シニアになってもアクティブに遊ばせたい。だってレトだもの!
レトリーバーは自然の中で遊ぶのが大好き。そんな時に彼らが見せてくれる、弾けるような笑顔は私たちを心から幸せにしてくれます。だからこそ時間やお金や体力を投げ打って遊びに連れて行ってあげようと思うわけなのですが、疲れ知らずだった愛レトもいつしかシニアに。遊ばせたいけど無理させたくない、そんなジレンマを抱えた時、みなさんはどうしていますか?
目次
「去年と違う」を意識した時どうするか
ご存知の通り犬の成長は人間より早く、更にレトリーバーのような大型犬ともなれば「シニア」と呼ばれるようになるのもあっという間。
ただ、じゃあ一体何歳からシニアなの? というのは、犬の寿命が延びていることや考え方(年齢の数え方など)で変わるのでここでは定義付けはしないことにさせてください。
年齢という数字はもちろん無視できないものではありますが、レトもそれぞれ。
そして愛レトのことを一番わかっているのはオーナーさんなのですから、「いつから」という程度の軽い判断はオーナーさんがして良いと私は思っています。
さて、シニア期に入ったレトとの日々の暮らしには小さな変化がつきものです。
それは家の中でも気付くことがありますが、身体の変化がわかりやすいのは外で遊んでいる時ではないでしょうか。
走りにキレがなくなったとか、すぐに休むようになったとか、車に乗る時に足をひっかけるようになった、とか。
そういうところが見えてくると「若いと思っていたけれどやっぱりシニアなのかな」とつい寂しい気持ちになるわけですが、小さな変化に気付くことはとっても大切。
去年と違う、数ヶ月前と違う、という細かい変化はオーナーにしかわからないことですから。
そして次に大切なのはその現状を「客観的に見てどうか」ということだと思います。
それは病気なの? それともただの老化?
シニアになって若い頃とは違う何かが見てきても、最初のうちは本当に些細なことなので「シニアになったんだね」と思うくらいで、病気を疑うことはあまりないかもしれません。
私もRubyの走りのキレが悪くなり、足が少しもつれるようになり、遊ぶ時間が短くなり、ということが起きてきても単なる老化現象だと思って大きな心配はしませんでした。
病気ではないだろうという判断基準は急激な変化ではないということと、痛そうではないということが主になっていました。
人間だってシニアになれば若い頃のように走ることは出来なくなるし、スポーツをする時間だって短くなります。
なので犬にも当たり前のことかなぁと。
このようにその身体の衰えが老化によるものなのか、病気によるものなのかはある程度自己判断でいけるようにも思いますが、少しでも心配な場合は病院で診てもらうことが一番です。
また、身近な犬友さんなどに見てもらうのも良いと思います。
どうしても自分の犬を見るときは親の欲目と言いますか、「まだ若い」バイヤスがかかってしまうことがありますから。
どうしたって遊びたい気持ちが勝つレト、遊ばせたいオーナー
愛レトに対しては、いつまでも元気で若々しくいて欲しいもの。
その気持ちは誰にでもあるし、当たり前のことです。
でもそれが現実から目を背けることになっていたら要注意。
レトリーバーは遊び好きです。
特にいつもと違う場所、ましてや自然の中で川遊びや雪遊びなんてことになったらテンションが上がってセーブして遊ぶなんてことは難しいです。
そのウキウキがこちらも嬉しいのですけれどね…。
そこは心を鬼にして、というか冷静になって見極めないと。
身体は問題なく大丈なのか、それとも気持ちが先行して疲れや痛みを感じないだけなのか。
ここ、本当に難しいです。
去年まではこれくらい平気だったから今年も問題ないはず、という希望的観測。
こんなに楽しそうにしているんだからやらせてあげたい、という親心。悩ましいですよね。
でも犬は往々にして「遊びたい」が勝ちます。
だから無理します。
そういうことを頭の中に入れておくことはやっぱり大切だと思うのです。
私もそうですが、愛犬にはいつまでも若々しくいて欲しいから、その気持ちが「この子はまだ出来る」になってしまいがち。
なので、冷静な判断を心がけましょう!(自分にも言っています)
大事大事にしすぎたらQOLは下がる
シニアになったら無理はさせずにほどほどに。
それは頭の中に入れておきたいことですが、だからと言ってセーブさせすぎもどうなのかしら? と思います。
危ないから、心配だから、もう無理はできないのだから、あれもダメこれもダメ。
果たしてそれはレトにとって良いことと言えるでしょうか。
レトリーバーはアクティブに遊ぶのが大好きで好奇心も旺盛です。
だからこそ何歳になっても若々しく生き生きしています。
そんな子達からいきなりそれを取り上げるのは本末転倒ですよね。
それより遊びの前後にマッサージをするなど身体のメンテナンスに力を入れる、あと少しの前にやめる勇気を持つというさじ加減を覚える方が絶対幸せ。
楽しく遊ぶことで免疫力がアップ、筋肉も保てる、そして今まで通りの幸せが続くというのが理想だと思います。
その子らしさを大切にしてハッピーなシニアライフを
手に負えないほど元気だった愛レトがすっかり落ち着き、そしていつしかシニア期に。
日々の暮らしの中で老化というものを感じた時に私たちが出来ること、それはきっと「変わらないことと変わること」の両方なのだと思います。
愛レトの若さとQOLを保つためにも、年齢という数字に縛られず、過信せず、恐れ過ぎず、アクティブに遊べたら幸せですね。
目指せ、アクティブシニア!
Roco
『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。
撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。
フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。
子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」
Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター
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