2022年9月15日1,668 ビュー View

お友達のお家で愛レトがうっかり粗相!その時あなたは?

仲良しのお友達ができると、ご自宅や別荘に遊びに行く機会も出てきます。でも新しい場所ではいつもと違う事件も起きてしまうことも。今回は「粗相」の問題について考えました。した側もされた側もどうするのがベストなのでしょう。

自宅や別荘へ招かれるのって嬉しい! 楽しい!

レトリーバー,しつけ,マナー

Gorodenkoff/shutterstock

 

兄弟姉妹の集まり、いつものランの仲間、SNSで知り合ったお友達。

 

話をするうちに意気投合して一緒にお出かけしたり旅行に行ったりすることは珍しいことではないと思います。

 

気心知れた人と犬との集まりは楽しいだけでなく安心なので、リラックスできるのも良いところです。

 

自宅や別荘に招かれるということも出てくるでしょう。

 

これは旅行以上にプライベート感と親密感があって特別な時間!

 

それにレトリーバーのような大型犬だと入れる施設も限られるので、大きさも頭数も制限がないプライベート空間で遊べるのは本当に楽しいものです。

 

リビングでオーナー同士が会話を弾ませている間、犬たちはワンプロをしたり、くつろいだり、気ままに過ごす。

 

その空間はまさにレトリーバー天国! と言っても過言ではありません。

 

けれどその楽しい時間に水を差してしまう事件が起きてしまうことも

 

まさか! うちの子が? は普通にある

レトリーバー,しつけ,マナー

New Africa/shutterstock

 

その事件とは『粗相』。

 

実際に経験したことがあるかどうかは別として、聞いたことがない人はいないのではないかと私は思っているのですが、皆様いかがでしょうか?

 

排泄については『自宅で、お散歩中で、外出先で、どうする?』と、とにかく常に意識する必要がある問題です。

 

特にレトリーバーのような大型犬の場合、排泄物の量もかなりですから気にしない人はいないと思います。

 

もちろん大きくても小さくてもルールは同じなのですが、被害の大きさはどうしても違ってしまうのですよね。

 

レト飼いさんは特に意識を高く持って気をつけているという印象を私は持っています。

 

それでも事件は起きてしまいます。

いつもトイレは完璧な子でも。

 

だから「まさか!」「どうして?」と思うのです。

だって「うちの子は失敗なんてしたことない」のだもの。

 

でもそんなレトだって失敗はあります。残念ながら。

 

考えてみたら初めての場所、初めてのトイレ、そして楽しくてテンションアップ中、遊ぶのに夢中、そんな状況だったらそんな間違いが起きるのも仕方ないのかも知れません。

 

レトに罪はありません。

レトリーバー,しつけ,マナー

New Africa/shutterstock

 

実はうちのRepettoも先日まさかの失敗をしてしまいました。

 

Repettoは『トイレの神様』と冗談交じりで言っているほど、初めてのところでも一度トイレの場所を教えればそこで出来る子です。

 

なのに、何をどう間違えたのか? お友達の別荘のトイレ以外の場所で大きな方をコロンと。(涙)

 

これには本当にびっくりしました。

正に『うちの子に限って』です。

 

トイレが汚れたままだったのに気づかなかったからかな? などと理由を考えましたが、もしそうだったとしても後の祭り。

 

してしまったという事実は消えません。

 

粗相をしてしまったらどう対処したら良いのか

レトリーバー,しつけ,マナー

Prystai/shutterstock

 

今回のRepettoの場合はうんちでしたが、一般的に多い失敗はやはりおしっこだと思います。

 

そしてその方が格段に後の処理が大変。

(決してうんちなら良いと言っているわけではないです。どっちもダメ)

 

液体なので流れるし広がるし、沁みてしまうし、カーペットの上なんかだったらこれはもう大惨事です。

 

でもそういう上でしがちなんですよね、これまた残念なことに。

 

カーペットやラグマットの感触がトイレシートと似ているとは思えませんが、何かもよおすポイントがあるのかも知れません。

 

だからこそ注意しているはずなのですが、しゃがんでからするまで一瞬のことですから止めるのはかなり難しいです。

 

小型犬のように抱き上げてしまうこともできませんしね。

レトリーバー,しつけ,マナー

eva_blanco/shutterstock

 

とにかく愛レトがお友達のお家でまさかの粗相をしてしまったら、その後どうすべきなのでしょう。

 

謝る、は当たり前。

掃除する、も当たり前。

 

でもその次は?

 

洗うことができるものなら、申し訳ないですが先方にそうしていただくことになるでしょう。

 

でももし洗えないものや高価なもの、男の子だった場合は足を上げて家具を汚してしまう事があるかも知れません。

 

そんな時はどうしたら良いのでしょう。

 

考えられる方法の一つは『クリーニング代をお支払いするもしくは弁償する』ということだと思います。

 

ですが、金銭、特に賠償みたいな性質のものは友人関係だからこそ難しい部分があります。

 

『大丈夫、気にしないで』と言われたらしつこく言うのも失礼なのかなって悩みますよね。

 

そこは相手の方の性格などを良く考えて、本当にお言葉に甘えるのが良いのか、別の何かをお送りするなどしてお詫びの形にするのか等を決めたら良いと思います。

 

友達だから言える? 言えない? 招いた側の葛藤

レトリーバー,しつけ,マナー

My July/shutterstock

 

さて、今度は粗相をしてしまった側ではなく、されてしまった側の立場で考えてみます。

 

家に招くということは多少のリスクは承知の上。

 

でもその容認できるリスクは毛が抜けるとかおもちゃを破壊されるとか家がちょっと汚れるとかそのくらいまでではないでしょうか。

 

粗相に関しては出来れば避けたい、いえ、本当は絶対避けたいもののはずです。

 

これは自分が招く側になったことを想像したら容易にわかることですよね。

 

もし自分の家のリビングに他の家の子が粗相してしまったらと。

 

全く困らないなんて人はいないと思うのです。

レトリーバー,しつけ,マナー

Prystai/shutterstock

 

でも実際にそうなった場合、してしまったことを咎めても仕方ないしその場の雰囲気を壊したくない気持ちもあるので、気を遣って『大丈夫』と言うわけです。

 

その後始末は場所によっては本当に大変だと思うのですが、友人知人の話や自分の経験も含めてみても、粗相されてしまってもクリーニング代や弁償をしていただいたことがあると言う話はほぼ聞きませんでした。

 

やはりお友達だからこそ言いづらいのだそうです。

 

相手から言ってもらえれば良いけれどそれでも請求しづらいし、ましてやこちらから請求するのは、と。

 

ただ、洗っても匂いが残っていてまた別の子にされてしまうという悪循環に陥ることもあり、これは大問題です。

 

また、お客さまが帰ってから気づくこともあるそうです。

 

目を離している間の出来事だとその時は分からなくて、掃除している時にマットが濡れていることがわかったりするのだとか。

 

そうなると余計言えないですよね。

 

実は我が家でも経験がありますが、やはり言えませんでした。

 

この辺りの葛藤をどこまで理解し気遣えるかが、招かれた側のモラルレベルなのかなと思います。

 

何でもそうなのですが、自分ごとと考えられるかどうかが大切です。

 

決して『お互い様』や『大丈夫』に甘えてはいけません。

 

私もお友達のお家や別荘にお伺いすることがあるので、気を引き締めたいと思っています。

 

「絶対」はないのでとことん注意する。マナーベルトなども適宜使えば安心

レトリーバー,しつけ,マナー

Prostock-studio/shutterstock

 

招く側、招かれる側、どちらも最後まで楽しく過ごしたいという思いは同じ。

 

変なモヤモヤが残らず「次回また!」となるように、お互いが出来る努力を最大限すれば、万が一のこと起こっても気持ちはずいぶん違うと思います。

 

・カーペット類は片付けられるサイズのものなら片付けてもらう

・トイレは頻繁に外に出すなどしてお腹にたまらないようにする

・マーキングの可能性が少しでもある場合はマナーベルトやマナーパンツをしてもらう

 

そして、もし大切なインテリアに粗相という事故が起きてしまったら、その場で話し合いましょう。

 

お金のことを言い出すのはちょっと、とお互い遠慮してしまう可能性がありますが、そこを思い切って越えれば後がスッキリすると思います。

 

関係の深さや性格、考え方は様々なので私の考えていることが必ずしも正解とは言えません。

 

どうしたら良いのか、相手はどうして欲しいと考えているのかを理解できるのは友人同士である皆さん自身です。

 

良い友人関係をずっと続けるために、粗相の問題を今一度真剣に考える機会になればと思っています。

 

 

Roco

『ヒトとイヌ』を永遠のテーマにしているフォトグラファー&ライター。

撮影・執筆の他、写真のレッスンも行う。

フォトグラファーになるきっかけを作ってくれた英国ゴールデンのRubyは15歳2か月で虹の橋へ。 現在の愛犬はトイプードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

子供の頃からの夢は「ドリトル先生になること」

 

 Facebook:Roco ~LoveLetters~ 写真と言う名のラブレター

 

 

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