2020年1月20日3,414 ビュー View

元タカラジェンヌの、心の支えと新境地開拓のきっかけは『実家の黒ラブ』―汐美真帆「ゴルの魅力VSラブの引力」

元タカラジェンヌの汐美真帆さんは、実家に暮らす現在14歳のラブラドールのオリーブちゃんのことを考えない日はないと語ります。今回は、汐美さんが“ワンちゃん用米粉蒸しパン”を考案するきっかけにもなった、黒ラブのオリーブちゃんとのエピソードをうかがいます!

売れ残りのラブラドールとの出会い

元宝塚歌劇団の男役として活躍した、汐美真帆さんの兵庫県宝塚市の実家には、黒ラブのオリーブちゃんがいます。

 

「14年前、生後半年を過ぎて売れ残っていたラブラドールレトリーバーを見て、『あの子、飼ってくれる人が見つからなかったらどうなるのかな?』と、母と一緒に気になってしまい、我が家に迎え入れることにしたんです」と、汐美さんは当時を振り返ります。

 

もうすでに、子犬ではなく成犬のサイズに近づいていたオリーブちゃん。

 

「散歩デビューといっても、力がありましたからね。元気すぎるオリーブに引っ張られた母親は、転んでケガをしたこともありました」とも、苦笑します。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

オリーブちゃんとの散歩が、汐美さんの楽しみのひとつ

 

生後半年まで外の世界をあまり知らずにいたオリーブちゃんでしたが、とてもおおらかな性格で、すぐに新しい環境にも家族にも慣れて行ったそうです。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

汐美さんのブログにはよく“オリーブたん”が登場します

 

心疲れたときは寄り添ってくれる

オリーブちゃんは時々、汐美さんにある行動を見せると言います。

 

「仕事などで心が疲れているのを、察してくれるんですよ。私はいつもと変わらず元気な様子でいようと心がけているのに、オリーブには心の内側が見えているかのよう。そして、そばにぴたっとくっついてくれるんです。私を助けたいとか、癒してあげたいと思っているのもしれません。そんなオリーブが寄り添い続けてくれるうちに、『オリーブがいれば、いいや! ありがとう』っていう気持ちになってくるんです。オリーブに、どれだけ心救われたことか……」

ラブラドールレトリーバー,宝塚

レト友と水遊びを楽しむ

 

そんなオリーブちゃんと、汐美さんは実家に滞在するたびに欠かさずロング散歩を楽しんだと語ります。

 

2時間近くになる散歩では、途中でレト仲間と会って、水遊びに興じることもあったとか。

 

「レトリーバーのくせに、オリーブは流れのある川は怖くて入れないんです(笑)。噴水ならば喜んで飛び込むんですけどね」と、汐美さんは笑います。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

噴水での行水が大好き

 

同居のインコとの追いかけっこが日課

小さい頃から動物が大好きだったという汐美さんの実家には、猫とインコもいます。

 

「インコの太郎に追いかけられ、オリーブは吠えながら逃げる光景が、日常のヒトコマです。オリーブも、太郎との触れ合いを楽しんでいるように見えますね」

ラブラドールレトリーバー,宝塚

オリーブちゃんと太郎くん

 

その“追いかけっこ”が繰り広げられている間、愛猫のミーくんはオリーブちゃんの寝床でスヤスヤ寝ていることもしばしばだとか。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

オリーブちゃんとミーくんと太郎くんの日常

 

犬のために何かしたい!

2018年に、汐美さんはグルテンフリー米粉パン“穂乃ぱん”(東京都西東京市)の経営者と結婚しました。

 

宝塚歌劇団を退団後も舞台俳優などの仕事を続けてきた汐美さんでしたが、大好きな犬たちのために何かをしたいと思っていたため、さっそく夫に犬用のパンを作るアイデアを伝えたそうです。

 

「穂乃ぱんのお客さんから聞いたエピソードが、忘れられなかったんです。『もう老犬で食欲も落ちてきたけど、穂乃ぱんの蒸しパンだけはガツガツ食べてくれたのよ』という。私や母も、オリーブの食欲が落ちると、すごく心配になるんです。だから、犬が喜んで食べてくれる、米粉蒸しパンを作りたいなって」

 

こうして誕生したのが、“ワンちゃん用グルテンフリー米粉蒸しパン”です。米粉、豆腐、リンゴジュース、きなこ、ベーキングパウダーでできています。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

イベント会場(2019年の青山パン祭り)でワンちゃん蒸しパンを販売する汐美さん

 

汐美さんは、蒸しパンをおいしそうに食べる犬たちの姿を見て、いつも心励してくれている実家のオリーブちゃんへの恩返しができたようにも感じたと語ります。

 

“黒ラブ友”とラブラドールの魅力を語る

汐美さんは、趣味の乗馬で“黒ラブ友”もできました。

 

現在は2頭のトイプードルと暮らす赤星さんとは、黒ラブ談義に花が咲くこともあると言います。

 

「ダルメシアンと黒ラブの多頭飼育をしていたのですが、とにかくラブはトレーニングが大好き。私と一緒になにかをするのを、生き甲斐にしていましたね」と語る赤星さんは、黒ラブのエレナちゃんとアジリティーやフリスビーなどの競技会にも参加したそうです。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

穂乃ぱん店内(※現在はネット販売とイベント出店のみ)で、愛犬談義中の汐美さんと赤星さん

 

ふたりが口を揃えて言うのは、ラブラドールは表情が豊かで笑顔がやさしく、失敗しても決してめげることなく前向きで明るいのが魅力だということ。

 

「赤星さんのエレナちゃんとは恐らく、オリーブは真逆ですよ。ボール遊びは大好きなんですが、ボールを投げてもキャッチが驚くほどに下手で…(笑)。まぁ、そんなどんくさいところもオリーブの個性であり愛らしさなんですけどね」と、汐美さんは微笑みます。

 

いつも一緒には暮らしていなくても、オリーブちゃんはこれからも、汐美さんの心を支えてくれる大きな存在であり続けることでしょう。

ラブラドールレトリーバー,宝塚

やさしい笑顔がオリーブちゃんの最大の魅力

 

 

執筆者:臼井京音

ドッグライター・写真家として約20年間、世界の犬事情を取材。30歳を過ぎてオーストラリアで犬の問題行動カウンセリングを学んだのち、家庭犬のしつけインストラクターや犬の幼稚園UrbanPaws(2017年閉園)の園長としても活動。犬専門誌をはじめ新聞連載や週刊誌などでの執筆多数。

 

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