名前を使ってレトリーバーと愛を深める方法〜叱るとき、名前を呼んでいませんか?〜
みなさんは愛レトの名前を使い分けていますか? 「え? なんのこと?」と思った方が大半かと思いますが、実はシーンによって愛レトの名前を使い分けることで、愛レトにも飼い主さんの気持ちが伝わりやすくなるなど、メリットがあると言われています。
名前を使ったシーン別のコミュニケーションは存在する

K E Magoon/shutterstock
名前はとても特別なものです。飼い主さんが愛レトを呼ぶとき、当然のことながら愛レトとコミュニケーションを取るために名前を使うことでしょう。
人間でも、学校や会社や公共の場では「姓」に「さん」付け、友人からは「名」やニックネーム、家庭ではいくつかの呼び名でという具合に、呼び名が使い分けられているでしょう。
それぞれに、呼ばれるときの印象があるのではないでしょうか。
たとえば、姓+さんのときはちょっと引き締まった気持ちになると言った具合。
同じように、言葉をよく聞き分けられるレトリーバーたちにも、名前を使い分けるという手段を用いてのコミュニケーションは可能です。
名前を聞くと愛レトがうれしい気持ちになるようにするには、もっともよく使うふだん用の名前を呼んで叱らないようにするのが重要です。
万が一イタズラをしている愛レトを発見しても、決して名前を大声で叫ばないであげてください。
名前による呼び戻しがしにくくなるのはもちろん、愛レトが名前自体に嫌なイメージを抱いてしまうからです。
名前をつい口にして叱ってしまうなら

New Africa/shutterstock
名前を呼んで愛レトを注意しないようにしようと思っていても、とっさに名前を呼んでしまうのが実際のところかもしれません。
たとえばテーブルの上から焼き鳥を盗み食いしたのを見つけたとき。
育犬本で読んだりドッグトレーナーから教えてもらったとおり、「コラ」や「ダメ」など、家族で統一した、注意をするとき専用の言葉を発しようと思っていても、思わず「ジョンっー!」と愛レトの名前を叫んでいるという経験はありませんか?
そんなときにオススメの方法が、叱るとき専用の名前をつけておくこと。
これはアメリカ人の獣医師でドッグトレーナーのイアン・ダンバー博士が推奨している方法です。
パピー・トレーニングの第一人者で、おやつなどのごほうびを活用したポジティブなトレーニングを行っているダンバー博士が日本で開催したセミナーで、博士自身が愛犬にいくつもの呼び名をつけていると述べていました。
筆者の愛犬はミィミィという名前ですが、そのセミナーを聴講して以来、叱る際には「ミン」と呼んでいます。
カバンに顔を突っ込んで中身をあさっているのに気づいたら「ミンっ!」という具合に。
筆者宅では多頭飼育をしているので、「コラ」だけだと、ほかの犬も「ん?」と動きを止めてしまいます。
けれども「ミン」と名前を呼ぶことで、ほかの犬が「自分が注意されているんじゃないんだな」とわかって動揺しないというメリットも、この方法にはあります。
このように本来の名前と少し違う名前で注意をすれば、本来のミィミィという名前に対するネガティブなイメージはつきません。
ドッグスポーツをするレトリーバーには

Orientgold/shutterstock
筆者の愛犬はドッグスポーツをしてはいませんが、もしするとしたら、気分を高揚させるような呼び名を活用するのもよいでしょう。
ミィミィのアレンジ版で「ミーシュ」など、大声で呼びかけやすい響きを持った名前がぴったりくるのではないでしょうか。
ドッグスポーツにかかわらず、ふだんのトレーニングでも、モチベーションをアップさせられるような呼び名をぜひ考えて、愛レトのやる気度を引き出してあげましょう。
リラックスさせてあげられるような呼び名も持ちたい

ntm/shutterstock
ミィミィとのリラックスタイムに限り、「ミーちゃん」という呼び方を筆者は使ったりもしています。
ソファに一緒に座ってマッサージをしてあげているときや、ブラッシングや歯磨きの際に「ミーちゃん、気持ちいいね~」と語りかけています。
その名前を聞くと、自然と愛犬が落ち着いたりくつろいだ気分になれればよいですね。
実はこの呼び名は、動物病院で役立つことも。
緊張している愛レトに、「ミーちゃ~ん、大丈夫だよ~」などと飼い主さんがいつものリラックスタイムで発する柔和な声色で語りかけてなでてあげてください。
動物病院の看護師さんや獣医さんにも、同じようにその名前で語りかけてもらうように依頼するのもよいでしょう。
おわりに
人とかかわりあいを持たない動物には、名前はついていません。
飼い主さんと愛レトとを結びつける、とても特別な名前。
その名前を使い分けるという発想は今までなかったかもしれません。
でも、特別だからこそ大切に扱って、名前を呼びながらのコミュニケーションにぜひ役立ててみてください。
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