雨の日のお散歩、みんなはどうしてる?〜かつて私が、雨でも嵐でも散歩に行かなれければならなかったワケ〜
適度な運動、気分転換、様々な匂いを嗅ぐことによる情報キャッチ、そして「一緒に歩く」ことで生まれる飼い主とのコミュニケーション。お散歩には様々な効果があり、レトの健康な心身を保つための大切な習慣です。ですからできるなら毎日たっぷりと行ってあげたいものですが、なかなかそうはいかないこともあります。例えば雨の日。みなさんは雨が降っている時のお散歩ってどうしていますか?「行く?」「行かない?」「どの程度の雨で判断する?」など、雨の日の散歩について考えてみました。
目次
かつて私が雨でも風でも嵐でも散歩に行かなれければならなかったワケ
雨の日でもお散歩に行きたいか? と聞かれたら私の答えは「NO」です。
それほど動き回っているのが得意なタイプではないですし、残念ながら「どんなことをしてでも朝晩の散歩はかかさない!」というような真面目さも持ち合わせていません。
そんな私がかつては「雨でも風でも嵐でも」Rubyを連れて外に散歩に出ていたのは彼女が外でしか排泄をしなかったから。
トイレトレーニングをしなかったわけではなく、2歳くらいまでは室内ですることが出来ていました。
ただ、2歳過ぎた頃になぜか室内トイレを拒むようになってしまったのです。
本来ならばそこで何とかしなければならなかったのですが、「外でさせれば良いのだし、嫌なら仕方ないか」で済ませてしまったことは後に心配の種になりました。
そして実際はどんな悪天候でも排泄のために外に出なければならないというのは大変なことでした。
しかもなかなか排泄してくれないと雨風の中ひたすらとぼとぼ歩いて回るだけになり、それはもはや散歩ではなく修行のように思えたものです。
トイレ散歩という言葉を耳にすることがありますが、この場合まさにそれでした。
どの程度の雨なら外に出る?判断の基準は何?
最初に書いたようなそもそもの「散歩の目的・効果」は排泄とは無関係なので、天気と散歩を結びつけてはいけないのかもしれません。
けれど、外でしか排泄しないという問題がない限り必ずしも雨の日に散歩に出なければならないわけではないと思うのです。
時折愛犬家の間で「どのくらいの雨なら散歩に行くか」という話になることがあり、色々な家の話を聞いてみると「小雨ならOK、音を立てる位の雨はNG」「雨の中でも全く気にしない!」など、それぞれです。
面白いのはそれが人間の気持ちではなく「犬の判断基準」に合わせていること。
「うちは小雨でも出たがらないから」とか「この子は大雨でも関係ないみたい」というように雨の日に散歩をどうするかのイニシアチブを握っているのは犬たちのようです。
しつけ・トレーニングの観点から見た場合「犬の都合」に合わせることに何か問題があるのか、正直私にはわかりません。
もしかすると飼い主の都合に全部合わせるべきなのかもしれません。
ですが、大抵はその犬の判断基準は飼い主の判断基準と合致しているように見えるのです。
「どんな雨でも行くのよ。ほんと、大変!」と言いつつもそれが嫌でたまらないというほどではなく、許容範囲なのだなと。
レトリーバーは人の気持ちを感じる能力が高いので、そのあたりもきちんと理解して「行く・行かない」を決めているように思います。
人も犬もレイングッズを利用して、楽しく安全な散歩をしよう
濡れるのが嫌いでなくても、小雨だったとしても10分でも外を歩けばレトの背中はびっしょりです。
気候によっては濡れて歩くことで身体を冷やすことにもなるでしょう。
また、跳ね返りの水は決してきれいとは言えませんから少しでも濡らさない(汚さない)よう工夫をすることは大切だと思います。
そのために役に立つのがレインコート。
服を着るのが好きでない子の場合はベストやマントのような形のものから始めるのが良いでしょう。
カバーできる範囲は少ないですが、背中だけでも濡らさないようにしてあげれば冷えから守ることが出来ます。
そして服を着て歩くことが出来るのであれば、足首までカバーできフードもあるようなロンパースやオーバーオールのような形のものがおすすめ。
更にもう一歩進むと靴を履かせる、という選択肢も出てきます。
また、飼い主である私たちもレインハットとレインコートを着用するようにして傘は持たない方が安全です。
片手に傘、片手にリードというのは、荷物を持つという同じ「片手がふさがる」という場合に比べてもかなり動きに制限が出て、瞬間の出来事に反応しづらくなります。
ただでさえ視界が悪くなる雨の日、安全・軽快に散歩を楽しむためにも私たちも工夫をしたいものです。
ついでに素敵な長靴も新調したりして、レトだけでなく私たちも雨の日のお洒落を楽しんでしまいましょう!
排泄のために散歩に行かなければならない場合は再トレーニングも視野に入れよう
かつてRubyと私がそうであったように、室内での排泄が出来ないがために悪天候でも外に出るという方は少なくないかもしれません。
結果から言うとRubyは12歳でまた室内での排泄が出来るようになりました。
10年間の空白を経て…です。
シニアになってからはやはり室内トイレの大切さを考えるようになり、チャレンジを続けていました。
しかしどうしても嫌がるRubyと我慢比べのようになり、「膀胱炎になったらどうしよう」という恐怖から私が根負けしてしまう、という繰り返しでした。
再び室内での排泄が出来るようになった時の私の喜びは相当なものでした。
雨の日だけでなく暑い夏の日にシニア犬を外に出さなくて良いという安堵。
そしてそれはRubyがハイシニアになってから本当に大切なことになりました。
犬の可能性は無限です。
諦めなければいつかきっと結果が出ると信じて再トレーニングをしてみてください。
雨を楽しむ余裕を持つことが一番大切なのかもしれない
雨の日の散歩どうしてる?は飼い主の間で良く話題になり、私も迷っていた時期がありました。
ですが今は行動自体をどうするかということより気持ちをどう持つかということのほうが重要だと思っています。
お気に入りのレイングッズを身に着ける、雨を避けることの出来る屋根がある場所を見つける、散歩の代わりに室内で出来ることはないかと考える、工夫をする。
「雨だからいつも以上にベタベタ出来る!」なんていうのも良いですね。
「今日雨だけど散歩どうする?」
行くのか行かないのか、愛レトと相談してみてください。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
【取材】トリマーさんを愛レトの健康サポーターに!お手入れの基本も教えます
Roco
『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。
撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。
フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。
現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。
子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」
Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター
https://www.facebook.com/ROCOLoveLetters/
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