かもしれません。

 

準備をする時間も十分用意されていますしね。

 

ただ、今回の『新型ウイルス感染症』は地震や台風のように「ある地域のみ」の災害ではなく、日本全体、いえ世界全体に被害を及ぼしているものです。

 

他者(他地域)からの援助は期待できません。

 

これ以上拡大せず収束することを強く願いつつ、それぞれが愛レトを守る準備をいたしましょう。

 

 

執筆者:Roco

『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。

撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。

フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」

 

 Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター

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