2019年10月6日6,844 ビュー View

愛される「レト飼い」になろう!【行動編】〜犬と関わりがない人も多いのだから〜

レトリーバーと生活している方々の意識は高く、犬と暮らしていく上でのマナーやモラルを守っていると感じています。でも私たちにとっての「当たり前」や「これくらい」は犬を飼っていない人たちから見ても納得できるものなのでしょうか?そこで犬と暮らしていない友人たちにアンケートを実施し、「散歩中の犬飼いさんに言いたいこと」を正直に書いてもらいました。排泄編に続いて今回は行動編です。

飼い主不在の恐怖

レトリーバーの行動

Enna8982/shutterstock

お店の前に犬を係留してお買い物。

 

そのような姿をよく見かける、困る、という回答が多くありました。

 

・スーパーやお店の出入口のポールなどにつないでいるのは困る

・お店の前などに繋いでいる犬が吠えていると、出入りしづらいし苦手な人は恐いと思う

・飼い主の買い物中、スーパーの入り口につないで待たせているのを良く見る

 

外に出たら自分の犬から手と目を離さないというのは当たり前のことです。

 

「じっと待てるし、おとなしいし、吠えないし、少しの間なら大丈夫」

 

そんな気持ちで待たせてしまうことがあるのだと思いますが、それは飼い主のエゴ。

 

犬にとって繋がれて待たされるのがストレスなのはもちろんですが、飼い主がいない犬の傍を通ることに強い恐怖を感じる人もいるのです。

レトリーバーは優しい性質の犬種とわかっていても、怖いものは怖い。

 

そういった人の気持ちをもっと理解したいものです。

 

また、導線を邪魔されるのは迷惑以外の何物でもありません。

 

お散歩と買い物は別々の時間に

レトリーバーの行動

Sineenart Lerkmongkol/shutterstock

この件についての解決策は単純明快。

 

犬を見ていられる人と一緒ではない場合はお散歩と買い物を別々にする、というだけの話です。

 

でもお散歩がてらにお買い物、というのを実現できる場合もあります。

 

それは商店街などの路面店で通路にいながらにしてお買い物ができる場合。

 

他にもお店の方が出て来てくれる、なんて幸せなパターンもあります。

 

私もそのような場所では犬たちを連れたままお買い物をすることがありますが、人が少ない時間帯を選びます。

 

人が多ければ諦めることもあります。

 

マイナスイメージを植え付けないためにも周囲に気を配ることが大切だと感じています。

 

立ち話はほどほどに

レトリーバーの行動

Osadchaya Olga/shutterstock

 

お散歩中に犬友さんと出会ったり、はじめましてのご挨拶をしたり。

 

それもお散歩の楽しみのひとつだと思いますが、意外と周囲の目が光っています。

 

・犬連れの立ち話、楽しそうなのはいいけど話に夢中で歩行者に配慮がない

・狭い歩道で進路を塞がれて、車道を歩くことになることが多い

・通勤、通学の時間帯の立ち話は避けて欲しい

・犬の散歩重視なのか、自分達の井戸端会議なのかわからない

 

この件に関しては結構辛辣な意見もありました。

 

やはり「実害」があるということなのだと思います。

 

おしゃべりに夢中になっていて、自分の犬をしっかり見られないという可能性もありますよね。

 

もしかしたら排泄してしまっているかもしれませんし、歩行者に寄っていってしまっているかもしれません。

 

やはり目を離さないことが重要なのです。

 

私も久しぶりのお友達と会うとつい長話をしてしまうことがあるのですが、道の脇や邪魔にならないところに移動するだけでなく、出来れば早めに切り上げてお散歩する時間をたくさん取るようにしようと思います。

 

脚側行進(歩行)ができればみんなハッピー

レトリーバーの行動

Africa Studio/shutterstock

 

犬が苦手な人にとって「自分の近くに犬が来るかもしれない」と思うこと、それだけでもストレスです。

 

・リードを繋がずに散歩させている

・リードを長く伸ばし、犬の好き勝手に歩かせている

・犬が先を歩いているのは気になる

・吠えたり噛んだりしないだろうと思っていても怖い

・散歩中に人とすれ違う時には、犬の大きさに関係なく飼い主の近くに引き寄せて欲しい

 

ノーリードは論外。

 

自分の脇に犬をつかせていないというのもお散歩のマナーから外れていると思います。

 

犬に対して恐怖を感じる理由のひとつに「どういう動きをするのかわからない」というものがあります。

 

でも「飼い主がしっかりコントロールしている」「飼い主の傍にいる」となれば、かなりその恐怖は和らぐはずです。

 

飼い主の脇にしっかりついて歩く脚側行進(歩行)が出来ていれば犬の安全を守り、周囲の人にも安心してもらえますので、ぜひ身に着けましょう。

 

レトリーバーが優雅に飼い主の傍を歩く姿は本当に美しいのですから。

 

不思議に映る犬飼いの行動

レトリーバーの行動

shrimpS/shutterstock

 ・仲間意識が強いのか、集団でいるのが不思議

・どうして飼い主のことをお父さん、お母さんと、いうのかわからない

・自分の子ども(犬)なら何でもOKになってしまいがちだし、さらに年取って来ると自分に甘くなりがち

 

「集団でいる」「呼び方」に関しては不思議に思って当然かもしれませんね。

 

犬を飼っている人が全員そうということではないですが(実際私は該当しませんし)、一般の人から見るとやはり不思議(不自然)に映るのだと思います。

 

でもこれは人それぞれの好みで迷惑行為というのとは違いますから気にしなくて良いと思います(集団で道をふさいだりうるさくしたりするのは別)。

 

ただ、年を取ると自分に甘くなる…というのはグサッと来ました(笑)。気を付けようっと。

 

犬と関わりがない人の方が多いのだから理解してもらうには努力が必要

レトリーバーの行動

6TanatePhueakkwannak/shutterstock

今回は「犬が好きだけれど飼っていない、犬は好きでも嫌いでもない、犬が苦手」それぞれ違う考えの友人たちにアンケートをお願いしました。

 

私に遠慮なく本音を言えるメンバーです。

 

そして私もその意見や疑問に対して包み隠さず答えたのですが(ここではその回答は公開していません)、そうするとお互い理解が深まるということが良くわかりました。

 

「犬の特性を、飼っていない人も理解する意識って必要なんだね」。

 

そう言ってもらえたことはとてもうれしいことでした。

 

こうして少しずつ犬のことを理解してもらえるようにしたいです。

 

また、「大型犬を飼っている人のほうが気を使ってくれるかも」。

 

そんな意見もありました。これもうれしかったです。

 

周囲に犬と暮らしている人が多いとつい勘違いしてしまいそうになりますが、この社会では犬と関わりがない人の方が多いのです。

 

それを忘れないでいたら行動はおのずと変わってくるはず。

 

「愛されるレト飼い」になって「レトを愛する人」を増やしましょう!

 

 

執筆者:Roco

『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。

撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。

フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」

 

Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター

 

 

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